Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!ツーリング先で食べるご当地そばと温泉が大好きな男、さすライダーです。

以前はコッテリとしたラーメンが大好きでしたが、ところがアラフォーとなった今はサッパリとしたそばが好きになり、それから熱い温泉よりぬるめの温泉が好きになり、、、色々と加齢による変化を楽しんでいる(?)僕ですが、、、そんなサッパリとしたそばとぬるめ温泉を愛する、今の僕の心を掴んで離さない都道府県が「山形県」です!

なんといっても山形県は信州と並ぶ「そばの名産地」であり、実に130か所以上もの温泉地が存在する「温泉天国」でもあるので、今回はそんな山形県のおすすめツーリングロード・スポットを紹介します。

※各スポット情報は2025年5月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

1 絶景ロード:月山花笠ライン(月山道路)

 

古くから信仰の対象とされてきた標高1,984mの山形県のシンボル「月山」を貫く絶景ロードが「月山花笠ライン(月山道路)」です。

全長約30.9kmの道中には44ヶ所の橋梁と9ヶ所のトンネルがあり、いかに険しい環境に作られた道路なのかを実感できます!

ちなみに国道112号線の一部区間が月山花笠ラインですが、その大半が自動車専用道路となっているので、125cc以下のバイクは通行できない点だけは要注意です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

月山花笠ラインの入り口付近にある「寒河江ダム」は日本一の高さの噴水を見れることで有名で、毎年4月下旬~11月くらいまで噴射しています。

実は世界でも4位!の脅威の噴射能力を誇っているので、月山花笠ラインを走る際はぜひ寒河江ダムの噴水を見ていくことをおすすめします。

なお、噴水を見学できる「寒河江ダム展望広場」には駐車場と公衆トイレ、それからソフトクリームなどを売っている売店があります。

月山花笠ラインの情報
〒990-0733 山形県西村山郡西川町月山沢
TEL:0237-74-4119(月山朝日観光協会)
料金:通行無料(125cc以下のバイクは通行不可)
バイクOKの駐車場:寒河江ダム展望広場
公式HP:https://www.gassan-info.com/spot/118

2 絶景ワインディングロード:鳥海ブルーライン

独立峰としては東北エリアで最も高い、標高2,236mを誇る「鳥海山」を貫く絶景ワインディングロードが「鳥海ブルーライン」です。

山形県と秋田県を跨ぐ全長34.9kmの海と山の両方の景色を堪能できる道で、海抜ゼロから一気に1,100m付近まで駆け上がる、まるでジェットコースターのような感覚を味わえます!

ちなみに山形県側は「大平山荘」付近がハイライト区間で、つづら折れのコーナーと絶景がライダーのテンションを上げてくれます。

さすライダーのワンポイントアドバイス

鳥海ブルーラインを走る際の「前泊地」としておすすめのキャンプ場が「西浜キャンプ」です。

鳥海ブルーラインの山形県側の入り口からバイクで5分!というライダー的に最高の立地のキャンプ場で、翌日走り出したらすぐに鳥海ブルーラインを楽しめます!

1泊1,000円と今の時代では良心的な価格で利用できることに加えて、徒歩圏内に400円で入浴できる日帰り温泉施設の「あぽん西浜」がある利便性の高さも魅力です。

鳥海ブルーラインの情報
〒999-8521 山形県飽海郡遊佐町吹浦字鳥海山
TEL:0234-72-5666(遊佐鳥海観光協会)
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月上旬~4月下旬
バイクOKの駐車場:鉾立展望台(無料)
公式HP:https://www.yuzachokai.jp/spot/blueline/

3 ツイスティロード:西吾妻スカイバレー

山形県が誇る日本有数の高級ブランド牛「米沢牛」の産地の米沢市と、福島県は裏磐梯エリアを結ぶ全長約17.8kmのツイスティな山岳ワインディングロードが「西吾妻スカイバレー」です。

