こんにちは。何度も愛媛県にツーリングに行っているのに、ウワサの「みかんジュース蛇口」がいつも止まっている四国の男・サブローです。愛媛県って高知県と同じく、本州(とくに東日本エリア)からのアクセスがあまりよくないせいか、他の3県よりも県外ナンバーのツーリングライダーが少ない気がするんですよね…。
でも愛媛は山あり海あり川ありで、走って楽しい場所がたくさんあるんですよ? そんな愛媛の魅力的なスポットを紹介します。
目次
愛媛県ってどんなところ?
みかんや鯛が名産物だけあって、柑橘類の消費量(2009年)と養殖鯛の漁獲量(2013年)は堂々の全国 1位を誇ります。
意外なところですと、バイク・スクーターの普及率が全国2位(2009年)なんです。これは年間の晴れ日数が多く、降雪量が少ないからだといわれています。(※引用:都道府県別統計とランキングで見る県民性)
また、広島と愛媛を結ぶしまなみ海道や、九州行きのフェリーのおかげで中国・九州エリアからのアクセスがスムーズという点も愛媛県の特長ですね。
愛媛県のオススメツーリングスポット10選
1.四国カルスト
愛媛県と高知県との県境にあるカルスト台地で、日本三大カルスト(他は山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつ。
地面から石灰岩が突き出た大自然と、乳牛が自由に放牧されている牧歌的な風景は時間が止まったような感覚にさせてくれます。姫鶴平(めづるだいら)展望台には広大なキャンプ場があり、人気スポットとなっています。ただ、近年のキャンプブームでシーズン中は大渋滞が起こりますのでご注意を。
2.石鎚スカイライン
西日本エリアの最高峰・石鎚山を越えるワインディングロードです。愛媛・高知の県境を走る「UFOライン」と道続きになっているので、これら2つの道路を連続で走るルートがオススメです。
紅葉と渓谷美の名所となっているだけあって、気持ちのいい景色を見ながら駆け抜けられる爽快な道路です。ただし冬季と夜間は通行止めになるので要注意。
3.佐田岬(さだみさき)
言わずと知れた四国の最西端の岬です。岬の先端に向けて快走路の「佐田岬メロディーライン」が延びていて、道中は宇和海と瀬戸内海の海原や、11基もの壮大な風車群などの展望を楽しめます。
なお、メロディーラインの由来は、特定の区間を50km/hで走行すると「ある曲名」がロードノイズとなって流れてくるからだそうです。でも、クルマを想定した作りなのか、バイクだと聞き取りづらいんですよね…。
・全長 :40km(佐田岬メロディーライン)
・駐車場:あり(無料)
4.夕やけこやけライン
佐田岬の根元から北に延びる海岸沿い道路です。名前のとおり夕日のスポットで、その理由は瀬戸内海西部の伊予灘の水平線上に島影がほとんどなく、海岸線に沈むキレイな夕日を見ることができるからだそうです。
もちろん日中の景色もよく、かつて「日本一海に近い駅」として知られていた無人駅「下灘駅」など、見どころもありますよ。
・全長:約32km
・料金:無料
5.高茂岬(こうもみさき)
およそ100mもの断崖絶壁が連なる岬です。断崖の丘陵を下るダイナミックな歩道が整備されているので、迫力ある断崖美を堪能できますよ。また、夕日の名所でもありますので、大海原に沈む幻想的な景色を見ることができます。
・駐車場:あり(無料)
6.しまなみ海道
広島県の尾道市と愛媛県の今治市をつなぐ本四連絡橋です。瀬戸内海に浮かぶ7つ(6つと数える場合も)の島同士を橋で結ぶように延びていて、歩行者・自転車・原付二輪の専用道路が併設されています。
そのため、他の本四連絡橋と違って125cc以下の原付二輪でも通行可能で、今治~尾道をわずか500円で渡れます。今治と尾道にはレンタルバイクのお店がたくさんありますので、ぜひ活用してみてはどうでしょうか?
・全長:59.4km(自動車道)/約70km(自転車歩行者道)
・料金:尾道~今治の片道料金1880円(126cc以上、ETC休日割あり)/500円(125cc以下)
7.亀老山(きろうさん)展望公園(しまなみ海道)
しまなみ海道を渡るなら絶対に外せないスポットのひとつです。
しまなみ海道が通る島々のうち、「大島」の南端にある亀老山の頂上に行くと展望公園が見えてきます。しまなみ海道で一番長い橋の来島大橋や、西日本最高峰の石鎚山を見渡すことができる絶景ポイントで、しまなみ海道随一といわれているんだとか。また、夕日の名所でもありますので、時間を問わず景観を楽しめますよ。
8.馬島(うましま)エレベーター(しまなみ海道)
125㏄以下に限られますが、バイクごと人を乗せて移動できるエレベーターがしまなみ海道にあります。それがこの馬島エレベーター。馬島の上に架かっている来島大橋の途中にエレベーターがあり、それに乗って馬島に上陸するというものです。
地元の人にとっては当たり前のことらしいのですが、バイクに乗っていてこんな経験はなかなかできませんね。
・料金:無料(来島大橋の通行料金は有料)
9.道後温泉
夏目漱石の『坊ちゃん』に登場し、『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルとなったことで知られる、愛媛を象徴する観光施設。2024年12月まで一部を保存修理していて、すべての外観を見ることはできませんが、温泉や売店をはじめとする施設は工事期間中も利用可能です。
高級旅館のように見えますが、日帰り温泉施設なので、ツーリング中に気軽に立ち寄れますよ。
・料金: 460円~(施設・プランにより異なる)
・営業: 6:00ごろ~23:00ごろ(施設・プランにより異なる)
・駐輪場:あり(125㏄以下限定)
※道後温泉の情報はコチラから!
10.みかんジュースの蛇口
愛媛県には水道の蛇口からみかんジュースが出るというファンタジックなスポットがあります。
その代表的な場所は以下の通り。
・愛媛県松山空港「Orange BAR」
・えひめ愛顔の観光物産館
・みきゃんパーク梅津寺
「愛媛県の蛇口からはみかんジュースが出る」。そんな都市伝説が広まった頃、だったら本当に出してやろうと、「ポンジュース」の製造元のえひめ飲料が実現させたことが始まりだそうです。もちろん水道水のように無料ではありませんが、お土産話にひとついかがでしょう?
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