Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!「離島」と聞くと旅心が騒ぐ男、さすライダーです。

北海道に住んでる身としては、特に南国の離島に惹かれるもので鹿児島県の「奄美大島」はお気に入りの一つです!

夏はもちろん冬も暖かいのでバイクに乗れる!そんなライダーにとって魅力的な奄美大島のおすすめツーリングスポットを紹介します。

※各スポット情報は2023年2月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

奄美大島の概要とアクセス

奄美大島は鹿児島県と沖縄本島の中間地点に位置する「鹿児島県の離島」で、総面積712.4 km²の日本で2番目に大きな離島です(1位は佐渡島)

島の人口は約6万人で、年間の平均気温が21.6℃と高く、最も寒い1月でも平均気温が15度前後と問題なくバイクに乗れます!

ちなみに島一周は約460kmと結構なボリュームがあるので、せっかくツーリングするなら現地で最低1泊、できれば2泊以上は確保したいところです。

首都圏から奄美大島へのアクセスは、羽田空港からJALが、成田空港からはピーチが「奄美空港」まで直行便を飛ばしていて、所要時間は2時間半くらいです。

奄美大島はレンタルバイクで走ろう

 

奄美大島をツーリングするなら、レンタルバイクを利用するのが最も確実でスマートな方法です!

何故なら「マルエーライン」「マリックスライン」が、奄美大島までバイクを積めるフェリーを運行していますが、どちらも出航が「鹿児島港」だからです。

つまり、奄美大島を自分のバイクで走るには、まずは鹿児島県まで自走する必要があるので、ほとんどのライダーにとって現実的な方法ではありません。

奄美大島のレンタルバイクは50cc~125ccのスクーターが中心で「北大島ホンダ販売、田原モータース内山商事」の3店舗が主なショップです。

奄美大島の主なレンタルバイクショップ
北大島ホンダ販売
〒894-0511 鹿児島県奄美市笠利町大字里458-3
TEL:0997-63-0126
営業時間: 8:15~18:30

田原モータース
〒894-1508 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋大湊9-1
TEL:0997-72-0137
営業時間:8:00~19:00
定休日:日曜日
公式HP:http://www.setouchi-point.com/shop/detail/11
内山商事
〒894-0023 鹿児島県奄美市名瀬永田町7-3
TEL:0997-52-0211
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日
公式HP:https://www.suzuki.co.jp/dealer/46207950/

プランニングのアドバイス

奄美大島は一周約460kmと距離があるので、島内で宿泊して2日以上で楽しむことをおすすめします。

基本は島のメインルート「国道58号線」を中心に、そこから各目的地へのルートを決めましょう!

宿泊場所は島の中心地「奄美市 名瀬エリア」が最も便利ですが、空港から約40分かかるので、行きと帰りの利便性を考えて「空港付近〜あやまる岬エリア」で宿を取るのもありです。

一般的な島のベストシーズンは6月下旬~7月ですが、この時期は総じて日差しが強く気温も高いので、バイクでツーリングするなら4月~梅雨入り前、または10月~11月が過ごしやすくおすすめです。

参考情報:奄美大島観光情報サイト「のんびり奄美」

1 SNS映えスポット:ハートロック

奄美大島屈指のSNS映えスポットが「ハートロック」です。

その名前通りハートの形をした岩に海水が溜まっており、1日2回の干潮時に見ることができます(参考:奄美大島の潮見表

ちなみにバイクは県道82号線沿いの駐車場に停めて、現地まで歩いていく必要があります。

さすライダーのワンポイントアドバイス

駐車場からハートロックまでの道は、南国特有の「やる気のない看板」に従うことになりますが、ちゃんと辿り着けるので信じて歩きましょう。

まるでジャングルのような道を抜けると突然ビーチが広がり、奥に見える岩場の中にハートロックがあります。

なお、ハートロックまでの道中では、ハブに遭遇する可能性があるので、サンダルに履き替えずバイクシューズのままで歩いた方が安全です!

