
Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!
その昔、奥様が彼女だった頃に2人で日本一周ツーリングをしてみたり、今も暇さえあれば2人で北海道ツーリングをしたりしている「カップル・夫婦ツーリング」の経験が人一倍豊富な男、さすライダーです。
恐らく多くのカップル・夫婦ライダーは、ツーリング中にケンカをしてしまった経験があると思いますが、大丈夫です、ご安心ください・・・僕はそれを遥かに上回る回数のケンカを経験しております(苦笑)
しかし、だからこそ「カップル・夫婦ツーリングでケンカしない方法」に誰よりも精通している・・・かもしれませんので、今回はその方法を惜しみなく暴露しようと思います!
なお、今回紹介する考え方や方法はあくまで「僕個人の男性目線の話」で、一応は今から説明することを意識してから、ツーリング中にもめることはほぼ無くなりましたが、当然全てのカップル・夫婦ライダーに通用するものではないので、あくまで参考程度に捉えていただければ幸いです。
目次
1 ツーリングの目的が男女では異なる
男性ライダーはとにかく朝から夜までひたすら走るツーリングが好きですが、ところが女性ライダーはツーリング中におしゃれなカフェに寄ったり、美味しいランチを食べたり、お土産を物色したりするのが大好きなので、つまりは男女ではツーリングの目的が異なります(ここ重要です)
なので、ひたすら走ることに徹したツーリングだったり、お昼はコンビニ飯で雑に済ませるようなツーリングだったりすると、あなたのパートナーは高確率で不機嫌になります・・・
これを回避するためには「第一にゆとりを持ったルートを考える、そしておしゃれなカフェや美味しいランチスポットをリサーチしておく、例えば道の駅で休憩する際は一緒にお土産選びを楽しむ」などの対応が必要です。
別にひたすら走りたい時は一人でツーリングに行けばいいのです、せっかく大切なパートナーとツーリングするなら、一緒にコーヒーを飲んだり、お土産を物色する時間も楽しみましょう。
2 トイレ休憩は綺麗な場所で長めに
男性ライダーは道端の寂れた公衆トイレでサクッと用を足すのもありですが、ところが女性ライダーはそうはいきません!
そもそも女性のトイレタイムは、単に用を足すだけの男性とは全く異なる色々と大切な時間です(察してください)
なので、パートナーとのツーリングでのトイレ休憩は、例えば道の駅とか、商業施設とか、有名観光地などの広くて綺麗なトイレで、しかも時間は長めにとりましょう。
そして、パートナーを待ってる時間は次のルートを確認したり、立ち寄りスポットをリサーチしておけば時間が無駄にならずにスマートです。
3 雨が降ったら早めに撤退する
まずは大前提として、出かける前に天気予報が雨なら、パートナーとのツーリングは中止すべきです。
男性ライダーは「まぁ、今日は雨だけど、せっかくだし行こうかな?」と思う時もありますが、女性は雨で体が冷えると色々と大変だし、おまけに髪型や化粧が乱れてしまうし、そもそも雨天走行に慣れていない場合もあります。
もちろんツーリングの途中で雨が降ってしまった場合は仕方ないですが、その場合はなるべく早めに帰宅する、もしくは屋根のある場所に向かう、そして宿泊ツーリングなら速攻で宿に向かうことをおすすめします。
4 お願いされたら手助けする
例えば砂利の駐車場だったり、ちょっと段差が大きい場所だったり、パートナーが大変そうな顔をしている時は、男性ライダーとしては思わず手助けしたくなりますが、そこはちょっと待って下さい!
確かに今は2人でツーリングをしていますが、パートナーがソロツーリングをすることだってあるかもしれないので、そこは「助けを求められるまでは」暖かく見守ってあげましょう。
そもそも突然手助けされると、バランスを崩して逆に危ないケースもあるので・・・僕は「ここは奥様は大変そうだな」と思う場所に遭遇した時は「無理そうだったら言ってね」とあらかじめインカムで一言かけておくようにしています。
5 いつも一緒に走る必要はない
例えば北海道だったら知床横断道路だったり、首都圏なら伊豆スカイラインだったりと、ツーリングの目的となるような道は「必ずしも一緒に走る必要はない」と僕は考えています。
それこそ男性ライダーはカーブを攻める走りが好きですが、もしかしたらパートナーは景色を眺めながらゆっくりと走りたいかもしれません(もしくはその逆のパターン←僕のことです)
なので、むしろ「僕はここの走りを楽しみたいから、別々で走ろうよ?待ち合わせは峠のパーキングで、じゃ〜先に行ってるね〜(最高の笑顔)」と潔く別々で走った方が、結果としてそれぞれのツーリングを楽しめます!
