Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!年に数回は無性に草津温泉に行きたくなる男、さすライダーです。

草津温泉といえば「温泉天国の群馬県」を代表する温泉地ですが、実はアクセス路の「志賀草津道路」が日本屈指の山岳ワインディングロードだったり、温泉街の近くにライダーハウスがあったりと、それはそれはライダーにとって優しい世界が広がっています!

しかも、群馬県には他にもライダーに優しい世界が点在しているので、今回はそれらを紹介させていただきます。

※各スポット情報は2024年11月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

1 絶景ロード・絶景スポット:志賀草津道路

志賀草津道路

僕が大好きな草津温泉と長野県の渋温泉を結ぶ、全長約50kmの絶景ワインディングロードが「志賀草津道路(国道292号線)」です。

数々のバイクメディアで何度も紹介されている、ライダーに絶大な人気を誇っている名道で、つづら折れのコーナーから中高速コーナーまで揃っている走りごたえと、刻一刻と変化する景色の移り変わりが人気の理由です!

また、道中には国道としては最高所の2,172mに位置する「渋峠」もあり、群馬県をツーリングするなら絶対に外せない道です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

湯釜

志賀草津道路沿いには観光スポットやレジャースポットが点在していますが、個人的な群馬県側の最大の見どころは「湯釜」です。

湯釜とは白根山の山頂にある直径約300mの火口湖で、幻想的なエメラルドグリーンの湖水が印象的な場所です!

残念ながら2024年11月時点では火山活動の影響で立ち入り禁止となっていますが、これが解除された暁にはぜひ訪れてみることをおすすめします(写真は立ち入り禁止前のものです)

志賀草津道路の情報
〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町入山(渋峠付近)
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
道の全長:50km
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:ところどころにPAあり
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月下旬
公式HP:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/kankou/1008.php

2 温泉・観光スポット:草津温泉

草津温泉

兵庫県の「有馬温泉」それから岐阜県の「下呂温泉」と並ぶ日本三名泉のひとつが「草津温泉」です。

言わずと知れた群馬県を代表する一大温泉地・観光スポットで、草津温泉の中心地かつシンボル的存在の「湯畑」からは、毎分4,000リットル(!)の温泉がこんこんと湧き出ています!

エリア内には大小さまざまな温泉宿やレジャースポットに飲食店、それから全部で19カ所の共同浴場(観光客が入れるのは3カ所のみ)などがある、まさに「温泉のテーマパーク」と呼べる場所です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

草津温泉

草津温泉には湯畑の近くに一等地に「湯畑観光バイク駐車場」があり、1日300円の低料金でバイクを駐輪できます(ライダーに優しい世界)

バイクを置いた後は共同浴場に入るのも良し、それから観光やグルメを満喫するのも良しですが、個人的なおすすめは「湯もみ体験」です!

湯もみとは源泉が50度以上の草津温泉のお湯の温度を下げるために、約180cmの板でグリグリとお湯をかき混ぜる伝統的な手法で、観光浴場(入浴はできない)の「熱乃湯」にて300円で体験できます(700円で湯もみショーの観覧も可能)

草津温泉の情報
〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津
TEL:0279-88-0800(津温泉観光協会)
バイクOKの駐車場:湯畑観光バイク駐車場(1日300円)

3 観光スポット:吹割の滝

吹割の滝

別名「東洋のナイアガラ」とも呼ばれている、高さ7m・幅30mの日本百名瀑のひとつが「吹割の滝」です。

岩質の軟らかい部分が片品川によって浸食された結果、多数の割れ目が生じて・・・まるで巨大な岩を吹き割れたかのような滝ができたことから「吹割の滝」と命名されています。

一般的な滝よりも遥かに近くまで行けるので、その迫力と芸術的な様を間近で鑑賞できます!

さすライダーのワンポイントアドバイス

吹割の滝

吹割の滝の周辺には大小様々な駐車場がありますが、大抵は併設のお土産屋でのショッピングか飲食が必要になっています。

そこで!僕のおすすめの駐車場は「吹割の滝 龍宮駐車場」で、バイクを停めやすい駐車場に1日100円の低料金で駐輪できます!

しかも、吹割の滝も歩いてすぐの好立地なので、バイクで吹割の滝に行くなら迷わずここに停めましょう(無料駐車場もありますが、すぐに埋まります)

吹割の滝の情報
〒378-0303 群馬県沼田市利根町追貝
TEL:0278-23-2111(沼田市役所 観光交流課)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:吹割の滝 龍宮駐車場(1日100円)、他多数パーキングあり

4 ご当地グルメ:永井食堂

永井食堂

群馬県は渋川市の国道17号線沿いに位置する、行列のできる「もつ煮定食」で有名な食堂が「永井食堂」です。

たびたびテレビや旅行雑誌などでも紹介されている超人気店で、名物の「もつ煮定食」とお土産用の「もつっ子」を求めて、県内外から観光客やライダーがひっきりなしに訪れています!

