Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!かつては千葉県民だった北海道民、さすライダーです。

北海道の道は大抵真っ直ぐなので、曲がりくねった関東の道がたまに恋しくなる今日この頃です・・・

ということで、今回は僕がバイクで日本を2周した時、そして千葉県在住の時に走った関東のおすすめの道を紹介します!

※各スポット情報は2024年5月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

1 東京都:奥多摩周遊道路

奥多摩周遊道路

首都圏ライダー御用達の定番ツーリングロードが「奥多摩周遊道路(都道206号線)」です。

全長約19.7kmの山岳ワインディングロードで、かつて有料道路だったので路面状況も比較的良好です!

週末は多くのライダーが走りを楽しんでいますが、その反面事故も多いので、くれぐれも安全運転で楽しみましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

麦山の浮橋

奥多摩周遊道路の定番立ち寄りスポットが、通称「ドラム缶橋」と呼ばれている「麦山の浮橋」です。

昔は本当にドラム缶の上に板を並べただけの簡素な橋でしたが・・・現在は立派な浮き橋になっています!

とは言っても、橋の上を歩くと結構揺れるので、なかなかスリリングな体験を味わうことができます。

奥多摩周遊道路の情報
〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村
TEL:0428-83-3634(東京都建設局西多摩建設事務所)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:PA数カ所あり(無料)
公式HP:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/nishiken/Okutama-Hp/Okutama-Hp-Top.html

2 神奈川県・千葉県:東京湾アクアライン

東京湾アクアライン

神奈川県は川崎市と千葉県は木更津市を結ぶ海の道が「東京湾アクアライン」です。

東京湾を海底トンネルと橋で渡る全長15.1kmの有料道路で、川崎側が約9.5kmの海底トンネル、そして木更津側が約4.4kmの橋梁という構成になっています。

通行料は通常2,510円と高額ですが、ETC料金が640円とかなりの割引率なので、基本的にはETC搭載車での通行をおすすめします。

なお、東京湾アクアラインは自動車専用道路なので、125cc以下のバイクは通行不可となっています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

海ほたる

川崎側の海底トンネルと、木更津側の橋梁の切り替え地点に位置する「海に浮かぶパーキングエリア」が「海ほたる」です。

多数のショップや飲食店が軒を連ねる「ただのPA」ではなく「一大観光スポット」で、通常の高速道路のPAと同じく駐車料金は無料です!

ここに立ち寄るためだけにアクアラインを走るライダーも多く、川崎側・木更津側共に反対側に通り抜けず引き返すことも可能です。

東京湾アクアラインの情報
〒292-0008 千葉県木更津市中島 地先(海ほたる)
TEL:043-223-3298(千葉県土整備部道路計画課高速道対策・館山道促進班)
料金:2,510円(ETC料金640円)※125cc以下は通行不可
バイクOKの駐車場:海ほたる(無料)
公式HP:https://www.pref.chiba.lg.jp/doukei/aqualine/aqualinegaiyou/

3 神奈川県:ターンパイク箱根

箱根ターンパイク

神奈川県が誇る走りどころ「箱根エリア」を貫く快走路が「ターンパイク箱根」です。

小田原市から湯河原町へと続く、全長約15.7kmのワインディングロードで、極めて路面状況が良いので愛車の走りを満喫できますが、125cc以下のバイクは走行不可となっています。

なお、ターンパイク箱根のバイクの通行料は550円で、残念ながらETCには非対応ですがETCX」と呼ばれるキャッシュレス決済に対応しています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

ターンパイク箱根の湯河原町側の料金所を出てすぐの場所に「バイカーズパラダイス南箱根」というライダーの為のパーキングエリアがあります!

2019年8月のオープン以来、常にバイク雑誌やメディアで引っ張りだこの存在で、ライダー向けのカフェやショップ、それからレンタルバイクやイベントスペースなど設備が充実しています。

ちなみに入場料として500円が必要ですが、ここはライダーなら立ち寄って損はありません。

ターンパイク箱根の情報
〒250-0021 神奈川県小田原市早川2-22-1
TEL:0465-23-0381
料金:550円(125cc以下は通行不可)
バイクOKの駐車場:PA数カ所あり(無料)
公式HP:https://www.htpl.co.jp/

4 神奈川県:芦ノ湖スカイライン

芦ノ湖スカイライン

ターンパイク箱根と同じく、箱根エリアを代表する絶景ワインディングロードが「芦ノ湖スカイライン」です。

その名前通り芦ノ湖と富士山が見える全長約10.7kmの有料道路で、バイクの通行料は300円とリーズナブルな設定です!

