
Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!ネイティブ北海道民と勘違いされることが多い男、さすライダーです。
僕の生まれ故郷は北海道ではなく宮城県で、今となっては1mmも信じられない話ですが...実は20代後半まではずっと仙台(=同じ場所)に住んでおりました。
しかし、その後は少しの間沖縄県に住んでみたり、はたまた愛媛県民になってみたり...から〜の、1年くらいオーストラリアに滞在したり千葉県に住んだりした後に北海道に移住したので...かれこれ少なくても宮城県には6年以上まともに帰っておりません(多分)
...とは言っても、そこはなんと言っても「生まれ故郷」ですので、今回はそんな宮城県のおすすめツーリングロード・スポットを「ネイティブ宮城県民」の僕が自信を持ってご紹介します!
※各スポット情報は2025年4月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 絶景ロード:蔵王エコーライン
仮に僕が今後宮城県に帰る機会があったら、真っ先にバイクで走りたい道が「蔵王エコーライン」です。
宮城県と山形県を跨ぐ日本100名山「蔵王」を貫く東北エリアを代表する絶景ワインディングロードで、全長約26kmに渡ってテクニカルなコーナーが続く走りごたえが抜群の道です!
ちなみに道としては「県道12号線」がメインルートなので、通行料がかからないことも大きな魅力のひとつです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
蔵王エコーラインのちょうど中間地点には「蔵王ハイライン」との分岐点があり、ここから蔵王のシンボル的存在の「御釜(おかま)」へと向かうことができます!
ちなみに蔵王ハイラインは全長約2.5kmの有料登山道路で、バイクの通行料は390円となっていますが...125cc以下のバイクは通行不可なので要注意です。
しかし、御釜に行けずとも蔵王エコーラインだけで十分楽しめるので、僕としてはデメリットにはならないと思っています。
TEL:0224-34-2725(蔵王町観光案内所)
料金:通行無料、ハイラインは390円
冬季閉鎖期間:11月初旬~4月下旬
バイクOKの駐車場:要所要所に駐車スペースあり
公式HP:https://www.zao-machi.com/sightseeing_spot/205.html
2 絶景ロード:牡鹿コバルトライン
宮城県の北東部に位置する、全長約25kmの太平洋に突き出した半島が「牡鹿半島」です。
そして、その牡鹿半島を縦断するかつては有料道路だった道が「牡鹿コバルトライン」で、現在は「県道220号線」として無料化されています。
道としては全長約32kmの海の道というよりは山岳ワインディングロードで、全体的に路面状況が良く穏やかなコーナーが多いことから、特にビギナーの方にはおすすめの道です!
なお、前半は海の眺望がほとんどありませんが...後半は大海原と金華山を横目に快走できます!
さすライダーのワンポイントアドバイス
牡鹿コバルトラインの終点には絶景スポットの「おしか御番所公園」があり、ライダー定番の立ち寄りスポットになっています。
かつて江戸時代に仙台藩が「外国船の見張り所」を設置していたほど眺望抜群の公園で、目の前の金華山に加えて晴れた日は遠くに蔵王連峰が見えることもあります!
なお、おしか御番所公園には無料の駐車場と公衆トイレ、それから展望台が設置されています。
TEL:0225-45-2114(牡鹿総合支所地域振興課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:おしか御番所公園(無料)
公式HP:https://www.i-kanko.com/local_info/%E7%89%A1%E9%B9%BF%E5%8D%8A%E5%B3%B6/
3 自然満喫スポット:国営みちのく杜の湖畔公園
茨城県のネモフィラ畑で有名な「国営ひたち海浜公園」をはじめとする、国が都市公園法に基づき全国17ヶ所に設置している国営公園のひとつが「国営みちのく杜の湖畔公園」です。
実は東北エリアでは唯一の国営公園で、某ネズミ王国の実に3倍以上の広大な敷地を有しています!
