
岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。今回は中国地方の人気ツーリングスポット、小豆島で食べられるおすすめグルメについて紹介します。瀬戸内海のただなかに浮かぶ小豆島には、小豆島ならではメニューがたくさん! 一大観光地ということもあり、ご当地ソフトクリームもいろいろと誕生して賑わっています。今回は私がおすすめの小豆島ご当地グルメを7つ紹介します。
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目次
小豆島の特産品
小豆島では古代から塩が生産されていました。江戸後期以降、温暖な気候や塩・大豆・小麦といった原料の手に入りやすさを背景に、醤油産業が発達していきます。さらに戦後には、醤油を使う佃煮も盛んに作られるようになりました。小豆島には醤油工場や佃煮工場が軒を連ねる「醤の郷(ひしおのさと)」という場所があります。ひしお(醤)とは、塩を加えて発酵させた塩蔵品の総称のことだそうです。

小豆島 醤の郷
また、小豆島がある香川県といえば、うどんが有名です。でも小豆島といえば、うどんではなく、手延べそうめん。原料となる良質な小麦・塩・湧き水が豊富で、雨が少ないため天日干しには最適。そうめんづくりに必要な条件がそろった土地柄なのです。
そして、もうひとつ小豆島の特産品として外せないのがオリーブです。
1908年、イワシ、マグロなどの油漬け加工に必要なオリーブ油の国内自給を図るため、香川、三重、鹿児島の3県に依頼して試作したのが始まりとされています。小豆島のみで栽培が成功し、オリーブが島の各地に植えられるようになりました。収穫したオリーブは、食用のオリーブの実やオリーブオイル、化粧用品などに加工されます。ツーリングで走っていても、オリーブの木をあちこちで見ることができますよ。
おすすめグルメ1 ひしお丼
「ひしお丼」は、醤の郷で作られた醤油やもろみを使ったご当地グルメです。醤油やもろみ以外にも、小豆島の魚介、野菜やオリーブなど、地元の食材を使っていることが特徴です。ひしお丼は小豆島のさまざまな店で食べることができます。さしみ丼やチャーシュー丼など、魚を使ったり肉を使ったりとメニューは様々。
私がいただいたのは「もろみ味噌とたっぷり野菜のひしお丼」。瀬戸内海をのぞむ小豆島オリーブ園内にある「レストランオリーブパレス」で食べることができます。小豆島産のエキストラバージンオイルで炒めてもろみ味噌で味付けした合いびき肉と野菜の彩りが食欲をそそります。ごはんによく合うもろみの香りがたまりません。

TEL:0879-82-4260
営業時間 9:00~15:00
ランチタイム 11:00~15:00
ラストオーダー 14:30
定休日:なし
公式HP:https://www.1st-olive.com/guide/restaurant/
おすすめグルメ2 生そうめん
小豆島といえば手延べそうめん。全国に流通があるでしょう。一方、そうめんの産地でしかほぼ食べられないのが「生そうめん」です。私は道の駅小豆島ふるさと村でいただきました。
一見、普通のそうめんに見えますが、よく見ると、少し太い・・・
食べてみると、もっちりとしていて美味しい! 乾麺とはまた違った、生ならではの食感と味わいが楽しめますよ。生産状況により、提供がない日もあるのだそうです。
そのほか、オリーブの実を麺に練り込んだ、緑色の「オリーブそうめん」のメニューもありました。オリーブそうめんは乾麺も販売されていますよ。

おすすめグルメ3 小豆島ラーメン
小豆島の土庄にある「小豆島ラーメンhishio」では、小豆島産の醤油や近くの海で獲れるカタクチイワシの煮干しを使った、醬油ベースのラーメンを食べることができます。
私が選んだのは定番メニュー「醤そば」。
中央には熟成もろみのオリーブ煮がトッピングされていて、これまた小豆島の味わい。鶏足と野菜をじっくり煮込んだ濃厚なスープがストレート麺にからんで、たまらない美味しさです。右上はトッピングで選んだ小豆島産の「スサビノリ」。佃煮にする前の海苔で、市場に出回ることはない貴重な海苔なのだとか。海の香りがふんわり楽しめました。
テラス席からは、瀬戸内海とエンジェルロードを見ることができる最高のロケーションです。

TEL:0879-62-8720
営業時間
ランチ 11:00~14:00
ディナー 17:00~20:30
定休日:水曜日
※水曜営業の日もありますので、電話でご確認下さい。
おすすめグルメ4 佃煮
やはり、小豆島土産にしたくなるのは佃煮。さすが醤油の名産地、小豆島の佃煮はごはんを永遠に食べたくなるほど美味しいのです。私のお気に入りは、「つくだに屋さん2号店」。
見た目からしてインパクト大のお店! 国道436号沿いにあります。しっかり見つけられますね。
佃煮工場による製造元直営店となります。「出来立ての佃煮を、直接分けてほしい」というお客様が、わざわざ工場へ来られることが増え、店を構えることになったのだとか。きくらげ、昆布、きゃらぶき、しいたけ、じゃこなど、店内にはさまざまな佃煮が並んでいます。本場の佃煮をぜひ!

TEL:0879‐82‐6066
営業時間 9:00~17:00
定休日:不定休
おすすめグルメ5 佃煮ソフトクリーム
つくだに屋さん2号店では、小豆島産醤油を使った佃煮ソフトクリームを食べることができます。注文してみると、昆布の佃煮がトッピングされていました。
お店の方によると、男性は星、女性はハートの形で提供中とのこと。果たして味は・・・? 意外と美味しい! 甘いソフトクリームの間に塩気のある佃煮という味変が楽しめます。しそ昆布の煮汁をクリームに練り込んでいるため、ほんのりと梅の香りが。オリジナリティあふれるソフトクリームでした。

TEL:0879‐82‐6066
営業時間 9:00~17:00
定休日:不定休
おすすめグルメ6 醤油ソフトクリーム
佃煮ソフトクリームもあれば、なんと醤油ソフトクリームもあるのです!
マルキン醤油記念館前 物産館で味わえます。天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」が練り込まれているという、贅沢なソフトクリームです。「ソフトクリームに醤油をたらすと、キャラメル味になる」と聞いたことがありませんか? まさに、キャラメルのような味わいなのです! ぜひ一度、食べてみていただきたいです。
マルキン醤油記念館は、大正初期に建てられた工場を記念館として改装した施設です。有形文化財に登録された合掌造りの建物で、醤油造りの歴史と製造方法を見学することも可能です。醤の郷にあり、あたりには醤油のいい香りが漂っています。

おすすめグルメ7 オリーブオイルがけソフトクリーム
道の駅小豆島ふるさと村で見つけたのは「オリーブオイルがけソフトクリーム」。バニラソフトクリームに、オリーブオイルと小豆島産の塩がトッピングされています。
食べてみると、オリーブオイルの香りがダイレクトに感じられて、上品な味わい。塩味が甘さを引き立ててくれていました。
別のスポットにはなりますが、小豆島オリーブ園にはオリーブの葉を使った緑色の「オリーブソフト」もありましたよ。

おわりに
小豆島で食べられる、おすすめご当地グルメについて紹介しました。小豆島ツーリングのランチや休憩の際にぜひ味わってみてください。オリーブオイル、手延べそうめん、佃煮など、お土産の購入もお忘れなく!
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