適度なアップダウンを繰り返しながら、攻めごたえのあるコーナーを次々と抜けていく、まさに「バイクで走るべき道」ですが、残念ながらETCは利用不可となっています。

しかも、ETCのみならずこのご時世に「現金払いのみ」という不便さが玉に瑕です・・・そして、こちらも125cc以下のバイクは通行不可です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

箱根スカイライン

芦ノ湖スカイラインは同じく絶景ワインディングロードの「箱根スカイライン」にそのまま接続できます!

こちらも芦ノ湖と富士山の絶景を堪能できる素晴らしい道で、通行料は260円となっています(キャッシュレス対応)

個人的には道の途中にある「箱根芦ノ湖展望公園」から見える富士山の景色がお気に入りです!

芦ノ湖スカイラインの情報
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根638(管理事務所)
TEL:0460-83-6361
料金:300円(現金のみ)125cc以下は通行不可
バイクOKの駐車場:PA数カ所あり(無料)
公式HP:http://www.ashinoko-skyline.co.jp/

5 千葉県:内房なぎさライン

内房なぎさライン

房総半島の東京湾側(内房)を走るシーサイドツーリングロードが「内房なぎさライン」です。

木更津市から館山市まで続く「国道127号線」が内房なぎさラインで、特に富津市を超えた辺りから海が近く快走できます!

晴れた日は海の向こうに富士山が見えることもありますが、所々道幅が狭い区間があるので、くれぐれもスピードとよそ見運転には要注意です。

なお、先に紹介した「東京湾アクアライン」を利用すると都内からのアクセスも良好で、全長約50kmとボリューム的にも満足できる道です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

SEA DAYS

 

内房なぎさラインの終点の館山市には、海が見えるおしゃれなカフェが点在していますが、僕のおすすめは「SEE DAYS」です。

カフェの目の前に広がる南房総の海を眺めながら、美味しいコーヒーやパスタなどの軽食を楽しめます!

ちなみにFreeWi-Fiとコンセント完備のコワーキングスペースもあるので、ここを目的地に「ワーケーションツーリング」をしてみるのもありかもしれません。

内房なぎさラインの情報
千葉県木更津市〜館山市
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:道の駅やPA複数あり(無料もしくは有料)
館山市のおすすめカフェ:SEE DAYS

6 茨城県:奥久慈パノラマライン

奥久慈パノラマライン

茨城県は奥久慈エリアの大自然を存分に味わえる舗装林道が「奥久慈パノラマライン」です。

国道322号線と461号線を繋ぐ「全面舗装林道」で、約1.5車線の狭路ながら一応大型バイクでも走れる道となっており、正式名称は「奥久慈林業地帯林道 袋田・男体・湯沢線」です。

道の分類的にはいわゆる「酷道」の部類に入る道ではありますが、時折見える雄大な景色と「冒険している感」がクセになる、不思議な魅力のある道です。

ただし、意外にも交通量がそれなりにある点と、酷道あるあるの「路面上のコケ」には注意が必要です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

Cafe遊森歩(ユーモア)

奥久慈パノラマラインの国道461号線側にある「Cafe遊森歩(ユーモア)」は、バイク好きなオーナーさんが切り盛りしているライダーに人気のカフェです。

雰囲気抜群のログハウスの店内でゆっくりとコーヒーを飲むのも良し、眺めの良いテラス席で美味しいアップルパイやケーキを食べるのも良しの素敵な場所です!

ちなみにここから日本三名瀑の「袋田の滝」までバイクで10分くらいなので、こちらもぜひ立ち寄ることをおすすめします。

奥久慈パノラマラインの情報
〒319-3526 茨城県久慈郡大子町
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:なし(路肩停車の際は対向車の有無を確認)
おすすめカフェ:Cafe遊森歩

7 栃木県:霧降高原道路

霧降高原道路

かつては有料道路だった日光は霧降高原を縦断するワインディングロードが「霧降高原道路(県道169号線)」です。

全長約18kmのテクニカルなワインディングロードで、景観抜群の高原の道を快走できます!

しかし、その名前通り「霧」に覆われることも多いので、あまりに視界が悪い場合は「走らない勇気」も必要です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

大笹牧場

霧降高原道路の北側の入り口には、人気レジャースポットの「大笹牧場」があり、ライダーの定番立ち寄りスポットになっています。

広い駐車場にトイレ、それから各種ショップにレストラン、休憩スペースにミニ動物園と設備が充実しているので、ここを目当てに霧降高原道路を走るライダーもいるほどです。

ちなみに名物は特製の厚切りジンギスカンを味わえる「ジンギスカンハウス」の焼肉メニューで、他にはライダーの義務(?)のソフトクリームも人気です!

