Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!北海道ツーリングに慣れ過ぎて、本州ツーリングは何が必要なのか忘れ気味な男、さすライダーです。

やはり北海道は季節を問わず「寒さ対策」がポイントなので、その感覚の装備で本州に行くと暑いんですよね・・・

逆に言えば北海道ツーリングに求められるライダーの持ち物や装備、そしてバイクの装備はちょっと特殊なので、これを惜しみなく解説します!

1 ウェア類はスリーシーズン+防寒インナー付きのものを選ぶ

スリーシーズンジャケット

北海道は真夏でも涼しい、いや、むしろ寒い日もある・・・これは本州に住んでいると中々掴みづらい感覚ですが、道北や道東エリアでは8月でも20度を下回ることが多く、早朝や標高の高い場所は10度前後になるケースもあります。

となると、ウェア類は必然的に「幅広い気温に対応できるスリーシーズン対応」のものが良く、加えて脱着式の防寒インナー付きだと安心です!

ちなみにメッシュジャケットは防寒インナー付き、なおかつ7月〜8月の道南・道央エリアしか走らないという条件ならありです。

ただし、メッシュジャケットの上から羽織れる厚手のレインウェアや防寒着を用意することが前提です。

2 レインウェアは必須

レインウエア

僕は超が付くスーパー晴れ男ですが、そんな僕でも北海道ツーリングをする時は「必ず絶対に」レインウェアを携行しています。

何故なら仮に雨が降らなくても、レインウェアは優秀な防寒着として活用できるからです(もちろん雨対策としても)

ウェアの項目でも話しましたが、北海道は夏でもかなり寒い日があるので、場合によっては防寒インナーを着ても寒い・・・という状況もありえます。

そんな時にレインウェアがあればジャケットの上から重ね着できますし、例えば宿に泊まって外出する時や、キャンプ時の気軽に羽織れる防寒着としても活用できます。

3 グローブはメイン+冬用を用意する

冬用グローブ

北海道ツーリングに行く際は、メイングローブの他に「冬用グローブ」を持っていくことをおすすめします!

何故なら大抵の冬用グローブは防水仕様になっており、雨の日にレイングローブとして活用できるからです。

しかも、北海道は雨が降ると気温が一気に下がるので「防水+防寒対応」の冬用グローブはまさにうってつけの存在です。

ちなみにこれは春や秋の話ではなく「夏の北海道の話」で、夏用レイングローブではなく「冬用グローブ」を用意しましょう。

4 ヘルメットにピンロックシートを装着する

ピンロックシート

これはあくまで手持ちのヘルメットが対応していればの話ですが、北海道に行く際は「ピンロックシート」の装着をおすすめします。

ピンロックシートとはシールドの内側に貼る「曇り止め防止シート」のことで「シールドとピンロックシートの間に空間が形成され、外気と呼気が交わらず曇らない」という仕組です。

北海道は寒暖差が大きいので、特に雨や霧の日は高確率でシールドが曇りますが、あらかじめピンロックシートを貼っておけば安心です。

最近はピンロックシートがヘルメットに同梱されているケースもありますが、自分のヘルメットが対応してるか否かは、説明書もしくはメーカー公式ページを参照しましょう(価格は3,000円前後です)

5 ウェットティッシュは必需品

ウエットティッシュ

ん?北海道ツーリングに必要なものがウェットティッシュ?・・・ちょっと何言ってるか分からない状態かもしれませんが、実はかなり重要なアイテムです!

実は夏の北海道をバイクで走ると、ヘルメットのシールドが恐ろしい勢いで虫アタックに晒されます!

ひどい日は視界が悪くなるレベルなので、そんな時のお助けアイテムがウェットティッシュ、つまりは「シールドクリーナー」として使うわけです。

もちろん専用のシールドクリーナーを用意してもいいのですが、個人的には100円ショップで買えるコンパクトなやつをおすすめします(現地調達・補充できるから)

6 貴重品は体の負担が少ないボディバッグに

ホルスターバッグ

財布やスマホなどの貴重品、その他の小物類は体の負担が少ないボディバッグに入れましょう。

具体的にはウエストバッグやホルスターバッグなどがおすすめで、バックパックやショルダーバッグなど腰や肩に負担のかかるバックは避けた方が無難です。

理由としては北海道は走行時間が長めなので、つまりは体に負担がかかる時間も長いからです。

そもそもそれなりの荷物を積んでいくので、常に持ち歩く携行品以外はシートバッグなどに入れて、なるべくボディバッグは軽くしましょう。

7 折り畳み式のバックパックがあると便利

折り畳み式バックパック

これはバイク用品でもアウトドア用品でも構いませんが、北海道ツーリングでは「折り畳み式のバックパック」があると重宝します(写真は折り畳んだ状態のバックパックです)

例えば本州から来たライダーは大量の荷物を積んでいるので「買い出しをしても入れる場所がない」というケースがありますが、そんな時は折り畳み式バックパックの出番です!

他にはキャンプ場から温泉に行く時、北海道は自然の見どころが多いのでトレッキングをする時など、活用シーンはたくさんあります。

8 パッキングはシートバック+トップケースが最適解

セロー225

これはあくまで車種によりますが、取り付け可能なら「シートバッグ+トップケース」が僕なりの北海道ツーリングにおけるパッキングの最適解です!

