Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!東北生まれの北海道民、さすライダーです。
たまに故郷の東北が恋しくなる時がありますが、そんな時は北海道に一番近い東北かつ本州最北端の「青森県」の出番です。
青森県はどことなく最果て感が漂う独特の雰囲気があり、ライダーが好きな「絶景ロード・ご当地グルメ・温泉」の三種の神器が全て揃っています!
ということで、今回は青森県のおすすめツーリングロード・スポットを紹介します。
※各スポット情報は2024年9月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 絶景ロード:津軽岩木スカイライン
青森県で最も走り甲斐があって、まるでドラマのように終盤から一気に視界が開けるドラマチックな道が「津軽岩木スカイライン」です。
標高1,625mを誇る日本100名山の「岩木山」の8号目までバイクで行けるワインディングロードで、全長約9.8kmと距離は短いものの・・・なんと!ヘアピンカーブが全部で69ヶ所もある、東北随一のコーナリング天国として有名な道です!
なお、津軽岩木スカイラインは有料道路となっており、バイクの通行料は1,050円です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
津軽岩木スカイラインの終点の8号目の標高は1,247mで、ここから9号目まで行けるリフトと徒歩で山頂まで行くことができます!
ちなみにリフトの料金は大人1名往復1,000円となっており、9号目から山頂までは約40分ほどの登山道を歩く必要があります。
ちなみに登山道はそれなりの傾斜と岩場があるので、登る場合はできる限り身軽な格好になることをおすすめします(8号目のトイレで着替え可能)
TEL:0172-83-2314
走行可能時間:8:00~17:00
料金:バイク1,050円、リフト大人1名往復1,000円
冬季閉鎖:11月中旬〜4月下旬
2 絶景ロード・最果てスポット:尻屋崎
ツーリングライダーなら誰もが目指す最果てスポット、それが「本州最北東端」に位置する「尻屋崎」です。
尻屋崎に生息する野生馬の「寒立馬(かんだちめ)」に会える場所として有名で、まるで北海道のような美しい草原と抜けるような青空、それから広がる大海原と三拍子揃った絶景スポットでもあります!
ちなみに設備としては駐車場と公衆トイレがあり、レンガで造られた灯台としては日本一の高さを誇る「尻屋埼灯台」も敷地内にあります(入場料300円)
さすライダーのワンポイントアドバイス
尻屋崎へのアクセスルートは「県道6号線」の途中にある「尻屋崎ビジターハウス」の横に設置された入場ゲートが入り口になっています。
ゲートは時期により入退場できる時間が決まっていて(東通村公式ページを参照)、車は自動開閉ですがバイクはボタンを押す必要があります(自動で開くこともあります)
あくまで寒立馬が敷地外に出ないためのゲートなので入場料は不要で、ここから尻屋崎まで続く約2.3kmの道が絶景シーサイドロードになっています!
TEL:0175-47-2889(燈光会尻屋埼支所)
入場可能時間:東通村公式ページを参照
料金:入場・通行無料、尻屋埼灯台300円
冬季閉鎖:12月1日〜3月31日
公式HP:https://shimokita-geopark.com/area/shiriyazaki/
3 絶景ロード・絶景スポット:奥入瀬渓流
青森県屈指のツーリングスポットが、日本有数の美しい渓流として知られる「奥入瀬渓流」です。
奥入瀬渓流は全長約14kmの渓流で、バイクで渓流沿いを走れる「国道10号線2・103号線」がメインルートになっています。
全体的に道幅が狭く意外と交通量もあるので、決して快走できる道ではありませんが・・・常に聞こえる水の音と森の木漏れ日が、はやる気持ちを抑えてゆっくり走る楽しみを教えてくれます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
奥入瀬渓流のおすすめ立ち寄りスポットは「銚子大滝(ちょうしおおたき)」で、高さ7m・幅20mを誇る奥入瀬渓流随一の滝として知られています。
その圧倒的な水量は「夏に涼しさを味わえる場所」として最適で、遡上して源流の十和田湖に入ろうとする魚を拒む「魚止め」としての役割もあるとされています。
なお、銚子大滝には少ないながらも駐車スペースが用意されているので、バイクを降りてゆったりと散策を楽しめます。
TEL:0176-75-2425(十和田湖総合案内所)
料金:入場・通行無料
公式HP:https://aomori-tourism.com/spot/detail_339.html
4 観光スポット:十和田湖
青森県と秋田県を跨ぐ、周囲約46kmの巨大なカルデラ湖かつ奥入瀬渓流の源流が「十和田湖」です。
湖畔沿いに多数の飲食店やレジャー施設、それから宿泊施設が軒を連ねる一大観光スポットで、青森県側のメインルートは湖畔をトレースする「国道103号線」です。
そして、その国道103号線沿いにある「十和田湖山荘」を目印に侵入できる脇道の先にある「瞰湖台」からの眺めが絶景です!
