
前二輪、後一輪のスリーホイーラー、ヤマハのトリシティシリーズ。
現在のトリシティは125/155/300がラインナップされているが今回試乗した155には、兄弟モデルの125にも300にもない三輪の大きなメリットを感じることができた。
走る場所を選ばないこれがトリシティ155の長所だった。
トリシティシリーズについて
トリシティシリーズには、圧倒的な安定性がある。それは、乗ったことがない人にもわかりやすい特徴だし、当然、三輪が接地する「3点支持」だから、止まっている時の静的安定性は二輪の比ではない。
特に、バイクがいちばん不安定になる、走り出しの瞬間や止まる寸前に、二輪のようなフラッとする瞬間が少ないのだ。
ラインアップでは、トリシティ125/155が同じ車体に排気量違いのエンジンを積んでいる兄弟車で300はボディもひと回り大きく、フロントフォーク回りのダブルフォークや連結リンクも専用設計で、これはもう別物といっていい。ちなみに300の車両重量は230kgオーバーと、1000ccネイキッドのMT-10よりも重い。
となると、やはり三輪バイクの入り口となるのは、トリシティ125/155だ。このカテゴリーで安全性や安定性をアピールできれば、三輪バイクの可能性がもっと広がっていく。
情報提供元 [ バイクの窓口 ]
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