秋のツーリングスポットとして人気の高い栃木県。今回は“秘密結社”を名乗る「MADNESS(マッドネス)」なるツーリングクラブに潜入し、紅葉とグルメを堪能してきたのでご紹介したい。

ウェビックフェスティバル2024に登場した「茨ジャギ」率いるツーリングクラブ

何を隠そう今回参加させていただいた「MADNESS」は、「ウェビックフェスティバル2024」にも登場したあの世紀末DIYライダー「茨ジャギ」が率いるツーリングクラブである。

月イチ開催で茨城・栃木・千葉周辺を駆け回り、各地を恐怖に・・・陥れているわけでもなく、のんびりとツーリングを楽しんでいるのだとか。

今回その茨ジャギからお誘いがあり、筆者も秘孔を突かれる覚悟でビクビクしながら参加したのだが、肝心の茨ジャギがいない・・・? まあ、「ひでぶ」されるという最悪の展開が免れたのなら一安心。ただただ秋の栃木ツーリングを楽しみたいと思う。

ちなみにグループへの参加要項などは特になく、誰がどんなバイクで参加するも自由。事前に連絡していけば、当日の指定場所と時間に行けばいいだけである。秘密結社の割にはかなりゆるいクラブのようだ。

“佐野ラーメン”といえばの「森田屋総本店」で腹ごしらえ

マッドネスメンバーと合流し、さっそく昼食のために「森田屋総本店」へ移動。あの“佐野ラーメン”の老舗中の老舗であり、創業1961年の創業以来変わらぬ味を提供し続けている。

青竹を使用した手打ち麺が特徴で、スープは昔ながらのしょう油あっさり系。不揃いの太さの麺が“手打ち”ということを強調し、あっさりスープがよく絡む非常に美味なラーメンだった。

到着すると並々と注がれたスープがテーブルにこぼれたのでつい「大丈夫ですか!?」と店員さんへ声をかけたが、柔和な笑みで「大丈夫ですよ~」と返され驚愕。「これが佐野ラーメンか・・・」と勝手に解釈した。多分違う。

森田屋総本店の場所はコチラ!

紅葉乱れるもみじ谷! 縁結びで知られる足利織姫神社も参拝

佐野ラーメンで身体も温まったことでいよいよ今回の目的である“もみじ狩り”へ。とはいえ当日の気温は11月半ばにも関わらず20度を超えており、着込んでいた自分はひたすら「暑っつい!」と叫びながら栃木の地を走り抜けた。

そして到着したのは「織姫公園」内の「もみじ谷」。異常気象なども重なり、年々秋が短くなっているのは皆様もご存じの通りだろう。約1000本もの「もみじ」や「ユリノキ」が植えられた園内は紅く色づき、短い秋を感じるに絶好のロケーションであった。

公園の南端には1879年に建立された「足利織姫神社」が。縁結びの神様が祀られることから「恋人の聖地」として知られており、七色の鳥居をくぐると七つの良縁に恵まれるとか。

織姫公園の場所はコチラ!

終着点にてまさかの事実がいろいろと発覚・・・!?

さて、足利織姫神社を後にし、最終目的地である道の駅「かぞわたらせ」へ向かう。偶然にも道中ちょっとしたもみじロードを通り、メンバー一同秋のツーリングを体感した。

いよいよ道の駅「かぞわたらせ」へ到着。こちらは埼玉県・群馬県・栃木県の三県境がすぐ近くにあることが有名であり、販売されているお土産も三県にちなんだものが多い。

そんな感じで終わりが近づき、この日のツーリングの思いにふけっていたところ、世紀末っぽい恰好の人から衝撃的なカミングアウトが。なんと、世紀末っぽい人が実は茨ジャギ本人だったのである! え、ええ~!?

なんでも愛車である「ジャギ号」がまさかの電気系統トラブルにより故障してしまったのだとか。そこで代車を用い、“一般人の仮装”をしてまでツーリングに参加したという。色々とツッコみどころがあると思うが、それほど秋のツーリングを楽しみにしていたのかもしれない。

ある意味で貴重な“擬態した茨ジャギとのツーリング”が慣行できたのは喜ぶべき、なのか・・・? 次回以降のツーリングではまたどこかでパーツを集め、直ったジャギ号&正装で参加することだろう。

茨ジャギとツーリングしてみたいライダーは、気軽に“秘密結社”に参加してみてもらいたい。

道の駅「かぞわたらせの場所はコチラ!

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