Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!できることならずっとフェリーに乗っていたい、フェリー大好き人間、さすライダーです。

何度体験しても、何歳になっても「愛車とフェリーに乗る体験」って最高にワクワクしますよね?

しかも、それがライダーの聖地「北海道」へ向かうフェリーなら、尚更ワクワクするってもんです!

ということで、今は北海道に住んでいますが、かつては毎年フェリーで北海道に行っていた僕が「北海道行きの長距離・短距離フェリー」の選び方も含めて紹介します!

※この記事の情報は2023年7月時点のものです。お出かけになる際は事前にお確かめください。

北海道行きの長距離フェリー

まずは北海道ツーリングに向かう多くのライダーが選ぶ「長距離フェリー」を紹介します。

商船三井フェリー(関東圏→北海道)

商船三井フェリー

商船三井フェリー:大洗港フェリーターミナル

 

関東圏と北海道を結ぶ海の大動脈が「商船三井フェリー」です。

茨城県は大洗港と、北海道は苫小牧西港を結ぶ長距離フェリーで、毎年夏の北海道シーズンの乗船券は争奪戦となります。

なお、一般的な夕方便と深夜便の2種類の便を運行しており、前者は「19:45発→翌日13:30着」後者は「01:45発→当日19:45着」となっています。

なので、深夜便は「仕事終わりにそのまま乗る」というエクストリーム出社ならぬ「エクストリーム退社(?)」が可能です。

商船三井フェリーの情報
〒053‐0003 北海道苫小牧市入船町1‐2‐34(苫小牧西港フェリーターミナル)
TEL:0144‐34‐3121
航路:茨城県大洗港→北海道苫小牧西港
運行ダイヤ:夕方便19:45発→翌日13:30着、深夜便01:45発→当日19:45着
船内設備:売店、自販機、レストラン、浴室、コインランドリー、ゲームコーナー
予約:乗船日の2ヶ月前の同日の午前9時〜(WEB・電話)
公式HP:https://www.sunflower.co.jp/

太平洋フェリー(東海エリア→東北→北海道)

太平洋フェリー

太平洋フェリー:仙台港フェリーターミナル

 

東海エリアと東北を北海道と結ぶ、まるで豪華客船のようなラグジュアリー長距離フェリーが「太平洋フェリー」です。

愛知県名古屋港→宮城県仙台港→北海道苫小牧西港という航路で運行しており、仙台港から苫小牧西港までは船内1泊、名古屋港からは船内2泊の長旅となります。

しかし、太平洋フェリーは「フェリーオブザイヤー」という最も優れたフェリーに与えられる賞を、なんと30年連続で受賞しており、仮に2日間乗っていても全く飽きず、むしろ「もっと乗っていたい」と思わせる素晴らしいフェリーです。

個人的にはシアターラウンジで毎晩開催される「エンタテイメントショー」が超お気に入りです(セレブ気分に浸れます)

太平洋フェリーの情報
〒053-0003 苫小牧市入船町1丁目2番34号(苫小牧港営業所)
TEL:0144-34-5185
航路:愛知県名古屋港→宮城県仙台港→北海道苫小牧西港
運行ダイヤ:名古屋港19:00発→仙台港 翌日16:40着、同日19:40発→苫小牧西港 翌日11:00着
船内設備:売店、自販機、レストラン、浴室、コインランドリー、シアターラウンジ、ゲームコーナー
予約:乗船日の2ヶ月前の同日午前9時〜(WEB・電話)
公式HP:https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/

新日本海フェリー(関西圏・新潟県・秋田県→北海道)

新日本海フェリー

新日本海フェリー:敦賀港フェリーターミナル

 

関西圏、新潟県、秋田県と北海道を結ぶ長距離フェリーが「新日本海フェリー」です。

関西圏の京都府は舞鶴港と福井県の敦賀港、それから新潟港、そして秋田港と北海道は小樽港、もしくは苫小牧東港を結んでおり、対応エリアが広いことが特徴です!

ちなみに新日本海フェリーが着岸する「苫小牧東港」は、商船三井フェリーや太平洋フェリーが着岸する「苫小牧西港」とは異なるので要注意です。

新日本海フェリーの情報
〒059-1742 北海道勇払郡厚真町字浜厚真 17番地6号(苫小牧東港フェリーターミナル)
TEL:0145-28-2800
代表的な航路:京都府舞鶴港→北海道小樽港、福井県敦賀港→北海道苫小牧東港
代表的な運行ダイヤ:舞鶴港23:50発→小樽港 翌日20:45着、敦賀港23:55発→小樽港 翌日20:30着
船内設備:売店、自販機、レストラン、浴室、コインランドリー、ビデオコーナー、ゲームコーナー
予約:乗船日の3ヶ月前の同日午前9時〜(WEB・電話・窓口)
公式HP:https://www.snf.jp/

北海道行きの短距離フェリー

次は基本的に船内宿泊を伴わない、北海道行きの「短距離フェリー」を紹介します。

津軽海峡フェリー(青森県→北海道)

津軽海峡フェリー

津軽海峡フェリー:函館港フェリーターミナル

 

青森県と北海道は函館港を結ぶ、自走派ライダー御用達の短距離フェリーが「津軽海峡フェリー」です。

青森港と函館港、それから本州最北端の大間崎と函館港を結ぶ2つの航路があり、前者は1日8便、後者は1日2便を運行しています。

ちなみに大間崎→函館港の便は約90分で北海道へ渡れる、北海道行きのフェリーとしては日本最短の便です!

