
Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!海よりYAMAHA・・・じゃなくて「山派」の男、さすライダーです。
もちろん海も好きなんですが、なんだか山が見えると異常にテンションが上がるんですよね!
なので、日本屈指の山岳地帯の信州(長野県)は当然のように大好きなので、今回は信州の山々を駆け巡るおすすめ道を紹介したいと思います。
※各スポット情報は2024年5月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 ビーナスライン
信州エリアを代表する、日本でも有数の絶景ワインディングロードが「ビーナスライン」です。
長野県は茅野市から標高2,000mを超える「美ヶ原高原」まで続く、総延長約80kmの走りごたえ抜群の道で、かつては有料道路だったので路面状況も良好です!
基本的に「全線ハイライト」の絶景ロードですが、特に車山から霧ヶ峰までの約10kmの区間の景観が素晴らしく、高原の風を感じながら気持ちよく走ることができます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
ビーナスラインにおけるライダー定番の休憩スポットが「霧ヶ峰ビーナス」で、週末はまるで「特設モーターサイクルショー」のように大量のバイクが停まっています!
標高1,660mに位置する景観抜群のパーキングエリアで、広い駐車場やトイレ、売店に各種飲食店と設備も整っています。
特にここで売っている「生ソフトクリーム」はライダーに大人気です。
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月下旬
バイクOKの駐車場:霧ヶ峰ビーナス(無料)他多数PAあり
公式HP:https://www.venus-line.net/
2 裏ビーナスライン
実はビーナスラインには通称「裏ビーナスライン」と呼ばれる隠しステージ(?)があり「県道62号線:美ヶ原公園沖線」がそれに該当します。
具体的には武石(たけし)峠から「うつくしテラス」までの約5.4kmの短い区間ですが、本線のビーナスラインに勝るとも劣らない絶景が広がっています!
なお、裏ビーナスラインはゴールの「うつくしテラス」より先には行けないので、往復ピストン運行となります。
さすライダーのワンポイントアドバイス
裏ビーナスラインの終点にある「うつくしテラス」には、広い駐車場とトイレ、それから売店と軽食コーナーがあります。
ビーナスラインには道中多数のPAがありますが、裏ビーナスラインは「ここが唯一の休憩スポット+折り返し地点」なので、基本的には立ち寄ることをおすすめします。
ちなみに美ケ原高原の山頂まで徒歩30分という素晴らしい立地なので、時間があれば山頂からの景色も満喫しましょう!
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月下旬
バイクOKの駐車場:うつくしテラス(無料)
3 志賀草津道路
ビーナスラインと人気を二分する、信州を代表する絶景ロードが「志賀草津道路(国道292号線)」です。
長野県は渋温泉と群馬県の草津温泉を結ぶ、全長約50kmのロングワインディングロードで、標高2,172mの国道最高所「渋峠」を貫く道としても有名です!
刻一刻と変化する風景を楽しみながら、愛車と迫り来るコーナーの数々を抜けていく爽快感抜群の道です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
数々の絶景ポイントが点在する志賀草津道路ですが、個人的には「横手山ドライブイン」付近の景色が一押しです!
横手山ドライブインには広い駐車場とトイレ、それから眺めの良いレストランがあり、目の前に広がる日本有数の山岳絶景スポットを眺めながら・・・優雅な食事を楽しむことができます!
ちなみにこれは横手山ドライブインも含めて、志賀草津道路上の立ち寄りスポット全般に言える話ですが、立地的に駐車場の傾斜が目立つので、バイクを停める場所は慎重に選びましょう。
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月下旬
バイクOKの駐車場:横手山ドライブイン(無料)他多数PAあり
4 高ボッチスカイライン
信州で一番大きな湖「諏訪湖」を見下ろす、標高1,665m付近に広がる風光明媚な場所が「高ボッチ高原」です。
そして、そこを目指す「塩尻市道高ボッチ線」が通称「高ボッチスカイライン」と呼ばれており、道の大半は決して路面状況が良いと言えない細いクネクネ道です・・・
しかし、山頂付近で突然広がる360度の絶景は素晴らしく、これを味わうために走る価値が十分にある道です!
さすライダーのワンポイントアドバイス
高ボッチ高原には全部で5ヶ所の展望スポットがあり、漏れなく諏訪湖と富士山が織りなす絶景を堪能できます!
特に10月中旬から11月にかけては早朝に雲海が発生することもあり、早起きが苦手でも行く価値があります。
なお、高ボッチ高原にはトイレが「高ボッチ高原 第2駐車場(第1駐車場は閉鎖中)」にしかないので、トイレはなるべく下界で済ませてから行くことをおすすめします。
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月下旬〜4月下旬
バイクOKの駐車場:高ボッチ高原 第2駐車場(無料)
5 海野宿
かつて中山道と北陸道を結ぶ「北国街道」の宿場町として栄えた場所が「海野宿」です。
国道18号線から海野宿方面へと進むと、まるで愛車とタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚える、情緒あふれる古い町並みが登場します!
通常、このような古い町並みの車道は、許可された車両のみ通行可能な場合が多いですが、海野宿は「日本の道100選」に選ばれている、バイクで堂々と走って良い道です(もちろんスピード控えめで)
さすライダーのワンポイントアドバイス
江戸時代の旅籠屋造りと茅葺き屋根を中心とした海野宿の町並みは、どこに愛車を停めて写真を撮っても高確率で映えます。
一通り町並みをバイクで走って、愛車の撮影もひと段落したら・・・今度は観光駐車場の「海野第1駐車場・海野第2駐車場」のいずれかにバイクを停めて、歩いて海野宿を散策することをおすすめします。
海野宿にはお土産屋や飲食店やカフェもあるので、歩いて散策する時間も楽しめます!
