岡山県浅口市在住のカブライダー、こばんです。空色のホンダスーパーカブ110(名前はソラコ)とともに、中国地方の人気ツーリングスポット、小豆島を紹介します。

瀬戸内海の島々の中で淡路島に次いで2番目に大きい小豆島は橋で繋がっておらず、フェリーでアクセスします。早朝のフェリーで渡って夕方のフェリーで帰る日帰りツーリングもいいですし、小豆島で一泊してのんびり過ごすのもおすすめです。

今回、紹介する小豆島の人気スポット8つは、実際に私が11月上旬に日帰りで満喫したコースとなります。

※各スポット情報は2022年11月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

小豆島について

小豆島は属島を含めると169.86㎢の面積をもつ島で、土庄町・小豆島町の2町から成ります。古くから醤油、素麺、石材などが特産で、島の経済を支えてきました。

1908年以降はオリーブの栽培に取り組み、温暖な瀬戸内気候に恵まれていることから、国内最大のオリーブ生産量を誇っています。島のあちこちに、オリーブの畑がありますよ。

小豆島にはフェリーで行くことができます。小豆島行きのフェリーは、以下の港から定期運航されています。小豆島には坂手港、福田港、土庄港、大部港、池田港の5つの港があり、それぞれ到着する港はさまざまです。

 

フェリー情報はコチラ!
▼兵庫県から
神戸三宮フェリーターミナル→坂手港(ジャンボフェリー)https://ferry.co.jp/
姫路港→福田港(小豆島フェリー)https://www.shikokuferry.com/lp-ferry/

▼岡山県から
新岡山港→土庄港(両備小豆島フェリーグループ)https://ryobi-shodoshima.jp/
宇野港→土庄港(小豆島豊島フェリー)https://www.shodoshima-ferry.co.jp/
日生港→大部港(両備小豆島フェリーグループ)https://ryobi-shodoshima.jp/

▼香川県高松市から
高松港→土庄港(小豆島フェリー)https://www.shikokuferry.com/lp-ferry/
高松港→池田港(両備小豆島フェリーグループ)https://ryobi-shodoshima.jp/
高松東港→坂手港(ジャンボフェリー)https://ferry.co.jp/

今回の私の日帰りプラン

 

私が小豆島を日帰りで堪能したコースとスケジュールの詳細は下記です。日帰りでもそれなりに回れますので、参考にどうぞ!

6:45 「小豆島豊島フェリー」宇野港出発
8:45 小豆島 土庄港 到着
9:00 エンジェルロード
9:30 妖怪美術館
11:00 土渕海峡
11:20 道の駅 小豆島オリーブ公園 ※ランチもこちらで
12:30 道の駅 小豆島ふるさと村
13:00 醤の郷
13:30 二十四の瞳映画村
15:00 寒霞渓
17:00 「両備小豆島フェリー」小豆島土庄港出発

小豆島おすすめスポット8選

「小豆島といえば!」という観光スポットを中心に巡りました。妖怪美術館、二十四の瞳映画村、寒霞渓は以前から行ってみたかったので必ず行こうと決めていて、ほかは時間があったので道中に立ち寄った感じです。

こばん
観光情報はコチラ
小豆島観光協会 https://shodoshima.or.jp/

おすすめスポット1 エンジェルロード

岡山県浅口市在住の私は、朝6:45宇野港発の「小豆島豊島フェリー」に乗船し、8:45に小豆島の西側にある土庄港に到着しました。まずはバイクで10分足らずで行けるエンジェルロードを訪れました。

ただし、注意してください。エンジェルロードは潮の満ち干きで、中余島という小島までの砂浜の道が現れたり消えたりします。できれば引き潮の時に訪れるのがおすすめです。道が現れる時刻表を事前に確認するといいですよ。「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」といわれているそうです。ロマンチック! タンデムライダーに特におすすめです。

