
Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!数年前まではフェリーに乗って北海道に行くのが楽しみでしたが、今は逆にフェリーで本州に行くのが楽しみな男、さすライダーです。
そして、その「北海道→本州」の玄関口となるのが愛知県で、苫小牧港から太平洋フェリーに乗って名古屋までいけちゃうんですよね♪
しかも、一般的には「愛知県=名古屋=都会を楽しむ場所」というイメージが強いですが...実は愛知県は我々ライダー好みのツーリングロードやスポットが点在する「隠れツーリング天国」だったりするので、今回はそれを全力で紹介させて頂きます。
※各スポット情報は2025年3月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 ワインディングロード:茶臼山高原道路
標高1,416mに及ぶ愛知県の最高峰「茶臼岳」を貫くワイディングロードが「茶臼山高原道路」です。
かつては有料の観光道路でしたが、現在は「県道507号線」として無料化されており、国道257号線から侵入して(案内板あり)茶臼山高原を目指すのがライダーの定番ルートになっています。
約14.2kmに渡って延々とワインディングロードが続くので、愛車との走りを存分に楽しめる愛知県屈指のツーリングロードです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
茶臼山高原道路のゴール「茶臼山高原」には広い駐車場や公衆トイレ、それからレストハウスやレジャー施設などが設置されており、ライダー定番の休憩・立ち寄りスポットになっています。
特に毎年5月上旬〜6月中旬にかけて約40万株(!)もの芝桜が咲き乱れる「芝桜の丘」は必見なので、時期が合えばぜひ立ち寄ることをおすすめします。
なお、茶臼山高原は入場料・駐車場ともに無料となっていますが、芝桜の開花シーズン中に限っては駐車場が有料となります。
TEL:0536-87-2345(茶臼山高原協会)
料金:通行無料、入場無料
バイクOKの駐車場:茶臼山高原にあり(無料)芝桜シーズンは有料
芝桜の開花シーズン:5月上旬〜6月中旬
公式HP:https://www.chausuyama.jp/
2 絶景ロード:三ケ根山スカイライン(あじさいライン)
標高326mの「三ヶ根山(さんがねさん)」の尾根伝いを走る有料の観光道路が「三ケ根山スカイライン」です。
毎年6月〜7月初旬にかけて約7万本のアジサイが咲き乱れることから、別名「あじさいライン」とも呼ばれており、道としては眼下に三河湾を望む眺望抜群の約5.1kmのワインディングロードになっています!
ちなみにバイクの通行料は280円となっていますが、125cc以下のバイクは通行不可なので要注意です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
三ケ根山スカイラインの頂上には三河湾を一望できるPAがあり、広い駐車場と公衆トイレ、それから展望台が設置されています。
特にアジサイの開花シーズンは「アジサイ越しに見る三河湾」という美しい景色を堪能することが可能で、毎年その時期には「三ヶ根山あじさいまつり」も開催されています。
ただし当然ながら交通量は増えてしまうので...おすすめはアジサイの時期とそうではない時期(特に平日はほぼ貸切)に2回走ることです。
TEL:052-961-1621(愛知県道路公社)
料金:通行料280円 125cc以下のバイクは通行不可
バイクOKの駐車場:山頂の展望スペース(無料)
アジサイの開花シーズン:6月〜7月初旬
公式HP:https://www.aichi-dourokousha.or.jp/rosen/kousha/sangane/
3 最果てスポット:伊良湖岬灯台
愛知県は渥美半島の先端に位置する美しい白亜の灯台が「伊良湖岬灯台(いらごみさきとうだい)」です。
ライダーが大好きな「最果てスポット」として愛知県ツーリングでは絶対に外せない場所で「日本の灯台50選」にも選出されています!
ちなみに残念ながら「登れる灯台」ではありませんが(入場不可)日中の爽やかな景色はもちろん「夕日スポット」としても非常に高スペックな灯台です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
伊良湖岬灯台のすぐ近くには「道の駅 伊良湖クリスタルポルト」があり、2023年6月にリニューアルオープンされたばかりの綺麗な道の駅です!
当然ながら駐車場にバイクを置けるので、ここから続く遊歩道を歩いて伊良湖岬灯台に行くのが最も確実かつ安心のアクセス方法です。
ちなみにこの道の駅はバイクと一緒に三重県は伊勢志摩方面へと行ける「伊勢湾フェリー」の乗船場でもあるので、ここから海を渡って伊勢志摩ツーリングに行くこともできます。
TEL:0531-23-3516(渥美半島観光ビューロー)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:道の駅 伊良湖クリスタルポルト(無料)
公式HP:https://www.taharakankou.gr.jp/spot/000008.html
4 観光スポット:香嵐渓
愛知県の一級河川の矢作川の支流「巴川」沿いに広がる美しい渓谷が「香嵐渓(こうらんけい)」です。
愛知県を代表する「紅葉スポット(11月中旬〜下旬)」として有名な場所ですが、毎年3月下旬〜4月上旬にかけて咲き乱れる「かたくりの花」も紅葉と同じく人気があります!