さすライダーのワンポイントアドバイス
十和田湖に来たら絶対に外せないのが「乙女の像」を入れた記念撮影で、十和田湖のシンボル的存在として有名です!
美しい十和田湖を横目に歩ける遊歩道の先にある銅像で、バイクは徒歩圏内の「休屋南・北駐車場」に停めることができます(どちらも1日200円)
ちなみに周辺には飲食店やお土産屋もあるので「乙女の像の写真を撮るだけ」と思って行っても予想以上に時間を取られるはずです・・・
TEL:0176-75-2425(十和田湖国立公園協会)
料金:入場・通行無料
公式HP:https://towadako.or.jp/
5 観光スポット:恐山
和歌山県は高野山、それから滋賀県は比叡山と並ぶ「日本三大霊山」の一つに数えられる場所が「恐山」です。
古来より「人は死ねば恐山に行く・・・」という言い伝えが残っている場所で、日本人なら誰でも知っている「あの世とこの世を結ぶ橋:三途川」を渡って入場するまさに霊的な場所です!
ちなみに恐山の入山料は大人1名500円で、バイクを置ける広い無料駐車場が完備されています。
さすライダーのワンポイントアドバイス
恐山の敷地内には思わず見入ってしまう、まさにあの世(天国)のような美しい場所や、逆に日頃の行いが悪いと思わず懺悔したくなる禍々しい場所など・・・総じて現実感が薄い非日常的な場所が点在しています。
そして、なんと無料で入浴できる温泉(湯小屋)が敷地内に4つもあるので、あの世とこの世の境目で温泉に浸かる・・・なんて他では絶対にできない体験をぜひ味わっておきましょう!
TEL:0175-22-3825
開山シーズン:5月1日〜10月31日
営業時間:6:00~18:00
入山料:大人1名500円
駐車場:舗装駐車場(無料)
公式HP:https://aomori-tourism.com/spot/detail_47.html
6 観光スポット:十二湖
青森県が誇る世界自然遺産「白神山地」のエリア内にある、合計33ヶ所のブナ林に囲まれた湖沼群の通称が「十二湖」です。
1704年に発生した大地震によって生まれた湖沼群と言われており、同じく白神山地内にある崩山(くずれやま)から見ると12の湖沼が見えることから「十二湖」と呼ばれています。
ちなみにバイクは十二湖の観光拠点「森の物産館 キョロロ」の駐車場に1日200円で駐輪できます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
十二湖の中で最も人気のある存在が「青池」で、その名前通りコバルトブルーに輝く神秘的な池です!
駐車場のある森の物産館キョロロから徒歩10分くらいの場所で、太陽の日照角度が高くなる4月~8月が最も美しく見える時期です。
なお、時間に余裕がある場合は「十二湖森林セラピーロード」と名付けられた散策コースを歩いてみることをおすすめします(所要時間2.5時間〜4時間)
TEL:0173-74-4412(深浦町観光課)
入場料:無料
駐車場:物産館キョロロ(1日200円)
公式HP:https://www.fukaurajyuniko.com/
7 観光スポット:六ヶ所原燃PRセンター
東日本大震災以降、日本人なら誰もが関心を抱く「原子燃料の処理や再利用」について学べる「日本原燃株式会社」のPR施設が「六ヶ所原燃PRセンター」です。
館内にある大きな模型や映像、それからパネルなどを見て触って「原子燃料サイクル施設」への理解を深めるための施設で、大人でも十分楽しめる展示内容で、何より勉強になります!
ちなみに誰でも無料で入場できる施設で、無料のガイドツアーに参加することもできます(当日受付もしくは事前予約)
さすライダーのワンポイントアドバイス
六ヶ所原燃PRセンターはとても無料とは思えないレベルの見応えのある展示物が多く、最後まで飽きることがありません!