それゆえお昼時や土曜日(日曜・祝日は定休)は常に混雑していますが、回転が早いので行列の見た目よりは早く入れますし、なんなら平日の開店直後は並ばずに入れます(写真の感じです)

さすライダーのワンポイントアドバイス

永井食堂

永井食堂のもつ煮定食は文句なしに美味しい!という前提で、その価格の安さとボリュームの凄さも人気の理由です!

なんせこのご時世に写真の内容で590円、大盛りでも770円という脅威のコスパを誇っており・・・というより、少なくてもスリムな僕は「大盛りを頼む」なんて絶対にあり得ません(普通盛りで他店の大盛りレベル・苦笑)

ということで、群馬県ツーリング中にお腹が空いてガッツリとご飯食べたい時は、迷わず永井食堂へと直行しましょう。

永井食堂の情報
〒377-0201 群馬県渋川市上白井4477-1
TEL:027-926-3988
営業時間:月曜~金曜 9:00~18:00、土曜日 9:00~15:00
定休日:日曜・祭日
看板メニュー:もつ煮定食
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(無料)

5 絶景ロード・絶景スポット:妙義山

妙義山

大分県の「耶馬渓(やばけい)」それから香川県は小豆島の「寒霞渓(かんかけい)」と並ぶ、日本三大奇勝のひとつが群馬県の「妙義山(みょうぎさん)」です。

まるで中国の仙人が住んでいるかのような独特のビジュアルは一見の価値があり、アクセス路の「妙義山道路(県道196号線)」は、あの大ヒット漫画「頭文字(イニシャル)D」に登場した走り屋御用達の道として有名です!

実際、テクニカルなコーナーが連続するワインディングロードなので、特にスポーツネイキッドやSS乗りなら存分に走りを楽しむことができます。

さすライダーのワンポイントアドバイス

妙義山がすぐ目の前に迫る場所には「県立妙義公園」があり、広くて無料の駐車場と公衆トイレ、それからお土産屋と軽食コーナーがあります。

そして、隣接する「中之嶽神社」には「日本一のだいこく様」が鎮座しているので、こちらはぜひ参拝していきましょう!

ちなみにここから所要時間約1時間半の「石門めぐり」と呼ばれるトレッキングコースにチャレンジすることができますが、場所によってはガチな鎖場(鎖をよじ登る場所)もあるので・・・少なくてもバイクシューズとライディングジャケットで挑むのは無謀です(身軽な格好に変身してアタック)

妙義山の情報
〒370-2621 群馬県甘楽郡下仁田町上小坂(県立妙義公園)
TEL:0274-82-2111(下仁田町役場)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:県立妙義公園(無料)
公式HP:https://www.town.shimonita.lg.jp/kanko/m03/m05/07.html

6 走りごたえ抜群ロード・パワースポット:赤城山

赤城山

群馬県は前橋市にそびえ立つ日本百名山のひとつ「赤城山」は、観光スポットやレジャースポットが点在している一大観光地です!

特にカルデラ湖の大沼にかかる朱色の橋が美しい「赤城神社」は、群馬県屈指のパワースポットとして有名で、女性が赤城山と湖の神様に召された「赤城姫」に願いを伝えると「必ず叶う」と言われています。

ということで、特に女性ライダーにおすすめの場所ですが、もちろん男性ライダーにもご利益はある・・・はずです。

さすライダーのワンポイントアドバイス

赤城山

赤城山へのアクセス路の「県道251号線・4号線・16号線」はどれもツイスティなワインディングロードになっているので、仮にどの道からアクセスしても、どの道で帰っても走りごたえが抜群です!

特に県道251号線はかつて有料道路だったので、赤城山の景観や路面状況が良好でおすすめです!

なお、こちらも妙義山道路と同様に「頭文字(イニシャル)D」に舞台となった道であることを付け加えておきます。

赤城山の情報
〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山
TEL:027-287-8061(赤城山総合観光案内所)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:エリア内に駐車場複数あり
公式HP:https://www.maebashi-cvb.com/spot/1084

7 温泉:伊香保温泉

伊香保温泉

草津温泉と並ぶ群馬県を代表する温泉地が「伊香保温泉」です。

温泉街の入り口から続く「合計365段の石段」が伊香保温泉のシンボルで、石段の左右には風情のある様々なお店が軒を連ねています!

なお、バイクは温泉街の入り口から徒歩圏内の駐車場「徳冨蘆花記念文学館駐車場」に2時間まで100円、その後1時間につき100円で駐輪できます。

さすライダーのワンポイントアドバイス

伊香保温泉

伊香保温泉で最も有名かつ、個人的にもおすすめの共同浴場が「伊香保露天風呂」です。

全ての石段を登り終えた先にある、伊香保温泉の源泉「黄金の湯」を掛け流しで堪能できる露天風呂で、入浴料は大人1人600円とリーズナブルな設定です!