ハートロックの情報
〒894-0411 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1346-1
TEL:0997-62-3111(龍郷町役場)
料金:見学無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.town.tatsugo.lg.jp/kikakukanko/kanko/heartrock.html

2 ご当地グルメ:鶏飯の店 ひさ倉

奄美大島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」の有名店が「鶏飯の店 ひさ倉」です。

鶏飯とは鶏肉、シイタケ、卵などを混ぜたご飯に「鶏がらスープ」をかけて食べるお茶漬けのような料理で、さっぱりとした味わいが特徴です!

ひさ倉では自社で育てたこだわりの地鶏を使っており、あっさりしているのにコクがあるオリジナルスープとの相性が抜群です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

ひさ倉は奄美大島の主要道路「国道58号線」沿いにあり、広い駐車場と綺麗な店舗で利用しやすく、さらにはスタッフさんの対応も素晴らしい一押しの鶏飯店です!

おすすめメニューはもちろん「鶏飯」で、サイドメニューの「鶏刺し」も一緒に頼むと幸せな気分になれます。

ひさ倉は島民にも観光客にも大人気の店なので、できれば週末のお昼時は外したほうが無難です。

鶏飯の店 ひさ倉の情報
〒894-0101 鹿児島県大島郡龍郷町屋入516
TEL:0997-62-2988
営業時間:11:00~16:00
定休日:不定休
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/

3 奄美大島最北端:夢をかなえるカメさん

ライダーなら無条件で向かってしまう道の果て、奄美大島の最北端「笠利町」には「夢をかなえるカメさん」のオブジェがあります。

笠利町では亀は神の国(龍宮)の使者であると信じられており、それが「浦島伝説」のベースとなったという説もあります。

現地はトイレ完備のパーキングエリアになっているので、最北端ツーリングの記念にぜひ寄っていきましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

「夢をかなえるカメさん」には「後右足にふれるとお金がたまる」と書いてあるので、新しいマシンが欲しいライダーはぜひ触れていきましょう!

ちなみに実際の最北端はもう少し先にある「笠利崎灯台」で、カメさんの駐車場から15分くらい歩けば辿り着けます。

夢をかなえるカメさんの情報
〒894-0621 鹿児島県奄美市笠利町大字用
TEL:0997-63-1111(奄美市 笠利総合支所)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)

4 観光スポット:原ハブ屋

奄美大島はハブが生息する島ですが、そのハブをじっくりと鑑賞できる観光スポットが「原ハブ屋」です。

県道82号線沿いにひっそりと佇む店舗の中には、ハブやヘビが所狭しと展示されており、加工品のアクセサリー販売も行っています。

1948年に創業した老舗で、親子三代にわたって続く奄美大島を代表するお店です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

原ハブ屋に行くなら絶対に見逃せないのが、その名も「ハブと愛まショー」です!

1日3回「11時、14時、16時」に開催されるハブのショーで、名物店主の独特のジョーク(?)を聞きながら、本当にあっという間の30分を楽しめます。

なお、ショーの観覧には800円の入場料が必要ですが、価格以上の価値があることを保証します。

原ハブ屋の情報
〒894-0505 鹿児島県奄美市笠利町平字土浜1295-1
TEL:0997-63-1826
営業時間: 9:30~18:00
定休日:不定休
料金:入場無料(ショーの観覧は800円)
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:http://harahabuya.com/hp/top-01.html

5 カヌー体験:黒潮の森 マングローブパーク

奄美大島の南側、国道58号線沿いにあるマングローブ原生林を見学できる場所が「黒潮の森 マングローブパーク」です。

園内は無料ゾーンと有料ゾーンに分かれていて、トイレや休憩所、売店やレストランの利用は無料ゾーンの範囲内です。

しかし、ここに来る観光客のほとんどが有料ゾーン内で行う「カヌー体験」目当てで、有料ゾーンの入場料と合わせて2,000円という良心的な価格で体験できます。

さすライダーのワンポイントアドバイス

目玉のカヌー体験は1日5回の時間帯(10時、11時半、13時、14時半、16時)に分かれていて、空きがあれば予約なしですぐに体験できます。

必要な装備やガイドスタッフ、それからロッカーの利用が2,000円の料金に含まれているので、手ぶらで行っても問題ありません。

マングローブ原生林の中をカヌーで移動する貴重な体験ができるので、ぜひチャレンジすることをおすすめします。

黒潮の森 マングローブパークの情報
〒894-1201 鹿児島県奄美市住用町石原478番地
TEL:0997-56-3355
営業時間:9:30〜18:00
料金:入場無料(有料ゾーン、カヌー体験は別料金)
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.mangrovepark.com/

