
岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。
秋晴れの気持ちがいい週末に、初めて島根県にある三瓶山(さんべさん)へ行ってきました。
ハイキングや温泉が楽しめる場所として有名なのですが、ツーリングにもおすすめだ!と思ったので、バイクでの楽しみ方を紹介したいと思います。
山を間近に眺めながらぐるりと走れる三瓶山高原道路は、展望が気持ちのいい絶景道。
途中で足をとめたい観光スポットやグルメスポットも点在しています。
目次
三瓶山とは
三瓶山は、島根県太田市にある活火山です。
最後に噴火したのは約4,000年前とされており、噴火による地形の変化で、複数の山がくぼ地を囲むように連なっています。
一番高い男三瓶山は、標高1,126m。
裾野はゆるやかで、西の原、東の原、北の原といった広々とした高原が広がっており、その高原をつなぐように三瓶山高原道路が敷かれています。
整備された登山道がたくさんあることから、ハイキングスポットとしても人気です。
南側には三瓶温泉があり、宿泊するのもおすすめ。北側にはキャンプ場(三瓶山北の原キャンプ場)もあります。
冬は雪が積もるので気をつけましょう。
三瓶山見どころ 西の原の絶景
三瓶山の代表的な景色が見られるのが西の原です。
広大な草原の先に見える、男三瓶山と子三瓶山、ふたつの山が迫力満点。
登山口があり、登山を楽しんでいる方も多くおられます。
特徴的な形の巨木は、「定めの松」。江戸時代に植えられた樹齢約400年の松です。
長年にわたる土砂の流出で、根が見えていることから「根掘れの松」とも呼ばれています。
少しメインロードを外れると、穏やかな田園風景が広がっています。
9月末は、そばの花も有名です。その頃に訪れたのできれいに咲いていました。

三瓶山見どころ 三瓶観光リフト(東の原)
三瓶山高原道路を進み、東の原駐車場へ。
こちらでは石見ワイナリーや三瓶観光リフトが楽しめます。
リフトに乗るには、その場の券売機でチケットを購入すればOK。
往復750円で、絶景空の旅。255mの標高差を10分かけて山頂に向かいます。
リフトを降りたら、5分だけ山道を登って東の原展望テラスへ。
男三瓶、女三瓶、子三瓶など三瓶山全体とふもとの風景を見渡すことができます。
帰りのリフトではさらに高さを感じます。
足は宙ぶらりん。高所恐怖症の人は要注意、というくらいの開放感でした。

三瓶観光リフト
島根県大田市三瓶町志学1640-2
TEL:0854-83-2020
運行日:4月~11月末まで
営業時間:8:30~16:30
定休日:毎週火曜日、冬季休業(12月~3月)
https://www.ginzan-wm.jp/purpose_post/sanbechairlift/
三瓶山グルメ ワインソフト
観光リフトと一緒に楽しんでほしいのが、石見ワイナリー。
ワインの試飲は運転する人はできませんが、ワイン以外にも土産物が充実していて、おすすめです。
ロゼワインを使ったワインソフトはアルコール度数1パーセント未満なので、運転する人でも食べられます。
ほんのりワインの香りがして美味しい! ぶどうっぽい味なので、お酒が苦手な人も楽しめるかもしれません。

石見ワイナリー
島根県大田市三瓶町志学1640-2
TEL:0854-83-9103
10時~17時 冬季不定休あり
https://iwamiwinery.com/
三瓶山グルメ 三瓶バーガー
東の原を出発して、次は北の原へ。途中、日本海と出雲の日御碕まで見渡せる展望スポットもありました。
北の原には、島根県立三瓶自然館サヒメルや三瓶山北の原キャンプ場があり、賑わっています。
私のおすすめは、島根の食材を使ったハンバーガーが食べられる「三瓶バーガー」。
看板商品「三瓶バーガー」のほか、「チーズバーガー」や「三瓶わさびバーガー」などいろいろなメニューがあります。
私は「三瓶バーガー」をオーダー。
パテは焼きたてほやほや、島根県産の牛・豚肉のみを使っていて、ジューシーで食べ応えがあります。
挟んでいる野菜も地元産なのだそう。
木のぬくもりが感じられる店内で、緑を感じながら食べるとより一層美味しく感じます。

三瓶バーガー
島根県大田市三瓶町多根1125-2
TEL:0854-86-0200
営業時間:10:00〜17:00
※冬季期間(12月〜3月中旬)は16:00まで
定休日:火曜日 ただし、祝日等にあたる日は営業
http://www.sanbe-bg.com/
三瓶山見どころ さんべ縄文の森ミュージアム
三瓶山高原道路から10分ほど少し足をのばして立ち寄ってほしいのが、さんべ縄文の森ミュージアム(三瓶山小豆原埋没林公園)。
4,000年以上前の三瓶山の噴火によって地中に埋もれた、太古の木々を見ることができる貴重な施設です。
偶然の地形により、奇跡的に木々が立った状態で保存されていたのだそうです。見つかったときは木の香りがすごかったそうで、生命力を感じます。
縄文時代の木が生きていた時のまま根を張る様子は必見です。

さんべ縄文の森ミュージアム
島根県大田市三瓶町多根ロ58-2
TEL:0854-86-9500
入場料 大人300円 小中高生100円
開演時間:9:00~17:00
※最終入場は16:30
休園日
・毎週火曜日(火曜祝日の場合、翌平日休園)
・12月と3月の第1月曜日から金曜日までの5日間
・年末年始(12/28~1/1)
https://www.nature-sanbe.jp/azukihara/
おわりに
晴れた日にのんびりと、三瓶山周遊ツーリングはいかがでしょう。紅葉の時期もよさそうですね。
積雪の時期を避けて、ぜひそびえ立つ山を間近に眺めながら快走を楽しんでください。
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