キャンプツーリングに出かけるとき、意外と持っていない人が多い「救急セット」。虫よけと虫刺されだけ持っていても、万が一のトラブルをカバーしきれません。

というのも、以前キャンプ場の監修を5年ほどしていたことがあり、特に夏休み時期になると、毎日キャンパーさんがトラブルのため管理棟に駆け込んでくるのを目の当たりしていました。一番多かったのはハチやブヨなどによる虫刺されですが、そのほかにも、「焚き火やバーナーによる火傷」や「刃物による切り傷」などのトラブルも多くありました。

しかし、応急処置は「いち早く」行うことが大事なので、そのための用具が手元にあるのが一番です。この経験から、私自身もMY救急セットを作ってキャンプに必携するようになりました。

そんな私の救急セットをここで公開! 荷物を最小限に抑えたいライダー流カスタムのコツを交えながら、中身を番号順に解説していきます。みなさんもぜひ作ってみてください。

それぞれを少量ずつ詰めれば、携帯しやすいコンパクトな救急セットが作れます!

コバユリ流救急セットは、キャンプ場監修経験に基づいたパッケージで、無駄がなく、キャンプツーリングのお荷物にならないコンパクト収納ながら、キャンプ時に起きやすいトラブルをおおむねカバーできる内容です。それでは、中身を番号順に説明していきます。

1.マダニ除去スティック

これは「ティックツイスター」という商品。使い方などの詳細はこちらの記事で解説していますので、まだ読んでいない方はぜひチェックしてくださいね。ポーチに入れる際はチャック付きポリ袋に大小2本をまとめています。

2.ポイズンリムーバー

ハチやブヨに刺された際に、毒を抽出するための道具。こちらもチャック付きポリ袋に入れてポーチへ。

3.はさみ

ペン型に収納できる折り畳み式のはさみ。百均で購入できます。

4.ポーチ

すべてをまとめるポーチを選ぶ際のポイントは2つ。まず、目立つ色であること。ダッフルバッグの中は暗い色の生地が使われていることが多く、同じような色のポーチだと、いざというときにすぐ見つけられません。

もうひとつは、どこに何が入っているかが外側からもわかるメッシュあるいは透明タイプであること。緊急時に必要なものをすぐに取り出せます。

5.傷口消毒液

通常の液体タイプはかさばるので、携帯に便利なチューブ入りのジェルタイプをチョイス。

6.火傷用軟膏

冷たい流水で患部を冷やした後に塗る薬。

7.外傷化膿止め

切り傷や擦り傷に塗る抗生物質入りの軟膏。

8.虫刺され用ステロイド剤

ハチやブヨ、アブなどに刺された際に、毒を抽出した後に患部に塗る軟膏。

9.毛抜き

指にとげが刺さった際に活躍します。

10.ガーゼ

予め小さくカットされているタイプ。百均で購入できます。パッケージそのままだとかさばるので、適量をラップにくるんで携帯。

11.ガーゼ用テープ

百均で購入できます。

12.下痢止め

普段から使用しているものだと安心できます。強力なタイプとマイルドなタイプを常備。

13.絆創膏

箱のままだとかさばるので、適量をポーチに入れています。2タイプ常備していて、ひとつは一般的な絆創膏。もうひとつは「湿潤療法」のためのハイドロコロイドタイプの絆創膏です。


ドラッグストアでも幅広い種類から選べるようになったハイドロコロイドタイプの絆創膏。

「湿潤療法」とは、傷を乾かさずに治す治療法のことで、消毒液もガーゼも使わず、傷口を水で洗ったらすぐにハイドロコロイドタイプの絆創膏を貼ります。傷口からの浸出液を利用して自己治癒力によって傷を治します。

2つのタイプを常備していれば、いろいろな状況に対応できます。

まとめ


それぞれを少量ずつ詰めれば、コンパクトにまとまり持ち運びも難なし。

備えあれば憂いなし。安心してキャンプを楽しめるように、早速作ってみてください!

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