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:海野第1駐車場・海野第2駐車場
6 御岳スカイライン
標高929mの「御岳山」の7号目までバイクで走れる、全長約17.2kmのワイディングロードが「御岳スカイライン」です。
序盤からテクニカルな低中速コーナーが続く走りごたえ抜群の道で、特に「御嶽スキー場」を越えたあたりからはタイトコーナーが連続します!
ちなみに御嶽スキー場の敷地内に、あのクシタニがプロデュースしたオフロードコースとキャンプ場の複合施設「ONTAKE EXPLORER PARK」が2023年にオープンしたので、どちらかと言えばマイナーな道でしたが、これから一気にメジャーロードになる可能性があります。
さすライダーのワンポイントアドバイス
御岳スカイラインの終点には「御嶽山ビジターセンター」があり、広い駐車場やトイレ、飲食可能な休憩スペースが用意されています。
時間に余裕のある場合は、ここから御嶽山の山頂まで徒歩3時間で行けるので、登山用品を準備の上チャレンジするのもありです!
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月上旬〜5月下旬
バイクOKの駐車場:御嶽山ビジターセンター(無料)
7 野麦峠
長野県は松本市と岐阜県の高山市を結ぶ峠道が「野麦峠(県道39号線)」です。
全体的に細い山道が続くワインディングロードですが、長野県側は比較的路面状況がよく、概ね片側1車線が確保されています!
ちなみに標高1,672mが最高地点で、時折美しい乗鞍岳が姿を表す「派手さはないけど味のある道」です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
野麦峠の唯一の休憩スポットが、その名も「お助け小屋」で、古くから野麦峠の要所として旅人をもてなしてきた歴史があります。
設備としては駐車場とトイレ(ありがたい存在)それから食堂があり、野麦峠を走るほぼ全てのライダーがお世話になる場所です!
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月下旬
バイクOKの駐車場:お助け小屋(無料)
8 八ヶ岳エコーライン
日本百名山の「八ヶ岳」の山麓を走る穏やかな雰囲気のツーリングロードが「八ヶ岳エコーライン」です。
全長約16.2kmの広域農道で、正式名称は「八ヶ岳西麓広域農道」です!
直線と緩やかなカーブが中心のゆったりと走れる道で、走りながら雄大な八ヶ岳の姿を堪能できます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
八ヶ岳エコーラインのおすすめの季節はズバリ「秋」で、紅葉越に見える八ヶ岳が素晴らしく綺麗です!
途中の立ち寄りスポットは「風除け公園」がおすすめで、江戸時代に冷たい風から水田を守るため植えられた、約650m続く防風林が広がっています。
小さい公園ながら駐車場とトイレもあるので、ここで一息入れてから再び走りましょう。
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:風除け公園(無料)
9 メルヘン街道・麦草峠
長野県は茅野市から佐久穂町まで続く、タイトコーナーが連続するワインディングロードが「メルヘン街道」です。
国道299号線を中心とした道で、変化に富んだ景色を楽しむことができます!
路面状況としては所々に道幅の狭い箇所があるので、とにかくコーナリングが楽しい道ですが、決して攻めるような走りをしないことをおすすめします。
さすライダーのワンポイントアドバイス
メルヘン街道の最大のハイライトが「麦草峠」で、先に紹介した志賀草津道路の「渋峠」に次いで、国内で2番目に標高の高い峠です!
その高さは2,127mと驚異の2,000m超えで、夏でも峠付近はヒヤッとするくらい涼しい時があります。
なお、麦草峠付近にはトイレ完備のパーキングエリアがあり、ライダーは「標高2,127mの看板」を入れて記念撮影をするのが定番です(PAからやや離れた場所です)
料金:通行無料
冬季閉鎖期間:11月中旬〜4月中旬
バイクOKの駐車場:麦草峠PA(無料)
10 白沢洞門
長野県は白馬村と長野市を結ぶ国道406号線の途中に「白沢洞門」と呼ばれる絶景のトンネルがあります。
毎年4〜5月にかけての春の時期に「長野市側から」このトンネルを通過すると、突如美しい残雪の白馬岳が目の前に現れます!
思わず頭の中で効果音を付けたくなるほど、まさに「トンネルを抜けたら絶景だった」とはこのことです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
白沢洞門付近の国道406号線は決して路面状況が良いとは言えず、狭路のきついカーブもあるので、運転には細心の注意が必要ですが・・・トンネルを抜けたその瞬間を味わうためだけに行く価値があります!
なお、トンネルを抜けた先にはちょっとした駐車スペースがあるので、ライダーはそこにバイクを置いて白馬岳をバックに写真を撮るのが定番です。
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:トンネル出口の駐車スペース(無料)
信州はワインディングロードパラダイス!
ライダーの大好物といえば、3度の飯とワインディングロードですが、信州はまさにワインディングロードパラダイスです!
なんせ、そこら中に山道や峠道がありますので、いわば「美味しそうなカーブと絶景のサブスク状態」です(しかも無料)
ってことで、愛車でワインディングロードを走りたいなら信州で決まりです!
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