海に囲まれた砂浜の道を歩くほか、「約束の丘展望台」にも行ってほしいです。階段をのぼると恋人たちが鳴らす鐘があり、エンジェルロードを俯瞰して見ることができますよ。

こばん
写真は約束の丘展望台から撮影しました
エンジェルロード

おすすめスポット2 妖怪美術館

バイクを降りてぜひ歩いてほしいのが、土庄本町の中心部。約700年前、戦乱や海賊から逃れるためにつくられたといわれる不規則な細い路地が特徴で、「迷路のまち」と呼ばれています。

そんな迷路のまちにある「妖怪美術館」。蔵や倉庫など古い建物を活かした美術館が全部で4館、点在しています。天狗や座敷童、猫又などなど、日本に古くから伝わる妖怪のほか、「現代にはこんな妖怪がいるに違いない」といったネオタイプの妖怪まで、展示作品は800点以上です。

アプリのガイド音声に聞きながら、時には懐中電灯を片手に古い建物を巡ります。じっくり見学すると、すぐそこに妖怪の気配が感じられる不思議な美術館。ちなみに小豆島では「カボソ」というカワウソの妖怪話が古くから伝わっているそう。

こばん
4館を巡りながら迷路のまちを歩けるのも楽しい!
妖怪美術館
〒761-4106 香川県小豆郡土庄町甲398
TEL:0879-62-0221
営業時間:9:00~22:00(受付は21:00まで)
※ただし木曜日は 14:00~22:00(受付は21:00まで)
定休日:不定休(祝日は無休)
公式HP:https://yokaimuseum.on-the-trip.com/
美術館鑑賞料 大人2,900円

おすすめスポット3 世界一狭い海峡 土渕海峡

迷路のまちを歩いたら、土渕(どふち)海峡にも立ち寄りましょう。小豆島本島(渕崎)と前島(土庄)の間にある海峡で、全長2.5km、最も狭いところは幅9.93mと10mをきっています。「世界で1番狭い海峡」として認定を受けているそうですよ。アーチのオブジェが特徴的で、ベンチなどがあり公園のようになっています。ぜひ横断してみてください。私はもらいそこねましたが、土庄町役場で横断証明書(100円)を発行してもらえるそうです。

こばん
まるで川のように狭い海峡です

おすすめスポット4 道の駅 小豆島オリーブ公園

道の駅 小豆島オリーブ公園は、瀬戸内海の展望が広がる丘の上にあります。約2,000本が育つオリーブ畑の散歩道のほか、オリーブの歴史が学べる「オリーブ記念館」、レストラン、オリーブのお土産がそろった売店、フォトジェニックな「ギリシャ風車」などがあり、見どころたっぷり。映画「魔女の宅急便」(実写版)のロケ地として有名です。

白いギリシャ風車を背景に、ほうきに乗って空を飛んでいるような写真をSNSで見たことはありませんか? オリーブ記念館でほうきを無料で貸し出してくれているのです。オリーブと瀬戸内海の風景を大満喫できる道の駅です。

こばん
ギリシャ風車の近くにはたくさんの観光客がいるので譲り合って撮影しましょう
道の駅 小豆島オリーブ公園
〒761-4434香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
TEL:0879-82-2200
営業時間:8:30-17:00
年中無休
公式HP:https://www.olive-pk.jp/index.html

おすすめスポット5 弁天島をのぞむ 道の駅 小豆島ふるさと村

道の駅 小豆島オリーブ公園がある丘を降りて海沿いにあるのが道の駅 小豆島ふるさと村です。カヤック体験、食事、買い物などができる、複合レジャー施設となっています。キャンプ場も併設されています。すぐそこに瀬戸内海が広がっていて、フォトスポットとしてもおすすめ。愛車のソラコと一緒に記念撮影をしました。


見える小さな島は「弁天島」という無人島。カヤックでは弁天島を目指し、上陸したら磯遊びなどもできるそうですよ。

こばん
のどかな海辺が広がっています
道の駅 小豆島ふるさと村
〒761-4301香川県小豆郡小豆島町室生2084-1
TEL:0879-75-2266
営業時間:8:30~17:30
売店・喫茶:年中無休
公式HP:http://www.shodoshima.jp

おすすめスポット6 醤の郷

バイクで走っていると、すぐに「ここが醤の郷(ひしおのさと)だ」とわかるくらい、醤油のいい香りがする地域です。小豆島では製塩業が盛んだったことから、江戸時代には醤油づくりが始まり、盛んに行われるようになりました。