所要時間としては大体1時間前後が目安なので、この手のスポットしてはそこまで時間をかけることなく気軽に見学できます。
なお、敷地内にはレストランとショップも完備されているので、じっくり見たい方はランチ込みでの見学も可能です(僕はこれです)
TEL:0175-72-3101
営業時間:9:00〜17:00
入場料:無料
駐車場:舗装駐車場(無料)
公式HP:https://6prc.jp/
8 グルメスポット:松楽
下北半島の国道394号線沿いに佇む、小さな海鮮料理店が「松楽」です。
旬の海産物をリーズナブルに味わえるお店で、青森県が漁獲量日本一を誇るヒラメを使ったご当地グルメ「東通天然ヒラメ刺身重」が看板メニューです!
ちなみに営業時間が10:00~22:00と朝早くから夜遅くまでやっているので、自由気ままなツーリングライダーの強い味方です(不定休なのは注意)
さすライダーのワンポイントアドバイス
松楽は基本的に何を食べてもハズレがなく、特に先に紹介した東通天然ヒラメ刺身重、それから各種海鮮丼、そしてウニ・アワビ・イクラがそれぞれ別々に盛られている「三食丼」が僕のおすすめです!
当然ながらお昼時は混雑することもあるので、行くなら開店〜お昼前、それから午後の時間帯が狙い目です。
TEL:0175-46-2905
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休
おすすめメニュー:東通天然ヒラメ刺身重、各種海鮮丼、三食丼
駐車場:舗装駐車場(無料)
公式HP:https://shimokita-tabi.jp/spot/shouraku
9 温泉:酸ヶ湯温泉
東北屈指の温泉天国の青森県の中でも、特に人気の高い歴史あふれる温泉宿が「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」です。
日本百名山の「八甲田山」のエリア内に佇む温泉宿で、日帰り入浴可能な巨大な混浴大浴場「ヒバ千人風呂」が全国区の知名度を誇っています!
しかも、幅広い体の不調に効能がある温泉としても知られているので「湯治場」としても有名な存在です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
酸ヶ湯温泉の日帰り入浴料は大人1名1,000円で、目玉の混浴大浴場の「ヒバ千人風呂」と、男女別の小浴場「玉の湯」に入ることができます。
このうち混浴のヒバ千人風呂は、特に女性ライダーには少々ハードルが高いもしれませんが・・・しかし浴場内に男女を分ける木塀が設置されているエリアもあり、売店で湯あみ着を購入することもできます。
ちなみに酸ヶ湯温泉は青森県を代表するワインディングロード「八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号線)」沿いにあるので、ライダーならここまでの走りも楽しめます!
TEL:017-738-6002
日帰り入浴営業時間:7:00~18:00
入浴料:大人1名1,000円
駐車場:舗装駐車場(無料)
公式HP:https://sukayu.jp/
10 B級スポット:大石神ピラミッド
実はエジプトのピラミッドよりも遥か昔にできたピラミッドが、なんと日本に7基(!)もあるという説がありますが、その一つが青森県は新郷村にある「大石神ピラミッド」です。
一般的にピラミッドと聞いて誰もがイメージする、石を積み上げた人工物のピラミッドではなく、山の山頂に巨石を配した「天然型のピラミッド」で、古代の太陽信仰に基づく「太陽礼拝所」であったと推測されています。
アクセスは国道454号線沿いに小さいながらも案内板があるので、そこから狭い山道を走ると駐車場に辿り着けます(最後まで舗装路)
さすライダーのワンポイントアドバイス
大石神ピラミッドは周囲をグルリと歩いて散策できるようになっており「太陽石・方位石・星座石・鏡石」と名付けられた4つの巨石を見ることができます。
まさに信じるか信じないかはあなた次第!な正統派B級スポットですが、個人的には行く価値のある場所だと思っています!
ちなみに大石神ピラミッドのある新郷村には、なんと!まさかの「キリストの墓」もあったりします(ニヤリ)
TEL:0178-78-2111(新郷村役場 企画商工観光課)
入場料:無料
駐車場:舗装駐車場(無料)
公式HP:https://aomori-tourism.com/spot/detail_488.html
青森県はハイスペックツーリングエリア
青森県は本州でありながら、全体的にどこか本州とは異なる雰囲気が漂っており、だからこそ旅情を感じるハイスペックなツーリングエリアです!
絶景ワイディングからエジプトより古いピラミッドまで、変化に富んだ青森県ツーリングを愛車と楽しみましょう。
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