さらに言えば高速道路も、特に排気量が大幅に異なるバイクなら(我が家は1200ccと310ccです)各々のペースで走って適時PA・SAで合流した方がお互いストレスが溜まりません。
6 離れ離れになった場合は男性が迎えに行く
いくらお互いに気を配っていても、インカムで声を掛け合っていたとしても、ツーリング中に離れ離れになってしまうことは普通にあることです。
この場合は勿論ケースバイケースですが、男性が迎えに行った方がスマートかつ丸く収まるケースが多いです。
くれぐれも「なんで付いてこないんだよ!遅いんだよ!」などの間違った感情は抱かず(どうやっても避けられない不可抗力です)まずは冷静になって、電話なりLINEなりでパートナーと連絡を取りましょう。
ちなみにここで早まって「多分あの辺だな」と連絡を取らずに探しに行くと、大抵は逆に事態を悪化させるので・・・連絡が取れない時は向こうからの連絡を待ちましょう(向こうも探しているので必ず連絡が来ます)
それとこれはちょっとしたテクニックですが、例えばiPhoneなら「探すアプリ」でお互いの位置を検索できる機能があるので、ツーリング中はこれをONにすれば離れ離れになっても楽に合流できます(日常のON/OFFはお任せします・意味深)
7 キャンプツーリングは別々のテントを用意する
キャンプツーリングは別々のテントを用意する!これはキャンプツーリングを愛する全てのカップル・夫婦ライダーにおすすめしたい、僕が奥様とのもめ事を一番減らせた方法です!
え?せっかく男女仲良くツーリングしてるのに、別々のテントで過ごすの?・・・と思うかもしれませんが、これは一度でもカップル・夫婦でキャンツー経験のあるライダーなら、恐らく首を数百回もウンウンしてくれると思いますが・・・一番ケンカが発生しやすいのはテント内です(断言してもいいです)
しかし、これは冷静に考えたら至極当たり前の話で、テントという狭い空間内で身体的にも精神的にも異なる、男女という別の生き物が一緒に過ごしたら・・・当然何かしらの軋轢が生まれるわけで、これは素直に別々にした方がお互い幸せになれます!
そもそも別々とは言っても、当然すぐ隣にテントを張るわけですから、一緒に景色を見ながらコーヒーを飲めるし、ご飯だって一緒に楽しめるのでなんら問題ありませんし、お互い一人で過ごせる空間があった方が色々リセットできます。
8 ツーリングの準備は男性がやっておく
例えばツーリングに必要な荷物のパッキングだったり、インカムのペアリングだったり、ガジェット類の充電だったり、それからタイヤの空気圧の点検とか、チェーンの注油はパートナーの分も含めて男性がやっておきましょう!
我が家のツーリング当日は「奥様が自分の荷物をバッグに入れるだけで」すぐに出発できるようになっており「アレがない、コレがない!え?バッテリー切れてるじゃん!」などの不毛かつお互いの感情を昂らせる会話は一切ありません。
もちろん多少男性側の負担は増えますが、そもそも好きなバイクに関わる作業だし、これで2人で気持ちよく出発できるなら、100%元がとれる「ローリスク・ハイリターンな仕事」だと思います。
今日は楽しかったね!と言われたら全てOK
はい、結局はこれです!何がどうなっても、パートナーから「今日は楽しかったね」と言われれば全てOKです!
男女2人でツーリングをすると、特に僕のようにソロツーリングが染み付いている男性ライダーは、ぶっちゃけ色々大変だと思いますが・・・それもまた一つの経験です。
今では奥様よりも、おしゃれなカフェでコーヒーを飲むのが好きな僕ですが、それも2人でツーリングしたからこそ見つけた世界です。
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