園内には四季折々の彩りを楽しめるお花畑や庭園、それから子供から大人まで楽しめる各種遊具やアクティビティ、レストハウスに売店、そして設備充実のキャンプ場「エコキャンプみちのく」などの様々な施設があり、ツーリングの目的地として丸一日楽しめる場所です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
国営みちのく杜の湖畔公園の入場料は大人1名450円とリーズナブルな設定で、バイクの駐輪も1日150円とこれまた低料金です。
個人的なおすすめは毎年4月上旬からGWにかけて「春の花フェスタ」が開催される時期で、約1,400本のサクラと9万本のチューリップ、それからパンジーやビオラ、さらにはシバザクラまでもが咲き乱れる春の絶景を堪能できます!
ただし、GWの人混みはなかなかの強敵なので...可能であればGW前の平日に行くとマイペースで鑑賞できます。
TEL:0224-84-5991
定休日:毎週火曜日、12月第2・3水曜日、12月29日~1月3日
料金:大人1名450円
バイクOKの駐車場:あり(1日150円)
公式HP:https://michinoku-park.info/
4 観光スポット:松島
大小260余りの島々が織りなす美しい海の景観が「日本三景のひとつ」として広く知られている...宮城県屈指の観光スポットが「松島」です。
その美しい景観を堪能できる「四大観巡り」それから国宝の「瑞巌寺(ずいがんじ)」をはじめとする史跡巡り、そして飲食店やお土産屋が軒を連ねるメインストリートの散策などなど...自分の好みや滞在時間、それから予算によって様々な楽しみ方を選べるのが松島観光の最大の魅力です!
ちなみに初めて松島を訪れる際は「五大堂、福浦島、瑞巌寺、円通院、宮城県松島離宮」のいずれかに行けばまず間違いがありません。
さすライダーのワンポイントアドバイス
松島は観光スポットとしては超一級の存在ですが、残念ながら決してライダーに優しい場所とは言えず...バイクを置ける場所が限られています。
具体的には「松島公園第五駐車場(公共)・マルゼン駐車場(民間)・菊地駐車場(民間)」の3ヶ所が「公にバイク駐輪OK」な駐車場で、このうち松島公園第五駐車場は無料で利用できる上にバイク専用の駐輪スペースが設けられています。
ちなみにメインストリートまで徒歩10分くらいの立地で、トイレも設置されている上に24時間利用できるので、個人的には松島でバイクを停めるならここ一択です。
TEL:022-354-2618(一般社団法人松島観光協会)
主要な見どころ:五大堂、福浦島、瑞巌寺、円通院、宮城県松島離宮など
バイクOKの駐車場:松島公園第五駐車場(無料)、マルゼン駐車場・菊地駐車場(有料)
公式HP:https://www.matsushima-kanko.com/
5 観光スポット:仙台大観音
人口100万人オーバーの政令指定都市であり、東北の経済の中心地である「仙台」の都市部をまるで覗き込むように佇む巨大建造物が「仙台大観音」です。
たびたびSNSなどで「ラスボス」とも称される仙台大観音は、茨城県の「牛久大仏」に次ぐ日本で2番目に大きな観音様で、その高さは実に100mに達しています!
実は「胎内を拝観できる観音様」ということはあまり知られておらず、 拝観料500円で胎内の散策や全部で108体の仏像の見学が可能です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
仙台大観音には広い無料駐車場が完備されているので、安心してバイクを停めて時間を気にせず拝観できます。
加えてここから徒歩圏内のエリアには大型ショッピングセンターやファストフード店などが軒を連ねているので、ツーリング中の食事や物資の補給地点として優秀な立地です!
ちなみに最高にどうでもいい話ですが、ここからバイクで10分走ると僕の実家があります(お母さん元気かなぁ...)