6 絶景スポット:あやまる岬観光公園

奄美空港からバイクで10分くらいの場所にある、島内でも屈指の絶景スポットが「あやまる岬」です。

太平洋に向かってポツンと突き出した岬で、目の前に広がる海と珊瑚礁、そして亜熱帯性の植物が南国ムードを盛り上げてくれます!

空港から近いという利点を活かして、奄美大島到着後一発目の立ち寄りスポット、もしくは帰る際の時間調整スポットとして有効です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

あやまる岬は単に絶景スポットなだけではなく「グランドゴルフ、(海水)プール、サイクル列車、芝スキー」など様々なアクティビティを楽しめる総合スポットです!

海を一望できる場所にカフェ併設の「あやまる岬公園観光案内所」もあるので、ツーリング中の休憩にも最適です。

あやまる岬の情報
〒894-0624 鹿児島県奄美市笠利町大字須野682
TEL:0997-63-8885(あやまるみさき観光公園)
営業時間:9:30~17:00(あやまる岬観光案内所)
料金:入場無料(各種アクティビティ有料)
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://ayamaru.amamin.jp/

7 桜スポット・ワインディング:本茶峠

大勝集落から奄美市名瀬へと向かう「本茶峠」は、奄美大島屈指の桜の名所で、毎年1月下旬〜2月中旬頃にかけて約1,000本のヒカンザクラが咲き乱れます!

バイクに乗りながら桜を鑑賞できる「ドライブスルーお花見スポット」で、南国の一足早い春を満喫することができます。

なお、本茶峠は全体的に道幅が狭いので、スピードを抑えて対向車に注意しましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

本茶峠は奄美大島では貴重なワインディングロードなので、桜の時期以外の走行もおすすめです!

現在は国道58号線の旧道のような扱いになっているので、平日だと交通量がほぼ皆無で快適に走れます。

しかし、奄美大島でレンタルできるバイクは主にスクーターなので、決して攻めずにのんびりと走りましょう。

本茶峠の情報
〒894-0008 鹿児島県奄美市名瀬大字浦上
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:路肩に停車可能(交通状況に注意)

8 観光スポット:奄美大島紬村

奄美大島が世界に誇る特産物「大島紬」の製造現場や伝統的な泥染めを見学、体験できる観光スポットが「奄美大島紬村」です。

広大な敷地内には大島紬の生産工場と亜熱帯植物庭園があり、入場料500円で自由に散策することができます!

美しい大島紬を見ているだけで目の保養になりますが、産地特別価格で購入できるショップも併設されています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

奄美大島紬村で個人的におすすめなのが「泥染め体験」で、世界で唯一大島紬だけが行っている染色方法を体験できます!

所要時間は1時間半くらいで、1日4回(9:00、10:30、13:00、14:30)開催されています。

基本は1週間前からの予約が必要で、染める物の大きさによって価格が異なります(例:ハンカチ 1,500円)

奄美大島紬村の情報
〒894-0411 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945
TEL:0997-62-3100
営業時間: 9:00〜17:00
定休日: 12/31、1/1
料金:入場料500円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:http://www.tumugi.co.jp/index.html

奄美大島は隠れた優秀なツーリングスポット!

一般的にライダーの中で「南国の離島ツーリング」といえば、やはり沖縄の離島が真っ先に候補に出てきます。

つまり、奄美大島はどちらかといえばマイナーな存在ですが、南国の雰囲気を十分に味わえますし、島ならではの文化を体験できるスポットが沢山あります!

しかも、よほどの事がないと混雑することもないので、奄美大島は隠れた優秀なツーリングスポットと言えます。

 

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