岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。本州・広島県尾道市から四国・愛媛県今治市まで、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結ぶしまなみ海道は、私も大好きなツーリングスポットです。今回はしまなみ海道で食べてほしい、おすすめご当地グルメを紹介します!

しまなみ海道とは

しまなみ海道(瀬戸内しまなみ海道)は、本州・広島県尾道市と四国・愛媛県今治市を結ぶ、全長約60kmの自動車専用道路で、西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路からなります。瀬戸内海に浮かぶ島々が橋で結ばれ、穏やかな海とのどかな風景がたまりません。

各橋のほとんどには自転車・歩行者専用道路に加え、原付道(正式名称:原動機付き自転車道)が整備されています。原付バイクだけが走れる原付道があるということで「原付の聖地」とも呼ばれています。

しまなみ海道原付道

しまなみ海道で食べられるご当地グルメは、海の幸や柑橘などバラエティに富んでいます。中には、かつての島の暮らしが偲ばれるグルメも。私のおすすめを北(広島側)から南(愛媛側)へ、順に紹介します!

1.「はっさく屋」のフルーツ大福【因島】

向島から因島へわたってすぐにあるのが「はっさく屋」。

建物のすぐそばには因島(いんのしま)大橋がドーンとそびえています。
因島ははっさく発祥の地と言われています。みずみずしいはっさくを白あんで包んだはっさく大福が名物。

0629newskoban_shimanamigurume_hassaku-5_resulte

ただし、はっさくの旬は冬。はっさく大福が店頭に並ばないシーズンもあります。
6月下旬に私が訪れたときは「はっさく+甘夏大福」を購入できました。

そのほか、季節により「ぶどう甘夏大福」「いちご大福」などに出会えたこともあります。

0629newskoban_shimanamigurume_hassaku-2_resulte

季節の大福でひと休みしませんか。橋を眺めるイートインスペースもあります。
フルーツ大福は人気で、売り切れる日も多いので、早い時間に来店するのがおすすめです。

はっさく屋
広島県尾道市因島大浜町246-1(因島大橋公園内)
TEL:0845-24-0715
営業時間 8:30~売り切れ次第終了
定休日 月・火
公式HP:http://0845.boo.jp/hassaku/index.html

こばん
走り疲れたらジューシーなフルーツ大福でご褒美タイム!

2.いんおこ【因島】

おなじく因島のご当地グルメといえば「いんおこ」。
広島のご当地グルメ、お好み焼きの因島アレンジバージョンです。

因島いんおこ

といっても、実は「いんおこ」は広島県内の多くのお好み焼き店で食べられる、メジャーなアレンジ。
そもそも広島のお好み焼きは、鉄板で小麦粉の生地を薄くのばし、キャベツや豚肉、中華そばなどを山盛りにし、薄く焼いた卵などを重ねて蒸し焼きにするというのがオーソドックスな作り方です。
その中華そばが、うどんになっているのが「いんおこ」。
広島のお好み焼き店では、中の麺を中華そばかうどんか選べる店が多いんですよ。

本場の「いんおこ」を食べに、因島の市街地(土生)にある「みかんの花」というお店へ行きました。
因島でいんおこが食べられるお店は、因島観光協会のWEBサイトで確認できます。

メニューには「いんおこ」はありませんでしたが、どのお好み焼きも中華そばかうどんを選べるようになっていて、うどんをチョイス。

0629newskoban_shimanamigurume_inoko-2_resulte

中にはうどんが

土生は造船所の街で、昔はアーケードまである商店街だったそう。
今は1店舗のみのうどん屋が、最盛期には10軒もあり、おなかをすかせた働き盛りの人たちに人気だったのだとか。
また、造船業が栄えていた昭和30年代には、因島におよそ50軒のお好み焼き店がありました。
腹持ちのいいうどんとお好み焼きが一緒になったのが、いんおこの始まりなのだそうです。

0629newskoban_shimanamigurume-4_resulte

向かいの生名島から見た因島の造船所

土生よりさらに南に行くと、今も造船所がたくさんあります。

みかんの花
広島県尾道市因島土生町宇和部区1460-2
TEL:0845-22-9211
営業時間 11:30~14:00/17:00~21:00 (l.o.20:40)
定休日 火曜日・第3水曜日

