焚き火三種の神器「焚き火台」「焚き火台シート」「トング」のうち、「トング」は「火ばさみ」などとも呼ばれ、薪や炭を扱うのに欠かせないアイテムです。焚き火の脇役かと思いきや、トングにこだわると焚き火がはかどり、キャンプの夜が一段と楽しくなります。

そこで今回は、トングの選び方のポイントと、ライダー目線でコバユリのおすすめをご紹介します!

焚き火用トング選びの3つのポイント

ポイント1 長さ

まず注目したいのが柄の長さ。荷物を減らそうとして短いトングを選んでしまうと、火と手元の距離を十分に保てず火傷してしまう危険があります。コンパクトな焚き火台なら30cmくらいから、フルサイズの焚き火台なら40cmくらいの長さがあるトングを選ぶと安心です。

ポイント2 強度

「食用のトングではダメなの?」と思う人もいるかもしれませんが、焚き火用のトングは、手元が熱くならないくらいの長さに加えて、重い薪をつかんで操れるくらいの強度があり、大きな薪もしっかりつかめるように先がギザギザになっています。スチール製、ステンレス製、アルミ製の順に強度があって重いのが特徴です。

ポイント3 仕舞い寸法

トングが焚き火台の長辺と同じくらいの長さなら、荷物のパッキングは難しくありませんが、「せっかくコンパクトな焚き火台を買ったのにトングが長いために、焚き火道具が上手くまとまらない」というお悩みを聞くこともあります。そんな人には折り畳み式や伸縮式という選択肢もあります。ただし一本モノに比べるとどうしても強度が劣るので、気をつけて選びましょう。

バイクキャンプにも便利な焚き火用トング3選

■ テンマクデザイン キングトング

https://www.tent-mark.com/king_tongs/

価格:¥1,089(税込) 重量:(約)157g
全長:(約)39.5cm
素材:ステンレス

良心価格なので初めての1本にもおすすめしたいこちらは、2015年にグッドデザイン賞に輝いた焚き火用トング。特徴的な先端が太い薪から楊枝のような細い枝まで難なくつかんでくれます。簡易的なダッチオーブンなどのリフターとしても使えるうえに、特殊なバネ構造によりへたりにくく長く使えるのでコスパ上々。

■ ベルモント UL hibasami

https://belmont.co.jp/bm-258

価格:¥3,300(税込) 重量:(約)70g
全長:(約)33cm
素材:アルミニウム、ステンレス

コンパクト焚き火台と一緒に収納できる長さに抑えられた、アルミ製の超軽量トング。大きな薪もしっかりつかめて、可動部のバネ材によりヘタれることなく長く使えます。先端をズラして使えば細い枝もつかめます。荷物を軽量コンパクトにしたい人におすすめ。

■ 野良道具製作所 野良ばさみLT(ステンレス)

https://norastove.stores.jp/items/61934be82b3ca1081721b453

価格:¥7,800(税込) 重量:(約)280g
サイズ:(約)使用時:約30cm 収納時:約20cm
素材:ステンレス

どうせなら人とは違うものを長く愛でたい、という人におすすめなのがこちら。ネジで固定されたアームがスライドする伸縮式で、使うときだけ長くできるので荷物のコンパクト化に貢献してくれます。アームを縮めた状態では本体が開かなくなるロック機構付き。

三種の神器がそろったら、いよいよフィールドへ繰り出そう! 次回は焚き火の手順についてお伝えしますのでお楽しみに。

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