ちなみにすぐ近く伊香保温泉唯一の「飲泉所」もあるので、入浴後はぜひ黄金の湯を飲んでみましょう(味は・・・)

伊香保温泉の情報
〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保
TEL:0279-72-3151(渋川伊香保温泉観光協会)
料金:入場無料
おすすめの温泉:伊香保露天風呂(600円)
バイクOKの駐車場:徳冨蘆花記念文学館駐車場(2時間まで100円、その後1時間につき100円)
公式HP:https://www.ikaho-kankou.com/

8 ご当地グルメ:ひもかわうどん うどん八洲

ひもかわうどん

群馬県は桐生市のビジュアル的なインパクト大のご当地グルメが「ひもかわうどん」です。

お店によっては横幅が最大10cmを超えるものもある、その平べったい麺が実に特徴的で、コシの強さと意外なまでの喉ごしの良さがクセになる逸品です!

ちなみに「ひもかわうどん」という独特な名前の由来は「帯が川で洗われる様子から」という説と、きしめんのご先祖と言われている愛知県刈谷市の「芋川うどん(いもかわうどん)」が訛って伝わったもの・・・という2つの説がありますが、いまだにその真相は不明とのことです。

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

桐生市内にはひもかわうどんを味わえるお店が数軒ありますが、個人的なおすすめは「うどん八洲」です!

まずは大前提として、ひもかわうどんが美味しいのはもちろんですが、おすすめはソースカツ丼とのセットメニューです(ソースカツ丼も絶品)

ちなみに駐車場はお店の前の「第一駐車場」と、裏手に「第二駐車場」もあるので、通りがかった際に満車ならすぐ裏手に行きましょう。

うどん八洲の情報
〒376-0007 群馬県桐生市浜松町2丁目8-19
TEL:027-743-0502
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜19:30(曜日によって変動あり)
定休日:木曜日
おすすめメニュー:ひもかわうどんとソースカツ丼のセット
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(お店の裏手にもあり)

9 B級スポット:土合駅

土合駅

群馬県はみなかみ町にある、まるで秘密基地のようなインパクト大のJR駅が「土合駅」です。

別名「もぐら駅」とも呼ばれている土合駅は、かつて日本百名山の谷川岳を目指す登山客で賑わっていましたが、その後は無人駅となり今に至ります・・・

一見何の変哲もない普通の駅のように見えますが、実は下り側のホームに向かうためには合計462段(!)の階段を降りる必要があるという、ある意味アドベンチャーな要素があります!

さすライダーのワンポイントアドバイス

土合駅

土合駅の名物の462段の階段は、決して都会の駅のような綺麗で明るい階段ではなく・・・まるで秘密基地に続くかのような薄暗く無機質な階段です。

なんせ、駅舎から下りホームまでの標高差が約70mもあるので、ある意味「ちょっとした登山」とも言えるボリュームです!

ちなに土合駅は無人駅なので、電車に乗らない限りは全て無料で見学できます。

土合駅の情報
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽
TEL:0278-62-0401(みなかみ町観光協会)
料金:入場無料(無人駅)
バイクOKの駐車場:敷地内にあり(無料)
公式HP:https://www.enjoy-minakami.jp/see.php?itemid=2112

10 トレッキングスポット:尾瀬

尾瀬

日本人なら誰もが無条件で口ずさめる「遥かな尾瀬〜♪」を実際に歩ける場所が、その名も「尾瀬」です。

そもそも尾瀬とは福島県、新潟県、栃木県、そして群馬県の4県に跨る標高2,000m級の山々に囲まれた日本最大の山岳湿地帯で、まるで絵に描いたような美しい景色が広がっています!

そして、その尾瀬のすぐ側までバイクでアクセスできる場所が、群馬県側にある「鳩待峠(はとまちとうげ)」です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

鳩待峠は尾瀬をトレッキングするにあたっての主要なベース基地のひとつで「5月中旬~10月上旬の特定日を除けば」バイクでそのままアクセスできます(バイクは駐車1日500円)

ちなみにマイカー規制がかかっている場合は「戸倉エリア」から有料のシャトルバスに乗り換える必要がありますが、これが片道1,300円とけっこうなお値段なので・・・僕としてはバイクでそのまま鳩待峠へ行ける時に行くことをおすすめします(こちらでマイカー規制を確認できます

ちなみに鳩待峠には公衆トイレや売店、それから軽食コーナーが揃っているので、ここでしっかりと準備を整えてから尾瀬のトレッキングに挑みましょう!

尾瀬の情報
〒378-0411 群馬県利根郡片品村戸倉(鳩待峠)
TEL:027-220-4431(公益財団法人 尾瀬保護財団)
料金:入場無料、トレッキング無料
バイクOKの駐車場:鳩待峠(1日500円)
公式HP:https://oze-fnd.or.jp/

群馬県は旅情が濃い!

群馬県には情緒あふれる温泉地やご当地グルメスポットが点在しており、さらには大自然を感じる場所や秘密基地風のB級スポットなど、旅情を感じる要素が詰まっています!

ということで「あぁ〜バイクが旅したい!旅情を味わいたい!しかも何かと便利な首都圏内で!」と思ったら、迷わず群馬県ツーリングで決まりです。

ギャラリーへ (20枚)

この記事にいいねする


コメントを残す