こばん
造船所のある風景も、しまなみ海道らしくて素敵なんです。

3.「しまなみドルチェ」のご当地食材ジェラート【生口島】

瀬戸内海のグルメといえば、柑橘類。
中でも生口島(いくちじま)は、島の約50%が急傾斜になっているため日当りが良く、柑橘類の一大産地です。国産レモンの約35%が、生口島の瀬戸田町で生産されているそう。

しまなみ海道のレモン

レモンをはじめとしたフルーツを使ったジェラートが味わえるのが、生口島にあるしまなみドルチェ。
「地産地消」をモットーに、地域の素材のおいしさを生かしたジェラートが人気です。

生口島ドルチェ

季節によりメニューは異なりますが、私が選んだのは瀬戸田のブラッドオレンジと、瀬戸田レモンのダブル。

生口島ドルチェ

甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がります。
目の前は海。開放感あふれるロケーションで、ひんやりさわやかなジェラートを味わってみませんか。

ちなみに、生口島から大三島にわたる多々羅大橋(たたらおおはし)のふもと(生口島側)の原付道入口付近はレモン谷と呼ばれていて、レモンがたくさん植えられています。

しまなみ海道

春にはレモンの花、冬にはレモンの実を見ることができますよ。

しまなみドルチェ 瀬戸田本店
広島県尾道市瀬戸田町林20-8
営業時間 10:00~17:00
定休日 なし
公式HP:https://www.setoda-dolce.com/index.html

こばん
季節ごとにメニューが変わるのも楽しみ!

4.「道の駅多々羅しまなみ公園」の海の幸【大三島】

多々羅をわたってすぐにある、道の駅多々羅しまなみ公園は、レストランやフードコートがあり、ランチにぴったり。
中でも「マハタ料理」がおすすめのようで、「愛媛県産まぼろしの高級魚」とたくさんののぼりが出ていました。

大三島のマハタ料理

マハタの海鮮丼を注文してみました。

大三島のマハタ料理

鯛に似ているけど、もっと歯応えがあって味がしっかりめで美味しい!

多々羅しまなみ公園 レストラン
愛媛県今治市上浦町井口9180-2
営業時間 11:00~15:00 L.O.例外あり
定休日 12/1~3/15の期間は毎週木曜定休日
公式HP:https://imabari-shimanami.jp/tatara/

こばん
しまなみ海道には絶品海の幸がいっぱい!海鮮料理を見つけたらぜひ食べて!

5.「道の駅 伯方S・Cパークマリンオアシスはかた」の伯方の塩ソフトクリーム【伯方島】

大三島の南にある伯方島といえば、「伯方の塩」でおなじみ。
道の駅 伯方S・Cパークマリンオアシスはかたでは、伯方の塩を使ったソフトクリームを食べることができます。
ソフトクリームと言えば甘いですが、果たして塩とマッチするのか・・・

0629newskoban_shimanamigurume_siosoft_resulte

食べてみると、ちょっと塩っけがあるくらい。ソフトクリームの甘さが引き立って美味しいです!

夏は海水浴場としてにぎわうスポットです。
夏気分を存分に味わってみてはいかがでしょう!

道の駅 伯方S・Cパークマリンオアシスはかたフードコート
愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1
営業時間 10:00~16:00 夏季の土日祝は9:00~17:00
定休日 12/1~3/15まで毎週火曜定休日
公式HP:https://imabari-shimanami.jp/hakata/

こばん
道の駅では伯方の塩らーめんなども食べられます!

おわりに

しまなみ海道を走ると、斜面にレモンなどの柑橘類の畑がたくさんあります。
農家さんが使うモノレールのような乗り物もありますよ。

しまなみ海道

また、写真を撮っていると、農家さんから「どこから来たん?」とデコポンをいただいたこともあります。

しまなみ海道

のんびりとしたしまなみ海道で、美味しいフルーツや海の幸、ご当地グルメをぜひ味わってくださいね。お土産もお忘れなく!

この記事にいいねする


コメントを残す