TEL:022-278-3331
営業時間:平日 10:00~15:30、土日祝祭日 10:00~16:00
定休日:なし(年中無休)
料金:拝観料500円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.daikannon.com/
6 観光スポット:鐘崎 笹かま館

出典:鐘崎 笹かま館
宮城県仙台市が誇るご当地グルメ「笹かまぼこ」のトップメーカーのひとつ「鐘崎」のフラグシップ店舗が「鐘崎 笹かま館」です。
ただ単に「笹かまぼこを売っている大型の店舗」というわけではなく「おいしさ、楽しく」をテーマに宮城県の食文化を楽しく学んだり体験したりすることができる、さながらテーマパークのような施設です!
例えば「笹かま手作り体験」のような様々な体験型コンテンツが用意されているので、ツーリングの思い出作りにはもってこいの場所です。
さすライダーのワンポイントアドバイス

出典:鐘崎 笹かま館
館内には笹かまぼこを提供する「鐘崎屋」それからすり身と地元食材や旬の素材を組み合わせた「和惣菜」を提供している「杜のこんだてCafe」そして完全予約制の郷土色豊かなメニューを提供する「政宗公乃食卓」の3つの飲食コーナーがあります。
このうち僕のおすすめは王道かつ正統派の「鐘崎屋」で、名物の「手造り笹セット」を食べるともれなく幸せになれます!
なお「鐘崎 笹かま館」には無料の駐車場が完備されており、ただ館内を散策するだけなら無料で楽しめます。
TEL:022-238-7170
営業時間:9:30~18:00
定休日:不定休
料金:入場無料
おすすめの飲食コーナー:鐘崎屋
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.kanezaki.co.jp/shop/belle_factory/
7 動物スポット:宮城蔵王キツネ村
僕が宮城県に住んでいた頃は「ちょっとマニアックな動物園」という感じの静かな場所でしたが...その後SNSとインバウンドによって一躍超人気スポットとなった場所が「宮城蔵王キツネ村」です。
広大な敷地内に100頭を越える大量のキツネが放し飼いにされており、なんと!園内を自由に散策して専用のエサ場から餌付けをすることも可能です!
ご存知の方も多いとは思いますが、通常キツネは「エキノコックス」という名の寄生虫に感染しているリスクがありますが...しかしここのキツネは人工繁殖によって「感染ゼロ」を実現しているので、決して他の動物園では真似出来ないキツネの放し飼いや餌付けが可能になっています。
さすライダーのワンポイントアドバイス
宮城蔵王キツネ村の目玉コンテンツが「キツネ抱っこ体験」で、毎日11時と14時に開催されています(予約不可・先着順)
ただでさえ「キツネを抱っこできる」なんて世界的にも貴重な体験ができるわけですが...なんと!5月〜6月にかけてはまるでぬいぐるみのような「子ぎつね抱っこ体験」も出来ます(かわゆ過ぎます...)
ちなみに僕はフラッと行って余裕で子ぎつねちゃんを抱っこできましたが(10年くらい前の話)現在は冒頭でもお伝えしたように絶賛インバウンド爆発中ですので...なかなか抱っこすることが出来ないかもしれませんが...それでもここに行くなら狙う価値はあります!
なお、宮城蔵王キツネ村の入場料は大人1名1,500円で、四輪と共用の広い無料駐車場が用意されています。
TEL:0224-24-8812
営業時間:9:00~16:30
定休日:水曜日
料金:大人1名1,500円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:http://zao-fox-village.com/
8 グルメスポット:森のピザ工房 ルヴォワール
近年は「廃校リノベーション施設」が全国的に流行の兆しを見せていますが、それを今から10年以上前に実現しているグルメスポットが「森のピザ工房 ルヴォワール」です。
宮城県は川崎町で廃校となった小学校をリノベーションした「ピザ専門店」で、1度TVで紹介されるや否や大人気となり今に至っています!
ちなみに現在は「昔の小学校風」に作った新たな店舗で営業しています(写真は旧ルヴォワールです)
さすライダーのワンポイントアドバイス
ルヴォワールの看板メニューは先に紹介した「蔵王の御釜」を模したその名も「蔵王のお釜ピザ(通販可能)」で、蔵王産のモッツァレラチーズをタップリと使った、外はカリカリ中はフワフワの極上の逸品です!