標高1,400m付近に位置する「白布峠」が最高到達地点で、ここがちょうど山形県と福島県の県境になっています(駐車スペースあり)

なお、西吾妻スカイバレーはところどころに急勾配のヘアピンカーブが続く区間があるので、くれぐれも慎重に運転しましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

西吾妻スカイバレーアタック前の腹ごしらえとしておすすめのお店が「扇屋 ミートピア」です。

米沢市内にある精肉店直営のレストランで、誰もが食べたいけどツーリングの予算を軽くオーバーしてしまう、、、そんな憧れの米沢牛を比較的リーズナブルな価格で味わえる、まさに我々庶民の味方のような存在です!

特にランチメニューの「霜降りミニステーキ定食」はなんと!まさかの3千円台で米沢牛ステーキを味わえる神メニューです。

西吾妻スカイバレーの情報
〒992-1472 山形県米沢市関
TEL:0238-22-5111(米沢市観光課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:白布峠、他PAあり
おすすめの食堂:扇屋 ミートピア
公式HP:https://yamagatakanko.com/attractions/detail_339.html

4 温泉:蔵王温泉大露天風呂

山形県と宮城県を跨ぐ日本百名山「蔵王」の麓にあるワイルドな日帰り専用の露天風呂が「蔵王温泉大露天風呂」です。

日本有数の強酸性を誇る「蔵王温泉」の極上のお湯を大自然の中で満喫できる露天風呂で、入浴料は2025年5月時点で800円となっています。

ちなみに利用者専用の広い駐車場が用意されているので、バイクでそのまま現地まで行くことができます。

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

蔵王温泉大露天風呂はシンプルに源泉かけ流しの温泉を味わうための施設ゆえにシャワーが設置されておらず、石鹸やシャンプーも使用禁止となっています。

強酸性ゆえに実際のお湯の温度より熱く感じてしまったり、目に入るとそれなりに痛かったり、、、万が一時計やアクセサリーを身に着けているとそれらが黒く腐食したりしますが、、、そんな些細なデメリットなんてどうでも良くなる素晴らしい温泉です!

個人的には東北の温泉でトップ5に入るほど大好きな温泉なので、蔵王周辺をツーリングする際はぜひ立ち寄ることをおすすめします。

蔵王温泉大露天風呂の情報
〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉853-3
TEL:023-694-9417
営業時間:平日9:30~17:00、土日祝日9:30~18:00
定休日:冬季休業あり
料金:入浴料800円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.jupeer-zao.com/roten/

5 温泉:銀山温泉

温泉天国の山形県を代表する、情緒あふれる街並みが印象的な人気温泉地が「銀山温泉」です。

大正ロマンを感じる重厚な木造建築とガス灯がシンボルの温泉地で、かつて平均視聴率52.6%!という脅威的な記録を打ち立てたNHK連続テレビ小説「おしん」の撮影地としても有名です。

肝心の温泉は基本的に宿に宿泊して入ることが前提(日帰り入浴可能な宿もあり)となっていますが、唯一共同浴場の「しろがね湯」なら誰でも500円で入浴可能です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

銀山温泉には基本的に宿泊者以外の駐車スペースが無いので、単に観光と日帰り入浴目当ての場合は「銀山観光センター 大正ろまん館」の駐車場にバイクを停める必要があります。

ここから往復500円のシャトルバスに乗ると約1.5km先の温泉街まで行くことが可能で、運行時間は曜日問わず9:00~20:00となっています。

なお、大正ろまん館にはトイレと観光案内所、それからお土産屋とレストランがあります。

銀山温泉の情報
〒999-4333 山形県尾花沢市銀山
TEL:0237-28-3933(銀山温泉案内所)
日帰り入浴施設:しろがね湯(500円)
バイクOKの駐車場:銀山観光センター 大正ろまん館(無料)
公式HP:https://www.ginzanonsen.jp/

