岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。今回は私の相棒、空色のホンダスーパーカブ110(名前はソラコ)と、私自身のバイク歴やツーリングのスタイルについて書かせていただきます。

ソラコは2010年発売のスーパーカブ110で、型式はJA07。バージンベージュとプコブルーという2色があり、「旅先で青空にマッチしそう」と思ってプコブルーを選びました。2011年の夏に新車で購入し、そこから11年半、大きなトラブルなく、今も元気に走ってくれています。

私がこれまで乗ったバイクとしては、3台目。丈夫で小回りがきいて、どこにでも一緒に行きたくなります。ソラコを購入してから自家用車に乗る機会が減り、売り払ったほどです。乗れば乗るほどツーリングが好きになり、これまで日本全国47都道府県をソラコと旅しました。

今回はスーパーカブで快適に走る工夫やお気に入りのポイントも紹介していきますね。

こばん
編集部からバイクの詳細が知りたいって声があったので、今回は愛車のこだわりをお伝えします!

私がスーパーカブ110を選んだ理由

私が初めて乗ったバイクは、新車で買ったヤマハビーノ、50ccのスクーターでした。茶色だったので名前は「おこげ」ちゃんです。

大阪で生まれ育った私ですが、就職を機に長崎県佐世保市で暮らすことになり、生活の足として購入しました。休みの日に気晴らしでおこげちゃんと海へ、山へ、温泉へと出かけるように。当時の私は「ツーリング」という言葉すら知りませんでしたが、自由気ままにどこへでも行けるバイクが大好きになりました。といっても行動範囲は、一泊二日で長崎県内の離島「中通島」に行ったのが一番の遠出だったと思います。

2年後、30km/h速度制限や二段階右折から自由になるべく、小型限定普通二輪免許を取り(大きなバイクを起こすことができず、中免取得は早々に諦めました)、2台目のバイクとして中古のカワサキエリミネーター125を迎えました。名前は「エリミ」ちゃんです。

エリミちゃんとの一番の遠出は熊本県天草市です。詳しい知識なく中古で買ってしまい、途中で動かなくなるなどトラブルが相次ぎました。この頃の私の夢は九州一周。けれど、旅先で故障したらどうしようと考えると不安で、到底叶えられそうもありませんでした。

トラブルが多くなってきたこともあり、2年で手放す決心をしました。「丈夫なバイクがほしいです」という私に、バイク屋さんがおすすめしてくれたのが、スーパーカブ110。2011年夏、こうしてソラコと出会ったのです。

スーパーカブ110がどこへでも連れてってくれる

最初にソラコに乗った日のことが忘れられません。走りが軽やかで感動しました。ロータリー式のギアチェンジに慣れるべく、バイク屋さんからそのままツーリングへ。海沿いを走りながら「このバイクはどこへでも連れてってくれるぞ!」と確信。興奮のあまり気づけば約70km走っていました。そして1ヶ月たたずして、九州一周も実現しました。

走行距離が13万キロを超えた今でも、私の「走りたい」という気持ちを叶えてくれるタフなバイクです。坂道もパワフルに駆け上がるし、車体が軽いから扱いやすく、Uターンも簡単。いくら乗っても疲れづらいです。そして燃費は、これでもだいぶ落ちましたが50km/Lを超えます。

見た目については正直、最初は「おじいちゃんたちが乗ってるイメージ」。でも乗っているとだんだんと丸いヘッドライトも色あいもかわいく見えてきて、今では「見た目も乗りやすさも女子にぴったりのバイク」だと思っています。

ソラコのこだわりポイント紹介

ほとんどノーマルで乗っているのですが、カスタムしている部分やお気に入りポイントなど、ソラコの仕様を紹介します。

こだわり1 ランドセル

片側にランドセルをつけています。「サイドバッグとしてぴったりのサイズ感なのでは?」と思い、リサイクルショップにて見つけた700円のランドセルをつけてみたところ、ジャストフィット!

ランドセルをつけて走っていると、知人からいただくようになり、今つけているランドセルで5個目となります。さすが、わんぱくな小学生が6年間使い続けるだけあって、丈夫です。

タイヤへの巻き込み防止のため、ステーをつけて装着しています。中には雨具や歩きやすい靴(履き替え用)などを入れていることが多いです。荷物をパッキングしたあとでもランドセルの開け閉めはできるので便利!

