こんにちは! バイク乗りエッセイストの“コバユリ”こと小林夕里子です。バイクキャンプ歴約20年の経験を活かして、「今年こそ(今年も)キャンプするぞ!」と準備を進めているライダーの皆様にお役立ち情報をお届けする連載。今回は、バイクキャンプには欠かせない「荷物の積載」についてです。

「ちょっとした荷物しか載せて走ったことがない自分に、キャンプ道具を積載なんてできるだろうか?」と不安に思うビギナーさんは多いと思いますが、いくつかのポイントを抑えれば誰でもできるようになるので安心してくださいね。

それでは早速、「理論編」「道具編」「実践編」に分けてお伝えしていきたいのですが、「理論編」に関しては、すでにまとめた記事が公開されているので、そちらをぜひごらんください。

「スッキリ美しく積んで安全に! 荷物の積載の基本【コバユリのキャンプツーリング入門】」

上の記事の内容を踏まえた上で、今回は積載に必要な道具を見ていきましょう!

バイクキャンプの積載術【道具編】:必要なのは「収納具」「土台」「固定具」

キャンプ道具をバイクに積載するために必要な道具については、上の記事でも少し触れているのですが、ここで改めて掘り下げていきます。大きく分けて3つの道具を使って積載します。

①荷物をまとめるための「収納具」

キャンプ道具をまとめてバイクに載せる「収納具」には、ボックス(=ハードケース)とバッグがあります。
まず、ボックスを使うメリットとデメリットをまとめます。

<ボックスを使うメリット>
・難しいことを考えずにキャンプ道具をぽんぽん入れても、いつも決まった形に積載できる。
・万が一バイクを倒してしまったとき、外からの衝撃から荷物を守れる。
・雨に降られても荷物が濡れない(ただし防水仕様ではないボックスもある)
・鍵をかければ盗難防止になる

<ボックスを使うデメリット>
・荷物を少なくしてもボックスの形は決まっているので、積載のボリュームは変えられない。
・頑丈なボックスほどそれ自体に重量があるため、車重も増えて取り回しや走行感が重くなる。

次に、バッグを使うメリットとデメリットをまとめます。

 

<バッグを使うメリット>
・荷物の量に応じて積載の大きさを変えられる(形固定のシートバッグを除く)
・内容物の量や詰め方によってバッグの形が変わるので、たくさんの荷物も工夫次第で詰め込むことができる
・テントの中に入れてもボックスほど場所を取らない。
・大きさや色、デザインなど豊富な選択肢から選べる。

 

<バッグを使うデメリット>
・防水仕様のものでないと荷物が雨に濡れる(別途レインカバーやインナーサックで防水する)
・布製のため盗難防止策を施しにくい。

 

ボックスとバッグではルックスもだいぶ異なるので、それぞれのメリット・デメリットを考慮しつつ、自分のバイクやスタイルに合ったものを選びましょう。荷物の量にもよりますが、60リッターくらいの収納容量があれば、1泊のキャンプ道具を運ぶことができます。

②荷物を載せるための「土台」

次に、①でまとめた荷物をバイクに積載するには、その「土台」となるものが必要になります。座面がしっかり確保されたダブルシートの備わったバイクであれば、シート後方がじゅうぶん土台になってくれますが、シングルシートのバイクには別途荷台が必要です。また、載せたいバッグに対してシートに充分な座面がないバイクの場合も、リアキャリアを追加することが主な解決策になります。ボックスを使う場合もキャリア(ステイ、ベースプレート)が必要です(ボックスに付属していることが多いです)

 

 

「大きいバイクならたくさん積める」のではなく、小排気量のバイクでも荷台次第で積載力は大幅にアップします。使いたい収納具をバイクにフィッティングさせてみて、必要に応じて荷台をプラスしましょう。

③荷物を括り付けるための「固定具」

最後に、②の土台に載せた①のボックスやバッグをバイクに取り付けるためには「固定具」が必要です。

<ボックスを固定する場合>
ボックスを購入する際に専用のステイ(ベースプレート)が用意されていれば、それを併用することでバイクに固定できます。

こちらはGIVIのトップケースに付属する汎用ベースプレート。

 

バイク積載用ではない、ホームセンターなどで購入できるいわゆる収納ボックスを積む場合は、荷締めベルトなどを使ってキャリアに固定します。

 

<バッグを固定する場合>
「シートバッグ」の場合は、バイクのシートに固定するためのシステム(ベースやベルト類)が付属していることが多いので、それを使って積載します。

例えば先に上げたヘンリービギンズのシートバッグには、バッグを4点支持固定できるシステムベルトが付属します。シート下から固定することで、積載後もバッグの開閉ができます。

 

固定用のベルトが付属していない場合は、別途荷締めベルトを用意して、ベルトをバッグの上面に渡すようにしてシートか荷台に括り付けます。ちなみにベルトでバッグを括り付けるメリットは、上から抑え込む力が生まれて荷物をしっかりと固定できること。荷物が最も安定する積載方法です。

 

 

また、ベルトやネットを使うには、バイク側にフックやリングを引っかける場所が必要になります。もしもバイクや荷台にその場所がなければ、用品を使って増設します。

 

ツアラータイプのバイクの場合、リアキャリアやリアシート周りに予め荷掛けのポイントが備わっていることがありますが、スポーツタイプのバイクにはないことが多いので、このようなアイテムをプラスして安全に積載できるようにしましょう。

いかがでしたか? 乗っているバイクやスタイルの好みによって必要なものも変わってくることがイメージできたでしょうか。

次回は「実践編」として、コバユリの道具選びから荷造り、積載までの実際をお届けします!

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