Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!コスパの良いものをこよなく愛する男、さすライダーです。
実は僕が北海道を気に入っている理由の一つが「コスパが良いからで」本州よりもリーズナブルにツーリングできます! もちろん、本州ライダーは北海道までの交通費がかかりますが、それでも現地で使うお金は思った以上に控えめなはずです。
そこで「北海道ツーリングに行きたいけど、なるべく予算をかけずに楽しみたい」というライダー向けに、アラフォーな僕が「1週間10万円以内で楽しめる北海道ツーリング」の予算の立て方を解説します。

この記事の情報は2023年6月時点のものです。近年は物価が上昇傾向にあるので、お出かけになる際は事前にお確かめください。

北海道ツーリングの1日あたりの予算

まずは北海道ツーリングの「1日あたりの予算」を解説します。

これが分かれば現地で必要な予算の目安が分かります!

宿泊費はキャンプ+温泉で1日1,000円

北海道には様々な宿泊方法がありますが、多くのライダーが選択するキャンプなら、宿泊費は1日1,000円で計算できます!

理由としては北海道の多くのキャンプ場は無料〜1,000円で利用できるので、間をとって1日500円で泊まれる計算になります。

晩生温泉キャンプ場

例:晩生温泉キャンプ場 500円

 

そして、キャンプする日は温泉に入ると思いますが、北海道の入浴料の相場は500円なので、つまりは「キャンプ場500円+温泉500円=1,000円」が1日あたりの宿泊費の目安となります。

ちなみに宿に泊まる場合は、1日4,000〜6,000円が大体の目安となります(格安ビジホ・ゲストハウス中心の場合)

例:晩成温泉キャンプ場500円+温泉500円=1,000円

食費はご当地グルメ込みで1日2,500円

次はおそらく一番予想が難しい食費ですが、これは1日あたり2,500円で計算すればまず間違い無いです!

理由としてはランチはツーリングのオンタイムなので、やはりご当地グルメを食べたいと思いますが、僕の経験上これの平均が1,500円です。

例えばみんな大好き北海道のラーメン、豚丼、ハンバーガーなどのファストフード系は1,000円前後、これまたみんな大好きな海鮮丼は2,000円前後、そしてスープカレーやジビエ系、その他定食系は1,500円前後のものが多いので、ランチの平均は1,500円となります。

帯広の豚丼

例:帯広のふじもりの豚丼 1,188円

 

次に朝と夜はキャンプ場や宿で食べるケースが多いと思いますが、これはセイコーマートで買い出しすると1食500円前後で計算できます!

ちなみにこれは「セイコーマートだから成し得る価格」で、他の一般的なコンビニで同じ内容のものを買うと、大体100〜200円くらいプラスになります。

ということで、「ランチ:ご当地グルメ1,500円+朝・夜:セイコーマートで合計1,000円=2,500円」が1日あたりの食費の目安となります。

セイコーマート

朝晩のご飯はセイコーマートで調達

観光スポットや駐車代は1日500円(ほぼ雑費)

北海道の観光スポットの多くは自然の景色を楽しむ場所で、多くの場合は入場料が無料か500円以下と格安です!

むしろ、お金がかかる場所の方が圧倒的に少なく、それらは主に博物館や美術館、著名なガーデン、それから都市部の有料スポットなどです。

つまり、どちらかと言えばライダーが行かない場所の方が多く(僕は美術館好きですが)観光代が0円だったというケースも十分ありえます。

三笠市立博物館

例:アンモナイトで有名な三笠市立博物館 450円

 

ちなみに観光スポットの駐車代も無料か500円以下のところが多く、少なくとも僕はバイクで500円以上かかる場所を見たことがありません。

ということで、北海道の1日あたりの観光スポットや駐車代の合計は概ね500円以下で、むしろかからずそのまま雑費になるケースも多々あります(500円プラスして良いものを食べましょう)

知床五湖 駐車場

例:世界自然遺産 知床の絶景スポット「知床五湖」の駐車代 200円(入場無料)