津軽海峡フェリーの情報
〒041-0821 北海道函館市港町3丁目19番2号(函館フェリーターミナル)
TEL:0138-43-4545
航路:青森県青森港→北海道函館港、青森県大間崎→北海道函館港
運行ダイヤ:青森港発 始発便2:40発→6:20着〜最終便22:25発→翌日2:05着、大間崎発:7:00発→8:30着、13:40発→15:10着
船内設備:売店、自販機、シャワールーム、ゲームコーナー
予約:乗船日の3ヶ月前の同日午前9時〜(WEB・電話・窓口)
公式HP:https://www.tsugarukaikyo.co.jp/

シルバーフェリー(青森県→北海道)

シルバーフェリー

シルバーフェリー:八戸港フェリーターミナル

 

青森県の八戸港と北海道の苫小牧西港を結ぶ短距離フェリーが「シルバーフェリー」です。

北海道までの所要時間は約7時間で、1日4便を運行しています。

ちなみに最終便は「22:00発→翌日6:00着」と時間的に船内宿泊が発生するので、若干長距離フェリー的な要素もあります。

シルバーフェリーの情報
〒053-0003 苫小牧市入船1-2-34(苫小牧港フェリーターミナル)
TEL:050-3821-1490
航路:青森県八戸港→北海道苫小牧西港
運行ダイヤ:08:45発→16:00着、13:00発→20:15着、17:30発→翌日01:30着、22:00発→翌日06:00着
船内設備:売店、自販機、浴室、ゲームコーナー
予約:乗船日の2ヶ月前の同日午前9時〜(WEB・電話)
公式HP:https://www.silverferry.jp/

北海道行きのフェリーの選び方

太平洋フェリー

太平洋フェリー:名古屋港フェリーターミナル

 

まずは大前提として、関東圏ライダーなら「商船三井フェリー」関西圏ライダーなら「新日本海フェリー」東海エリアと東北のライダーなら「太平洋フェリー(又は新日本海フェリーの秋田発着便)」その他のエリアのライダーは「上記長距離フェリー3社の中で自宅からの距離が一番近いところ」を利用するのが基本です。

ちなみに最も料金が安く、北海道までの所要時間が最も短い長距離フェリーは「太平洋フェリー:仙台→苫小牧便」ですが、仮に関東圏のライダーがこれに乗船する場合は、仙台までのガソリン代や高速代(使う場合)、途中の休憩で使う諸々の費用、そして何より移動時間が発生するので・・・結局は素直に商船三井フェリーを使った場合と料金・時間共にそれほど差がありません。

つまり「自宅から一番近い長距離フェリーを使う」これが最も確実かつ経済的で、実は時間的損失も少ない選択です!

津軽海峡フェリー

津軽海峡フェリー:函館港フェリーターミナル

 

続いて短距離フェリーですが、これは青森周辺に住んでいるライダー、それから自走派ライダー、そして長距離フェリーの予約が取れなかったライダー以外は、あまり利用するメリットがありません。

ちなみに北海道ツーリングにおける自走とは「青森県まで走ること」で、結局最後は津軽海峡フェリーかシルバーフェリーに乗ることになります。

つまり、自宅から青森県まで自走するにあたって発生する諸々の費用と時間を考えると「愛車と行けるところ(青森県)までは自走で行きたい!北海道までのツーリングも楽しみたい!とにかく時間だけはある!」というライダー、もしくは「残念ながら長距離フェリーの予約が取れなかったので、便数が多い青森県からの短距離フェリーに乗る」というライダー以外は、素直に各エリアの長距離フェリーに乗ることをおすすめします。

シルバーフェリー 八戸港フェリーターミナル

シルバーフェリー:八戸港フェリーターミナル

 

最後に仮に短距離フェリーを使うとして「津軽海峡フェリー」と「シルバーフェリー」という2種類の選択肢がありますが、基本的には津軽海峡フェリーをおすすめします。

何故なら津軽海峡フェリーの方が運賃が安く、北海道までの所要時間もシルバーフェリーの半分以下だからです。

ちなみに八戸港と青森港は約90km離れており、南から来ると八戸港の方が近いですが、そもそも青森までの自走を決意しているライダーなら、もはや気にならない距離ですし、それなら運賃が安く所要時間が短い津軽海峡フェリーを選ぶ方が自然です(大間崎は遠いので「大間崎→函館便」はまた別)

ただし、青森港に到着するのが夕方以降で、乗船する津軽海峡フェリーの函館港到着が夜になる場合は、シルバーフェリーの「22:00発→翌日06:00着」の便に乗った方が「津軽海峡フェリーの運賃+函館周辺の宿泊費(到着が夜なので)」よりも料金的にお得になるケースがあることを付け加えておきます。

北海道ツーリングはフェリー選びから始まる!

憧れの北海道ツーリングはフェリーを選ぶところから始まっています!

最寄りの長距離フェリーに乗る・青森まで自走して短距離フェリーに乗る、日中の便に乗る・深夜の便に乗る、エンタテイメントショーが見たいから太平洋フェリーに乗る(僕のことです)などなど、北海道ツーリングはフェリー選びから楽しみましょう。

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