ちなみにバイクは香嵐渓まで徒歩圏内の「宮町駐車場」に停めるのがおすすめで、1回500円で利用できます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
香嵐渓の美しい自然に触れて身も心もリフレッシュした後は、そのまま「足助の町並み」を散策するコースがおすすめで、だいたい香嵐渓から徒歩15分くらいでたどり着きます(バイクは宮町駐車場に停めたままでOK)
足助はその昔「尾張・三河」と信州を結ぶ「伊那街道」の宿場町としての役割を担っていた場所で、いわゆる「古い町並み」が現在もそのまま残っています。
ただ歩いて散策するだけでも旅情抜群の場所ですが、個人的なおすすめは書店の中におしゃれなカフェが併設された「マンリン書店」です。
TEL:0565-62-1272(足助観光協会)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:宮町駐車場(1回500円)
かたくりの花・紅葉シーズン:3月下旬〜4月上旬・11月中旬〜下旬
公式HP:https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1021/
5 観光スポット:トヨタ会館
日本が世界に誇る自動車メーカー「TOYOTA」の歴史や最新技術を学べる企業ミュージアムが「トヨタ会館」です。
トヨタ自動車のグローバル本社がある、その名も「豊田市トヨタ町」の中にある大型施設で、入場料無料で見学できる企業ミュージアムとしては日本最大級のボリュームを誇っています!
しかも膨大な展示物に加えて無料のガイドツアーやシミュレーター体験ができるコーナーもあるので、ここに立ち寄る際は時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
さすライダーのワンポイントアドバイス
トヨタ会館で展示されている一部の車両は乗車(試乗はできない)することも可能で、TOYOTAの高級ブランドのLEXUS車も一部乗車可能です!
車とバイクの違いはあれど、ライダーは「乗り物が好き」であることは間違いないので、愛知県に来たらここは絶対に行くことをおすすめします。
なお、館内にはオリジナルグッズを購入できる「ミュージアムショップ」もあるので、ある意味最も愛知県らしいお土産を買う場所としてもおすすめです。
TEL:0565-29-3345
営業時間:9:30~17:00
定休日:日曜、年末年始、ゴールデンウィーク、夏期連休等
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(無料)
公式HP:https://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/
6 観光スポット:名古屋城
おそらく愛知県で最も有名な観光スポットが「名古屋城」です。
言わずと知れた「巨大な金のシャチホコ」で有名な名古屋城は、あの「徳川家康」が築城を開始した日本を代表するお城として知られています!
全体の見学時間としては大体1時半〜2時間くらいのボリュームがあり、入場料は大人1名500円とリーズナブルな設定です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
個人的な名古屋城の一番の見どころは「本丸御殿障壁画」で、金色に輝く豪華絢爛な障壁画は一見の価値があります!
名古屋城の一通りの見学を済ませた後は、すぐ近くにある「名古屋メシ」のフードパーク「金シャチ横丁」でご当地グルメを食べたり、お土産を買ったりするのが定番の楽しみ方で、バイクは名古屋城の見学と合わせて「正門前駐車場」に30分100円で駐輪可能です。
TEL:052-231-1700
営業時間:9:00~16:30
定休日:12月29日~31日、1月1日
料金:入場料大人1名500円
バイクOKの駐車場:正門前駐車場(30分100円)
公式HP:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
7 観光スポット:犬山城
豪華絢爛な名古屋城とは対象的な渋くてこじんまりとした名城が「犬山城」です。
兵庫県の姫路城と滋賀県の彦根城、それから島根県の松江城と長野県の松本城に並ぶ「国宝指定の5つのお城」のうちの一つで「現存する日本最古の木造天守」とされている大変貴重なお城です!
なお、犬山城の見学に要する時間は大体30~40分程度で、入場料は大人1名550円となっています。
さすライダーのワンポイントアドバイス
犬山城を一通り見学した後は「三光稲荷神社」を参拝するのがおすすめの観光コースで、犬山城から徒歩圏内の立地です。
いわゆる「お稲荷さん」を祀っている神社ですが、地元では親しみを込めて「三光寺さん」とも呼ばれています。
朱色の鳥居が列をなす「インスタ映えスポット」として人気の神社で、特に女性ライダーには「ピンクのハート絵馬」もおすすめです!