ガソリン代は1日2,000円

ガソリン代は車種ごとのタンク容量や燃費によって異なるので、一概に1日〇〇円!とは言えないですが、多くのバイクのタンク容量が10〜15Lであること、現在レギュラー1Lあたりの相場が160円程度であることを考慮すると「1,600〜2,400円」が一つの目安となります。

そして、毎日ガソリンを入れるとは限らないので、今回はキリよく間をとって2,000円とします。

ちなみに北海道でガソリン代を節約したいなら「オカモト」での給油がおすすめで、あくまでエリアやその日の相場によりますが、レギュラー1Lあたり150円以下のケースが多いです。

ハンターカブの給油口

ガソリン代は2,000円で計算します

結論:1日あたりの予算は6,000円

ここまでの内容をまとめると、北海道ツーリングの1日あたりの予算は6,000円と算出できます!

内容としては「宿泊費(キャンプ+温泉)1,000円+食費2,500円+観光スポット・駐車代500円+ガソリン代2,000円=6,000円」となります。

実際、僕も北海道ツーリングの経費を計算すると、いつも1日あたり6,000円前後に収まっていることが多いです。

ちなみに参考までに宿を使った場合は、1日8,000円〜1万円程度になるケースが多いです。

往復の長距離フェリーの予算

長距離フェリー

本州ライダーが北海道を目指す場合は「長距離フェリー」を使うケースが多いので、関東圏ライダー御用達の「大洗→苫小牧 」の便がある「商船三井フェリー」を例に、往復の予算をチェックしてみましょう。

条件としては最もリーズナブルな部屋「ツーリスト」を選択、バイクは125cc〜400ccのマシン、7月を含む「B期間」の料金の場合です。

この場合ライダーの片道の運賃が10,300円、それからバイクの運賃が12,600円となるので、合計22,900円となります。

つまりは往復の運賃は45,800円となり、これに排気量や期間の違いを考慮した上で、50,000円を一つの基準を考えます。

自走すればフェリー代を節約できる?

長距離フェリーを使わず「北海道まで愛車と自走で行きたい」というライダーもいると思いますが、結論から言うと「自走で行けるのは青森県まで」です。

具体的には青森市、もしくは本州最北端の大間崎から「津軽海峡フェリー」に乗って函館まで行く、これが自走の定義です。

つまり、結局のところフェリー代はかかりますし、首都圏から青森県は約700kmの道のりなので、高速道路代やガソリン代、そして途中の休憩、場合によっては宿泊することを考えると、長距離フェリーを使った場合より高くなるケースもあります。

【参考】
東京IC→青森IC ETC料金:11,720円+津軽海峡フェリー 青森→函館 B期間運賃:125cc~750cc(6,810円)+ガソリン・諸経費=5,000円(低く見積もっても)=23,530円>22,900円(商船三井フェリーの片道運賃)

なので、自走は少なくても時間に余裕のあるライダー、もしくは長距離走行が得意なライダー以外はあまりメリットがありません。

故に僕は北海道ツーリングに行くなら、自走よりも長距離フェリーを使うことをおすすめします!

1週間の北海道ツーリングの予算を計算

商船三井フェリー

ここまで解説してきた内容をもとに「関東からの往復長距離フェリーを用いた1週間の北海道ツーリング」の予算を計算してみます。

1週間のうちの前後2日間はフェリー内で過ごすので、実質の北海道ツーリングは5日間となり、これを「往復のフェリー運賃+(6,000円×現地の日数)」の計算式に当てめます。

すると「50,000円+(6,000円×5=30,000円)=80,000円」となり、これが関東発の1週間の北海道ツーリングの予算の目安となります(キャンプの場合)

予算が曖昧だと現実味がない

地獄の沙汰も金次第・・・という例えがあるように、世の中結局はお金です!

北海道ツーリングも予算が曖昧だとイマイチ現実味がなく、反対に予算が明確だと「じゃ〜出発までにこれくらい用意しよう、僕は宿も使うからプラス2万円くらいはかかるな」などと計画が明確かつ現実的になります。

おそらく現地でかかる費用は想像より穏やかだったと思うので、頑張ってフェリー代を捻出しましょう!

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