6 グルメスポット:七兵衛そば

山形県ツーリングで絶対に外せないご当地グルメといえば「山形そば」ですが、なんと!その山形そばを「食べ放題」で満喫できるお店が「七兵衛そば」です。

食べ放題に加えて「ピリ辛の大根汁にそばつゆを注いで食べる」という独特のスタイルも相まって、常にライダーや観光客が絶えない超人気店で、週末や連休ともなれば2時間以上の待ち時間が発生すること珍しくありません。。。

ちなみに東根市に分店の「七兵衛そば 東根店」もありますが、こちらは食べ放題ではなく「通常のオーダー形式のそば屋」として営業しています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

七兵衛そばのメニューはシンプルに「1,500円の食べ放題のもりそばONLY」となっており、そばの他に山菜、きくらげ、漬物などの季節の小鉢が一緒に付いてきます。

ちなみに実は別料金で食後のそばアイス」もあることはあまり知られておらず、それこそライダーの義務としてぜひ果たしておくことをおすすめします。

なお、七兵衛そばには駐車場が用意されていますが、超人気店ゆえに埋まっている場合は潔く諦める勇気も必要です(バイクで長時間の出庫待ちはただの苦行です)

七兵衛そばの情報
〒999-4141 山形県北村山郡大石田町次年子266
TEL:0237-35-4098
営業時間:11:00〜15:00
定休日:木曜日、盆、正月、村の行事のある日
メニュー:食べ放題のもりそば(1,500円)
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://soba7bay.sakuraweb.com/

7 グルメスポット:赤湯ラーメン 龍上海 本店

山形県南陽市に位置する開湯から実に920年以上の歴史ある温泉地「赤湯温泉」の顔ともいうべき超人気ラーメン店が「赤湯ラーメン 龍上海 本店」です。

濃厚な味噌スープに赤湯産の唐辛子を使った辛みそがトッピングされている「赤湯からみそラーメン」が看板メニューで、辛みそを少しずつ溶かしながら食べる「味変」を楽しむことができます!

実はかの有名は「新横浜ラーメン博物館」にも出店しており、山形県内にも数店舗を構えているチェーン店ですが、やはりツーリングライダーたるもの赤湯温泉にある本店一択です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

赤湯からみそラーメンはモチモチとした中太ちぢれ麺と濃いめの味噌スープとの相性が抜群で、一度食べるとクセになる逸品です!

ちなみに餃子などのサイドメニューの類は一切なく、シンプルに各種ラーメンと山形県では人気の冷やし中華(こちらも絶品)のみの提供となっています。

なお、本店は全国区の人気を誇る超有名店なので、週末はもちろん平日でもお昼時は行列覚悟で行く必要がありますが、、、ところが近年の夏の暑さ、特に山形県は危険なレベルなので、、、個人的には待ち時間が苦行にならない春か秋に行くことをおすすめします(冬は豪雪地帯です)

赤湯ラーメン 龍上海 本店の情報
〒999-2231 山形県南陽市二色根6-18
TEL:0238-43-2952
営業時間:11:30~19:00
定休日:毎週水曜日
看板メニュー:赤湯からみそラーメン
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://ryushanhai.com/

8 観光スポット:山寺(立石寺)

日本人なら誰でも知っている俳人・松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という有名な句を詠んだ場所として知られている寺院が「山寺(立石寺)」です。

奇岩怪石で形成された山全体が「修行と信仰の場」とされている神聖な場所で、山門から最奥にある「奥の院」まで行くためには合計1,015段の石段を登る必要があります!

ちなみに入山料として大人1名500円が必要ですが、現存する国内最古のブナ材木造建築「根本中堂(こんぽうちゅうどう)」などの見どころが多数あるので、ぜひ立ち寄ることをおすすめします。

さすライダーのワンポイントアドバイス

山寺の奥の院までの往復にはそれなりの時間と体力を要しますが、山頂からのまるで箱庭のような景色は一見の価値があります!

バイクは専用の駐車スペースはありませんが、周辺に民間の有料駐車場や観光地ではよくある「ウチで買い物すれば駐車無料のお店」が沢山あるので、どこにバイクを停めるか悩むのもまた旅のワンシーンと考え「駐車スペース選び」も楽しみましょう!