こだわり2 ベトナムキャリア

レッグカバーの内側にはベトナムキャリア(ベトキャリ)という装置をつけています。荷物を積む場所として活用している人も多いと思います。私はベトナムキャリアのクリップ部分を活用して、ツーリング用の地図を挟んでいます。けっこうしっかりと挟んでくれるので、ずれ落ちたことはありません。信号待ちやちょっとした休憩の時などに、ページをめくったり、進んでいる道を確認したりしています。

こだわり3 風防

「こばんさんは長距離乗るから、つけてみたら? 風が当たりづらくなって楽になると思うよ」と、当時通っていた佐世保のバイク屋さんからご提案いただき、風防をつけてみました。風が感じづらくなった体感はあまりありませんが、長距離走っても疲れづらいのはもしかしたらこの風防のおかげかもしれません。

佐世保で暮らしていたころのバイク友達が作ってくれた「SASEBO STYLE」というシールを貼っています。

こだわり4 グリップヒーターとハンドルカバー

寒がりの私。ハンドルにグリップヒーターをつけています。ハンドルカバーも併せて使うと、こたつ状態。冬はぬくぬくと快適です。

こだわり5 岡山県浅口市のナンバープレート

私が今暮らしている岡山県浅口市は、東アジア最大級の望遠鏡を備えた天文台があり「天文のまちあさくち」と呼ばれています。ご当地ナンバープレートにも天文台が描かれていて、メルヘンチックなところがお気に入りです。

メンテナンスについて

カスタムのほか、オイルや部品の交換も全て、バイク屋さんにお願いしています。安全第一で乗れたら満足。その結果、タイヤ、チェーン、オイルは以下のものとなりました。

・タイヤ→ブリヂストン BATTLAX BT-390 (グリップ力があります)
・チェーン→RK SV420MRU-100L(「短期間にたくさん乗ってもなるだけ長持ちするもの」とバイク屋さんが選んでくれました)
・オイル→A.S.H. VFS10W-40 (安定した油圧・油膜を維持できます)

こばんとソラコのツーリングスタイル

途中で寄り道をしたり写真を撮ったり、ひたすら走り込んだり、気分に合わせて走るソロツーリングが多いです。ベトナムキャリアに挟んだ地図(ツーリングマップル)を見ながら行先やルートを決め、荷物が多いときはコンテナを積みます。フリーライターになってからは、取材にもソラコと行くことが多いです。

仕事でもプライベートでも愛用している一眼カメラはオリンパスOM-D E-M5 Mark III。オリンパスといえばオリンパスブルー、秀でた青の表現力。「青空や海、そしてソラコをきれいに撮れそう」と、このカメラに決めました。モニターが動く「バリアングルモニター」を搭載している点も気に入っています。バイクはローアングルで撮ると空とともにかっこよく撮れるため便利です。

私自身が写り込んでいる写真は、三脚とセルフタイマー機能を使って撮影しています。

バイクウェアは、ソラコの色に合わせて水色を選びました。実はスキーウェアとして販売されていたものです。風から守ってくれて暖かい点がお気に入りです。ヘルメットは冬や雨の日はフルフェイス、それ以外は軽めのジェットヘルメットを愛用しています。

おわりに

バイク屋さん曰く、私の運転は、急発進・急ブレーキが少なく、車体に優しい乗り方なのだそうです。走行距離は13万キロを超えましたが、少しでも長く愛車のソラコと過ごせるよう、これからも安全運転で走り、素敵な風景と出会っていきたいと思います。

この記事にいいねする


コメントを残す

ホンダ スーパーカブ110の価格情報

ホンダ スーパーカブ110

ホンダ スーパーカブ110

新車 477

価格種別

中古車 70

本体

価格帯 21.88~34.52万円

27.56万円

諸費用

価格帯 3.11~4.46万円

3.34万円

本体価格

諸費用

本体

24.88万円

価格帯 14.85~39.49万円

諸費用

2.7万円

価格帯 0.5~2.12万円


乗り出し価格

価格帯 26.35~37.63万円

30.9万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

27.59万円

価格帯 16.97~39.99万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す