
岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。
ゴールデンウィーク明けに、四国最西端に位置する日本一長い「佐田岬(さだみさき)半島」へ行ってきました。
全長約40kmの細長い半島には、見どころたっぷり! ライダーの心を弾ませる絶景道が続きます。
風力発電所の風車群、展望台、資料館、美味しいものなど、立ち寄ってほしいおすすめスポットとともに紹介していきましょう。
目次
佐田岬半島について
宇和海と瀬戸内海の二つの海に囲まれた、日本で一番長い佐田岬半島。最西端には佐田岬灯台があります。
温暖で過ごしやすい気候が特徴で晴れることが多く、ツーリングにぴったり。
別名「風の岬」とも呼ばれ、風が比較的よく吹き、風力発電所の風車が立ち並ぶ風景が有名ですが、私が訪れた日は穏やかな風で心地よくツーリングできました。
半島の先端にある佐田岬灯台から約15km手前にある三崎港からは、大分県佐賀関へのフェリーが出航しています(国道九四フェリー)。
毎時運航で四国と九州を最短で結ぶ人気の航路です。
半島を東西に貫く国道197号は、尾根を行く快適二車線道路。
駆け抜ければ道路の右側と左側に海が垣間見え、細長い岬であることを体感しながら走ることができます。
一部の区間「佐田岬メロディーライン」には、ところどころ、時速50kmで走るとタイヤの走行ノイズ音が曲に聞こえる音響道路が整備されている点も注目です。

佐田岬半島の見どころ 道の駅伊方きらら館
佐田岬半島の見どころを、東から西端に向けて順に紹介していきましょう。
まずは長い半島の付け根に位置する場所にある「道の駅伊方きらら館」。
柑橘類や海産加工品などがそろい、お土産を購入するのにぴったりです。
おすすめは、北に瀬戸内海、南に宇和海を一望できる展望デッキ。
道の駅の建物の中にエレベーターと階段があり、屋上部分が展望デッキになっているので、ぜひ立ち寄ってください。
日本一長い半島に来たことが体感できますよ。

佐田岬半島の見どころ 佐田岬半島ミュージアム
2023年8月のオープンしたばかりの「佐田岬半島ミュージアム」は、佐田岬半島の歴史や文化を紹介する博物館です。
佐田岬半島はあまりにも長くて、かつては「陸の孤島」と呼ばれることもあったそうです。
古くから続く漁業、男性の海士漁、柑橘栽培、銅鉱山の開発ラッシュ、伊方杜氏など、佐田岬半島ならではの様々な風習や伝統、文化が残っています。
たくましい暮らしぶりがわかる写真や道具などが展示されていて、見ごたえ抜群です。

0894-21-3400
開館時間 9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)、
祝日の翌平日、年末年始(12/29~1/3)
※資料整理等のために臨時休館となる場合あり。
一般 300円
https://sadamisakihanto-museum.jp/
佐田岬半島の見どころ せと風の丘パーク
佐田岬半島といえば、風力発電所の風車が立ち並ぶ壮大な風景。
実は私は佐田岬半島ツーリングは3回目なのですが、これまでこの風景がどこなのかわからず、今回初めてたどり着くことができました。
国道197号から少し外れた道にあたり、そのことを知らなかったのです。
気候がよければ、ライダーの方にはぜひ走ってほしい道です!
「せと風の丘パーク」という標識を見つけたら、国道197号を外れてしばらく山道を走ると、突然視界が開け、憧れの絶景道にたどり着きました。
せと風の丘パークには展望デッキがあり、11基の風車が眺望できる風景が見事です。
そこから西へ約1.5kmほど、風車と海が見える尾根沿いの道が続きます。
愛車とともに絶景を駆け抜けましょう。

https://www.sadamisaki.com/spot/sadamisakitodai/
佐田岬半島の見どころ 佐田岬はなはな・三崎港
九州へのフェリーが出航する三崎港の隣に、2020年、伊方町観光交流拠点施設としてリニューアルオープンした「佐田岬はなはな」。
「はな」はフラワーではなく「岬」のことなのだそうです。
地域の美味しいものなどがそろった売店や、レストラン、カフェなどが入った複合施設。ベンチや芝生の公園もあり、海を眺めながらの休憩にもぴったりです。
隣接する三崎港から、大分県佐賀関へのフェリーが出航しています。
毎時出航といえども、予約せずに港を訪れた私は、満席により2時間待ちになりましたが、佐田岬はなはなで快適に待つことができました。

0120−133−004
・しらすパークはなはな(売店):9:00~17:00/不定休
・しらす食堂はなはな:10:00~16:30(L.O. 16:00)/不定休
https://www.shirasu.jp/park/
佐田岬半島の見どころ 佐田岬灯台
佐田岬半島の先端にある佐田岬灯台は、四国最西端の地でもあります。
国道は三崎港までで、さらに西へは県道が続きます。ところどころくねくねと細い道があり、時々海が見える、最果て感のある道です。
駐車場から灯台までは約1.8km、木々の中を遊歩道が整備されていて、坂道や階段を経て徒歩で約20分かかります。
行くのに結構な覚悟が必要です。
私は今回のツーリングでは立ち寄らずに、少しだけ手前にある「水尻展望台」から佐田岬灯台を見学しました。
青い海に白亜の灯台が美しくそびえ、圧巻です。
豊予海峡の向こうには、九州がすぐそこ。船が多く行き来します。
片道20分、緑の中を歩いたからこそ、感動もひとしおでした。

https://www.sadamisaki.com/spot/sadamisakitodai/
佐田岬半島のおすすめグルメ 柑橘スイーツ
ここからは佐田岬半島で見つけたイチオシグルメを紹介します。
半島のあちこちで見かけるのが、斜面に続くみかんなど柑橘の畑。ぜひ柑橘は食べたいですよね。
私のおすすめは、佐田岬半島の入口、伊方町河内にある「みかん専門店 南の果樹園ニュウズ」。
栽培から販売までを手掛ける農業生産法人株式会社ニュウズの直営店です。
季節ごとにさまざまな柑橘が手に入るほか、ぜひその場で味わってほしいのが、「オリジナルみかんアイス」。
アイスに混ぜる冷凍柑橘を、14種類の中から3種類選び、自分だけのオリジナルのみかんアイスが作れます。
「こんなに柑橘の種類ってあるのか!」とびっくり。
私は紅華・甘平・はるかと、甘い系の柑橘を選んでみました。香りも良くて、優しい甘さがたまりません。

佐田岬半島のおすすめグルメ 海鮮丼
海辺を走ったらやっぱり食べたいのが海鮮ですよね。
佐田岬半島はしらすが特産です。
釜揚げしらす丼、生しらす丼のほか、愛媛のご当地メニューで鯛の刺身に玉子をかけていただく丼の「鯛めし」などがいただけるのが、しらす食堂はなはな。
三崎港に隣接する複合施設「佐田岬はなはな」内にあります。
私がいただいたのは「はなはな丼」。
しらすや鯛などたくさんの海の味覚が一度に味わえる海鮮丼です。

おわりに
日本一長い半島、佐田岬半島。尾根の道を爽快に駆け抜けるも良し、展望スポットを巡りながらのんびり走るも良し、地のものをたくさん食べるのも良し、何度も来たくなります。
私は今度は、国道から外れたローカルな道を走りに行きたいと思っています。
ぜひあなたも佐田岬半島へ愛車とともに行ってみてくださいね!
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