他にもハチミツピザやベーコンピザなどの人気メニューがたくさんあるので、素敵なお店の雰囲気も相まって何度でも行きたくなる危険なピザ屋です。
TEL:022-486-4678
営業時間:平日 10:00~16:00、土日祝 10:00~17:00
定休日:火曜日
おすすめメニュー:蔵王のお釜ピザ
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://revoir-inc.com/
9 パワースポット:鹽竈神社
宮城県を代表するパワースポットとして今も昔も絶大な人気を誇っている神社が「鹽竈(しおがま)神社」です。
令和の現在でも「いつ創建されたのか?」が未だに明らかになっていない、ミステリアな一面もある鹽竈神社ですが...とりわけ「商売繁盛、安産守護、海上安全、大漁祈願」に絶大なご利益があるとされています!
ちなみにもともとは単独で鹽竈神社のみが鎮座していましたが、明治時代に「志波彦神社」が新たに加わり、その後は「志波彦神社・鹽竈神社」」が正式名称になっています。
さすライダーのワンポイントアドバイス
鹽竈神社の敷地は約28ヘクタールとかなり広く、少なくても僕のような「神社大好きライダー」なら境内の散策にかなりの時間を費やすことになります...
特に境内にある「鹽竈神社博物館」は必見で、国の指定重要文化財の「来国光・雲生」をはじめとする貴重な展示物の数々を見学できます(入場料200円)
なお、鹽竈神社には第1〜第3までの3つの駐車場があり、参拝者は全て無料で利用できます。
TEL:022-367-1611
料金:入場無料(鹽竈神社博物館は200円)
バイクOKの駐車場:3か所あり(無料)
公式HP:http://www.shiogamajinja.jp/
10 温泉:吹上温泉 峯雲閣
日本には「滝壺がそのまま温泉になっている場所」が数か所ありますが、その多くは「無料の野天風呂(脱衣所などの設備なし)」であることが多く、少なくても女性ライダーにはややハードルが高い存在です...
しかし、我が故郷の宮城県を代表する一大温泉地「鳴子温泉郷」に属する「吹上温泉 峯雲閣(ほううんかく)」なら、ちゃんとした温泉旅館の露天風呂として...つまりは脱衣所やトイレが完備されている上で滝壺の温泉に入ることができます!
...というのも、峯雲閣は日帰り入浴を受け付けている温泉旅館ですが、男女別の内湯から続く道を歩いて滝壺の温泉(混浴:バスタオル巻か湯浴み着の着用OK)まで行ける、というシステムなんです。
ちなみに入浴料は内湯も含めて500円とリーズナブルですが...だがしかし!日帰り入浴時間が10:00~13:00となかなかタイトな設定で...しかも入浴できる時期が5月下旬から10月下旬と決まっています(気温と水温に左右されるので)
さすライダーのワンポイントアドバイス
峯雲閣から徒歩10分くらいの場所には「吹上高原キャンプ場」があり、サイト内にバイク乗り入れ可能なツーリングライダーに人気のキャンプ場です!
バイクは「1人1泊1,400円」と現在の本州のキャンプ場の相場を考えると、比較的リーズナブルな利用料金なので、滝壺の温泉を満喫したあとはここに泊まることをおすすめします。
なお、キャンプ場内にも「すぱ鬼首の湯(600円)」という日帰り温泉施設が用意されています。
TEL:022-9862-243
日帰り入浴時間:10:00~13:00
定休日:不定休
日帰り入浴料金:500円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:なし
里帰りツーリングがしたくなりました!
これは「今回の記事のまとめ」というよりは「ただの個人の感想」になってしまいますが...今回改めて僕の生まれ故郷のツーリングスペックの高さを実感した次第です!
ということで、もう何年も実家に帰っていないので...ぼちぼち「里帰りツーリング」の計画でも立てようと思います。
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