戦後は醤油を使った佃煮づくりへと発展し、今でも小豆島町安田地区から坂手港へかけて、醤油蔵や佃煮工場が集中しており、「醤の郷」と呼ばれているのです。

道中に大きな木桶が見られるほか、明治時代の蔵なども残されていて、歴史を感じるノスタルジックな街並みが見どころ。買い物や見学ができる醤油蔵もあります。

醤の郷
小豆郡小豆島町馬木〜苗羽
小豆島観光協会 https://shodoshima.or.jp/sightseeing/detail.php?id=270&c=2

こばん
走っているといい香りがしてきますよ

おすすめスポット7 二十四の瞳映画村

小豆島の田の浦岬に、「二十四の瞳映画村」があります。1987年公開のリメイク版の映画『二十四の瞳』が撮影された木造校舎などがあるほか、大正・昭和初期の街並みが再現されています。校庭のすぐ向こうは海。歴史を感じる木枠の窓の向こうに広がる瀬戸内海がとても美しいです。

映画館「松竹座」では映画『二十四の瞳』が常時上映されています。日本映画の映像や写真を堪能できるギャラリーや、ショップ、ランチ・スイーツが楽しめる店もあり、長時間楽しめるスポットです。

映画村から走って約2分のところにある「岬の分教場」は、1954年に公開された映画『二十四の瞳』の舞台となった明治建築の木造校舎。映画村にある校舎とそっくりです。田浦尋常小学校・苗羽小学校田浦分校として、1971年まで実際に子どもたちが通う学校でした。

こばん
行くまでの道も絶景!
二十四の瞳映画村
香川県小豆郡小豆島町田浦
TEL:0879-82-2455
営業時間:9:00~17:00
年中無休
公式HP:https://www.24hitomi.or.jp/
料金:二十四の瞳映画村 岬の分教場セット券 1,000円(大人)

おすすめスポット8 寒霞渓ロープウェイ

海から山に駆け上がり、小豆島のほぼ中央に位置する寒霞渓(かんかけい)へ。標高が上がるごとに視界が広がり、二十四の瞳映画村がある田の浦岬、その先の島々、四国本土までよく見渡せます。道中の風景も醍醐味。

ぜひ、「山麓こううん駅」の駐車場にバイクを置いて、ロープウェイに乗って頂上まで行ってみてください。深い渓谷を約5分、鳥になったような気分で空から堪能しましょう。

約1300万年前の火山活動によってできた岩塊が、地殻変動、風化、侵食によって迫力ある光景を創り上げています。間近に迫るごつごつとした岩肌、遠くには穏やかな瀬戸内海。紅葉スポットとしても有名で、ハイシーズンには多くの人が訪れます。

ロープウェイの山頂駅付近にも駐車場があるので、ロープウェイに乗らずにバイクで山頂駅付近まで来ることも可能です。

山頂駅付近には展望台が複数あるほか、フードコートや土産店もあります。丸い的を狙って小さな皿を投げる、幸せ祈願の「かわらけ投げ」(5枚1組200円)もできます。風向きを読んでがんばって投げましたが、全て届かずでした。

こばん
自力で幸せをつかみたいと思います
寒霞渓ロープウェイ 山麓こううん駅
〒761-4433香川県小豆郡小豆島町神懸通乙327-1
TEL:0879-82-0904
営業時間・運休日は時期により異なるため公式HPでご確認ください
公式HP:https://www.kankakei.co.jp/
料金 往復1,890円(大人)

おわりに

フェリーに乗って島気分が満喫できる小豆島。今回は私が実際に走った日帰りのコースを紹介しました。小豆島はコンパクトな島ですが、ほかにも猿と出会える「小豆島銚子渓自然動物園 お猿の国」や、日本の棚田百選に選ばれた「中山千枚田」など、見どころはまだまだあります。

豊かな自然の中、ただ走るだけでも癒されるので、もっとのんびり走ったり、宿に一泊したりといったツーリングも楽しいと思います。

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