霧降高原道路の情報
〒321-1421 栃木県日光市所野
TEL:0288-53-5337(一般財団法人 自然公園財団 日光支部)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:数カ所PAあり(無料)
おすすめ立ち寄りスポット:大笹牧場
公式HP:http://www.kirifuri-kogen.jp/

8 栃木県:いろは坂

いろは坂

栃木県は日光エリアの日本を代表するドライブルートが「いろは坂」です。

下界と中禅寺湖を結ぶ合計48ヶ所のカーブを有する道で、ほとんどのカーブが「ほぼUターン」のきついヘアピンカーブになっています。

そのため、初心者には少々大変な道かもしれませんが・・・日光の美しい景観と秋の紅葉の素晴らしさは、他では味わないものがあります。

さすライダーのワンポイントアドバイス

いろは坂

いろは坂はその特殊な道の性質から「下り・上り」共に一方通行になっており、下り専用路が「第一いろは坂」それから上り専用路が「第二いろは坂」と呼ばれています。

通常上りは大体30分くらいで走破できますが、特に秋の紅葉の時期は常時渋滞気味で、最悪「上りヘアピンの途中で停車」という苦行になる可能性もあるので・・・特に重たいバイクや足つきの悪いバイクに乗ってる場合は要注意です(紅葉の時期は可能な限り平日)

いろは坂の情報
〒321-1421 栃木県日光市
TEL:0288-22-1525(日光市観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:なし(途中停車禁止)
公式HP:https://www.nikko-kankou.org/spot/9

9 群馬県・栃木県:金精峠

金精峠

群馬県は片品村と栃木県の日光市を繋ぐ国道120号線は、標高2,024mの「金精峠」を越えるワインディングロードになっています。

群馬県側・栃木県側ともに穏やかな森林地帯を抜ける道ですが、実はキツいカーブや複合カーブが待ち受ける走りごたえ抜群の道です!

そして、この辺り一体は両県ともに観光スポットやレジャー施設の宝庫なので、各種立ち寄りスポットが豊富であることも魅力です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

金精峠

肝心の金精峠はただのトンネルなので拍子抜けするかもしれませんが、日光側にはトンネルを抜けた先にPA(トイレ無し)があり、そこから見える男体山と中禅寺湖の絶景は圧巻の一言です!

そして、ここからが金精峠の最大のハイライト区間で、愛車と目の前の絶景に飛び込んでいく感覚は堪らないものがあります。

ちなみに金精トンネルは何気に「日本で一番標高の高い場所にある国道トンネル」だったりします。

金精峠の情報
〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川
TEL:0278-58-3222(片品村観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:金精トンネルPA(無料)
公式HP:https://gunma-kanko.jp/spots/684

10 群馬県:妙義山道路

妙義山道路

群馬県の日本三大奇勝のひとつ「妙義山」の麓を貫く鋭いワインディングロードが「妙義山道路」です!

あの大ヒット漫画「頭文字(イニシャル)D」にも登場した、タイトコーナーが連続する走りごたえ抜群の道で、県道196号線の通称が「妙義山道路」です。

なお、秋の紅葉が美しい道としても有名ですが、その分交通量が増えてしまうので・・・純粋に走りを楽しみたいなら秋以外がおすすめです。

さすライダーのワンポイントアドバイス

まるで中国の仙人が住んでいるかのような、独特のビジュアルが印象的な妙義山ですが「県立妙義公園」の駐車場が愛車とのベストフォトスポットです!

広い駐車場と公衆トイレ、それからお土産屋とドライブインがあり、ここから「石門めぐり」と呼ばれる人気のトレッキングコースにチャレンジすることもできます。

ただし、ツーリングの途中に思い付きでチャレンジできる難易度では無いので(鎖をよじ登る場所があります)石門めぐりをするならそれ相応の装備をバイクに積んでいく必要があります。

妙義山道路の情報
〒370-2621 群馬県甘楽郡下仁田町上小坂(県立妙義公園)
TEL:0274-82-2111(下仁田町役場)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:県立妙義公園(無料)
公式HP:https://www.town.shimonita.lg.jp/kanko/m03/m05/07.html

関東はツイスティなワインディングの宝庫!

決して信州のような山岳地帯では無いのですが、関東は意外とワインディングロードが多く、しかもどちらかといえばツイスティで走りごたえのある道が多い印象です。

ということで、とにかく愛車とコーナーを攻めたいライダーは、次の週末に関東ツーリングに行くことをおすすめします。

写真ギャラリーへ (20枚)

この記事にいいねする


コメントを残す