まずはシートバッグですが、これは一般的な区分けされたシートバッグよりも、ロールアップ式の防水ドラムバッグの方がおすすめです。

何故なら北海道は雨が降っても「雨宿りスポット」がすぐには見当たらないので、そのまま走れる防水性能の高いバッグが求められるからです。

次にトップケースですが、これは前述の通り北海道は気温差が大きいので、防寒インナーや冬用グローブ、レインウェアなどをすぐに取り出せる、または収納できるスペースが必要だからです(シートバッグだとやや面倒)

加えてキャンプする際にトップケースがあると、そのまま気軽に買い出しや温泉に行けるのもメリットです。

9 サイドスタンドホルダー・エクステンションは必須

ひがしもこと芝桜公園

これは実際に経験しないとイマイチ理解できない話ですが、北海道では「アスファルトに」サイドスタンドが埋まることがあります。

理由としては北海道は寒暖差によるアスファルトのひび割れが多く、それを防ぐために本州より柔らかめになっており、特に暑い日にバイクの重量が一点に集中するサイドスタンドが埋まってしまうケースがあるのです。

加えて自然の見どころが多い北海道では、観光地の駐車場が砂利や土のところが多く、となるとサイドスタンドが不安定、または埋まる危険性が本州より高めです。

故に北海道ツーリングに行くなら、サイドスタンドの下に敷く「サイドスタンドホルダー」またはサイドスタンドの面積を拡張する「エクステション」は必須で用意したいアイテムです(愛車に合うものがあるならエクステンションがおすすめ)

10 ヘルメットロックを取り付けよう

ヘルメットロック

荷物が多めの北海道ツーリングでは、いつもヘルメットを入れてるトップケースがパンパンだったり、顎ヒモを引っ掛けていたフレームが見えなかったりします。

故にヘルメットを持ち歩く・・・のは全くおすすめできません!

何故なら北海道の立ち寄りスポットはある程度歩く場所が多く、ヘルメットを持ちながらでは面倒だからです。

なので、愛車にヘルメットロックが付いていない場合は、この際北海道ツーリングのために導入することをおすすめします!

ちなみにもちろんワイヤーロックなどを使うのはありですが、ロックする手間は圧倒的にヘルメットロックの方が少ないです(何より時間が大切です)

11 USB電源を取り付けよう

USB電源

北海道は本州のように何処にでもコンビニやファストフード店(=コンセント)があるわけではなく、加えてキャンプをする機会が多いので、定期的に電子機器の充電ができるとは限りません。

となると、まずは最低限モバイルバッテリーは持っていく前提で、それに加えて愛車に「USB電源」を取り付けることをおすすめします。

それこそ人の気配が皆無の北海道の田舎道では「スマホが命綱」ですので、USB電源導入にかかる費用は「安心・安全への投資」だと認識しましょう。

12 スクリーンとハンドガードを取り付けよう

ハンドガード

これもあくまで愛車に合うものがあればですが、可能であれば「スクリーン」と「ハンドガード」の取り付けをおすすめします。

まずは前述のように北海道は「虫アタック」がえげつないので、スクリーンとハンドガードはそれを防ぐ優秀なシールドです!

そして寒い日の優秀なウインドガード、長距離走行の疲労軽減、ダートの先にある観光地(北海道ではよくある)に行く際の飛び石、砂煙避け・・・などなど、役立つシーンは多岐にわたります。

ちなみにこれはあくまで僕の個人的な感覚ですが、北海道を走っているバイクは本州に比べて、スクリーンとハンドガードの装着率が高いと思います。

13 レーダー探知機という名のお守り

北海道の道は全体的に見通しが良く、しかも道幅が広くて信号が少ないので・・・となると、ついついアクセルを開けてしまいがちです。

実は北海道はスピードの取り締まりが多く、気持ち良く飛ばしていると簡単に御用となります。

まずは大前提として安全運転が大切ですが、どうしても北海道に来るとテンションが上がってしまうので(それで正常です)ちょっと値が張るお守りですが「レーダー探知機」を取り付けておくと安心です。

14 最低限の工具は持っていく

工具

北海道をツーリングするなら「自分のバイクいじりのスキルに関係なく」最低限の工具は持っていきましょう!

ぶっちゃけ僕は本州ツーリングでは工具を持っていかない場合もありますが、北海道では例え日帰りでも必ず工具を持っていきます。

その理由はもちろん「何もない場所が多いからで」本州のように少し走れば町がある、いつでも携帯が繋がる、最悪レッカーを呼んだら1時間以内で来てくれる・・・とは限らないからです。

となると「ある程度のバイクいじりスキルがないと厳しいのでは?」と思うかもしれませんが、少なくても夏の北海道はツーリングライダーがたくさん走ってますので、困った時はきっと通りすがりの彼らが助けてくれます(経験あり)

なので、スキルよりも自分のバイクに合う工具を「持ってること」が大切なんです。

必要な投資は惜しまない!

せっかく愛車とライダーの聖地に行くわけです、誰だって思い切り楽しみたいわけです。

なので、必要な投資は惜しまず、快適に・安全に・楽しく・憧れの北海道ツーリングを心から満喫しましょう!

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コメント一覧
  1. もと より:

    工具は必要だし、雨具もあったほうがいいね。
    でも他は結構どうでもいいかな。
    必要なものは。。。
    時間と楽しむ気持ちですね。

  2. 正直者 より:

    テント泊オンリーです。照明は自転車用USB充電ライトが便利です。上着のポケットに入れておくと夜間作業に使えます。、

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