、、、と言いつつ、実は山寺の登山口のすぐ横にある急坂を登った先に、車10台分くらいの無料駐車スペースがあることは内緒です、、、(場所が分かり難い+急坂+入り口が直角なので要注意)

山寺の情報
〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
TEL:023-695-2843
入山料:大人1名500円
バイクOKの駐車場:周辺に多数あり(無料・有料)
公式HP:https://www.yamaderakankou.com/

9 観光スポット:十六羅漢岩

山形県は遊佐町の吹浦地区にある「海禅寺」の21代寛海和尚が、かつて日本海で命を失った漁師の供養と海上安全を願って作った22体の磨崖仏の総称が「十六羅漢岩」です。

波打ち際の岩肌に直接彫刻された珍しい史跡で、少なくてもこの規模で岩肌に磨崖仏が刻まれているのは「日本海側ではここだけ」と言われています。

ただでさえ非現実感が漂う不思議な場所ですが、特に夕日の時間帯は神々しさが増して神秘的な雰囲気に包まれるのでおすすめです。

さすライダーのワンポイントアドバイス

十六羅漢岩には立派な駐車場と公衆トイレが設置されており、駐車場から遊歩道を歩いて現地まで行くことができます。

ちなみにどちらかといえばマイナーなスポットなので、ハイシーズンでも人が少なくゆっくりと見学できるというメリットがあります!

なお、珍しい「トビウオ出汁」を使ったラーメンを味わえる「サンセット十六羅漢」という食堂も駐車場内にあるので、実は隠れご当地グルメスポットだったりもします(マイナーだけど侮れないスペック)

十六羅漢岩の情報
〒999-8521 山形県飽海郡遊佐町吹浦西楯
TEL:0234-72-5666(遊佐鳥海観光協会)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(無料)
おすすめご当地グルメスポット:サンセット十六羅漢
公式HP:https://www.yuzachokai.jp/spot/jurokurakaniwa/

10 パワースポット:出羽三山神社

山形県には先に紹介した「月山」に加えて「羽黒山」と「湯殿山」で構成される「出羽三山」と呼ばれる3つの霊山がありますが、そのうち羽黒山の山頂にある「出羽三山神社」は東北屈指のパワースポットとして知られています!

参道の入り口から神社までは片道約90分ほど歩く必要がありますが、道中には国宝の羽黒山五重塔」などの見どころが多数あるので、時間が許せばぜひ歩いていくことをおすすめします。

なお、ツーリングの日程や時間的に徒歩で山頂を目指すことが難しい場合や、日頃の運動不足が心配な場合は、、、羽黒山有料道路(バイク200円)」を使ってバイクで山頂(出羽三山神社)まで行くこともできますが、125cc以下のバイクは通行不可となっています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

羽黒山へのメインアクセスルートの県道47号線には「羽黒山大鳥居」が設置されており、バイクに乗ったまま巨大な鳥居をくぐることができます!

当然のように「記念撮影スポット」としても人気の場所なので、あくまで周辺の交通状況に注意しながら愛車を入れた記念撮影も楽しみましょう。

なお、羽黒山の入り口には無料でバイクを駐輪できる「随神門前駐車場」があり、公衆トイレと近隣にお土産屋や食堂もあります。

出羽三山神社の情報
〒997-0292 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
TEL:0235-62-2355
入山料:無料
バイクOKの駐車場:随神門前駐車場(無料)
公式HP:http://www.dewasanzan.jp/

山形県はそばと温泉以外もハイスペック!

山形県は僕が大好きな「そばと温泉」がハイスペックなのは世間的にも知られていますが、実はそれ以外のものも極めてハイスペックだったりします!

一般的にはあまりツーリングスポットとして認知されていない山形県ですが、、、僕としては実は「東北イチのライダーパラダイス」としてのスペックを秘めていると思ってます。

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