なお、犬山城の見学と三光稲荷神社の参拝に最適なバイクの駐車場は「犬山城第1駐車場(バイク1回200円)」です。
TEL:0568-61-1711
営業時間:9:00-17:00
定休日:12月29日〜31日
料金:入場料大人1名550円
バイクOKの駐車場:犬山城第1駐車場(1回200円)
公式HP:https://inuyama-castle.jp/
8 グルメスポット:山本屋本店
いわゆる「名古屋メシ」を代表するグルメといえば「味噌煮込みうどん」ですが、その味噌煮込うどんの専門店が「山本屋本店」です。
数ある名古屋の味噌煮込うどんを提供する飲食店の中でもトップクラスの知名度と人気を誇る有名店で、通常メニューと「春・秋・冬」の季節限定メニューが用意されています。
なお、名古屋には「山本屋総本家」という名の、これまた味噌煮込みうどんの有名店がありますが、あくまで山本屋本店とは別のお店です(よく一緒にされます)
さすライダーのワンポイントアドバイス

出典:山本屋本店
山本屋本店は名古屋市内に複数の店舗を構えるチェーン店ですが、やはりツーリングライダーたるもの「大門本店(おおもんほんてん)」に行くことをおすすめします。
名古屋の市街地のど真ん中にある店舗ですが、ちゃんと駐車場が用意されているのでバイクで行って問題ありません!
TEL:052-482-2428
営業時間:11:00〜22:00
定休日:なし(年中無休)
おすすめメニュー:味噌煮込うどん、名古屋コーチン入り味噌煮込うどん
バイクOKの駐車場:近隣に提携駐車場あり(無料)
公式HP:https://yamamotoyahonten.co.jp/
9 グルメスポット:お食事の店 ハイジ
味噌煮込みうどんに続いて「モーニングと爆盛り」という名古屋メシ文化を味わえるレストランが「お食事の店 ハイジ」です。
地元客にも観光客にも大人気の大衆向け洋食レストランで「モーニング・ランチ・ディナー」の3部営業になっています(ランチとディナー間は中休みあり)
特にモーニングはドリンク代だけで「トースト+ゆで卵+サラダ」が付いてくるのでかなりお得感があります!
さすライダーのワンポイントアドバイス
ハイジのメニューは基本的にどれもボリューム満点かつ美味しく、誤って「大盛り」を頼もうものなら...まるで漫画みたいなデカ盛りメニューが目の前に降臨します...
ぶっちゃけ普通盛りでも結構なボリュームがあるので、食の細いライダーや女性ライダーはシェアしたほうがいいかもしれません(あくまで僕の個人的な見解です)
逆に腹ペコライダーにとってはこれ以上ないレストランなので、名古屋メシをお腹いっぱい食べたいライダーはここに行けば間違いありません!
TEL:0565-33-3897
営業時間:モーニング 9:00〜11:00、ランチ 11:00〜14:30、ディナー 17:00~20:30
定休日:月曜日ディナー、火曜日、第2火水曜連休
おすすめメニュー:モーニング
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(無料)
公式HP:https://www.haiji-group.com/haiji/
10 道の駅:もっくる新城

出典:道の駅 もっくる新城
新東名高速道路の「新城IC」を降りて2〜3分でアクセスできる道の駅が「道の駅 もっくる新城」です。
愛知県は奥三河エリアの魅力的なグルメが揃った「食のテーマパーク」ともいうべき道の駅で、特に新城産の美味しい卵を3個まで食べられる「もっくるモーニング」がライダーに人気があります!
ちなみに卵以外のトッピングは自由で、おまけに味噌汁とコーヒーも付いてくるのに800円!という物価高の現代では驚きの価格ですが、提供時間が8:00~10:30(モーニングですので)とタイトなので早起き必須です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
もっくる新城は「もっくるモーニング」の他にもラーメンの奥三河製麺、それから唐揚げを中心とした定食コーナー、ベーカリー、そしてファストフードコーナーなど...とにかくグルメが充実しています!
しかも、バイク専用の広い駐輪スペースが用意されているので、マスツーリングで行ってそれぞれお好みのものを食べる…なんてツーリングもありです。
TEL:0536-24-3005
営業時間:8:00~18:00
料金:入場無料
おすすめグルメ:もっくるモーニング
バイクOKの駐車場:専用スペースあり(無料)
公式HP:https://mokkulu.com/
愛知県はフェリー発着の場ではなくツーリング天国!
かつての僕も含めて愛知県は「北海道へ向かう太平洋フェリー発着の場」として認識しているライダーが多いかと思いますが、それはもちろんとして実は「愛知県自体がツーリング天国」だったりします。
少なくても東京・大阪・名古屋(愛知県)の日本三大都市圏の中では最もツーリングに適した場所であることは間違いありません(きっぱり)
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