太平洋から日本海へ、日本海から太平洋へと走るコースト・トゥ・コーストの「東北横断」はおもしろい。東北は奥州と羽州の旧2国から成っているが、「東北横断」ではその境の奥羽山脈の峠を越えていく。
今年(2022年)は、Vストローム250を走らせ、全部で19本の東北横断ルートを走破した。それらを「南東北編」と「北東北編」に分けて紹介している。

今回は「北東北編」の第2回目だ。

「北東北編」第1回はこちら!

4.宮古 → 小本 → 盛岡 → 角館 → 秋田(R45 → R455 → R4 → R46 → R13)277キロ

「グリーンピア三陸みやこ」の朝食



「グリーンピア三陸みやこ」を出発


7月15日8時、宮古の「グリーンピア三陸みやこ」を出発。国道45号を北へ。20キロほど走ると小本に着く。小本川河口の小本港の岸壁にVストローム250を止めた。



小本川河口の小本港



小本街道の国道455号を行く


小本から「東北横断」を開始。小本街道の国道455号を行く。小本川沿いに走り、岩泉の町を走り抜けていく。国道340号との分岐を通過するが、この国道340号は国境峠を越えて葛巻に通じている。



国道455号で岩泉の町を通過



国道340号との分岐点過


国道455号で盛岡へ。道の駅「三田貝分校」で小休止し、早坂峠を越える。今回は新道の早坂トンネルを行ったが、旧道での峠越えもオススメ。峠周辺の早坂高原は絵になる風景だ。



国道455号の道の駅「三田貝分校」


国道455号の早坂峠


早坂峠を越え、岩洞ダムの岩洞湖を見ながら走り、盛岡に到着。小本で降り出した雨は早坂峠を越えると止み、盛岡まで来ると青空が広がっている。



岩洞ダムの岩洞湖



盛岡に到着。ここまでが国道455号になる



盛岡からは国道46号を行く


盛岡からは国道46号で奥羽山脈の仙岩峠を越え、羽州街道の国道13号に合流。



国道46号で奥羽山脈に向かって突っ走る



奥羽山脈の仙岩峠を越えて秋田県に入った



羽州街道の国道13号に合流


16時、秋田に到着。秋田駅前まで行き、駅近くの久保田城を歩き、城内の「御隅櫓」に登った。城下町であり羽州街道の宿場町の秋田は、藩政時代には「久保田」と呼ばれていた。



秋田に到着!



久保田城を歩く。ここは「御隅櫓」


5.能代 → 大館 → 花輪 → 滝沢 → 沼宮内 → 久慈(R7 → R103 → R282 → R281)254キロ

 

能代を出発



大館からは国道103号を行く


7月16日10時、能代を出発。猛烈な暑さで頭がクラクラする。国道7号で大館へ。大館からは国道103号を行く。「陽気な母さんの店」をみつけると、その名前に引かれ、ここで昼食。「天ぷらうどん」と「おにぎり」を食べた。



国道103号沿いの「陽気な母さんの店」



「陽気な母さんの店」で「天ぷらうどん」を食べる


毛馬内からは津軽街道の国道282号を行く。花輪を通り、岩手県に入り、中央分水嶺の貝梨峠を越える。ここには中央分水嶺のモニュメントの立つ「分水嶺公園」がある。



毛馬内の交差点。ここからは国道282号を行く



国道282号で花輪の町を走り抜けていく



貝梨峠の中央分水嶺のモニュメント



ここが貝梨峠の頂上


貝梨峠は秋田・岩手の県境ではなく、岩手県の峠になる。貝梨峠を越え、安代の町を過ぎたところで「不動の滝」に立ち寄る。桜松神社の奥にある不動の滝には不動尊が祀られている。「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑だ。



安代を通過



国道282号に近い不動の滝


安比高原の峠を越え、大更の町を過ぎると、滝沢の「分か」の交差点に出る。ここは奥州街道と津軽街道の追分。ここからは国道4号と国道281号の重複国道で沼宮内へ。沼宮内からは単独の国道281号で久慈に向かう。



滝沢分れの交差点。ここまでが国道282号



国道281号の大坊峠


大坊峠を越えて葛巻へ。葛巻からは平庭峠を越えて久慈へ。久慈に近づくと、気温がガクンと下がった。太平洋から冷たい海霧の「ヤマセ」が押し寄せてきているからだ。青空は消え去り、天気も晴れているのか曇っているのかわからないような曇天に変わる。



国道281号で葛巻の町を走り抜けていく



国道281号の平庭峠


久慈川の渓流沿いに走り、久慈の町中に入っていく。道の駅「くじ」でひと休みしたが、ここには「やませ土風館」がある。「ヤマセ」を名物にした道の駅。出発点の能代の猛烈な暑さがなつかしくなるようなヒンヤリとした久慈の空気。久慈から国道45号を横切り、久慈漁港の岸壁でⅤストローム250を止めた。



平庭峠のシラカバ林



久慈に到着。ここは久慈漁港


6.能代 → 大館 → 三戸 → 八戸(R104 → R103 → R7)184キロ

 

8月20日5時、能代の「ルートイン」を出発。早朝の国道7号を走り大館へ。大館からは国道103号を行く。



夜明けの能代



能代の「ルートイン」を出発



早朝の国道7号で大館へ


毛馬内、大湯温泉を通り、発荷峠下の中滝からは国道104号を行く。中央分水嶺の来満峠を越えて青森県に入る。



米代川の流れ



大館からは国道103号を行く



国道103号沿いの大湯温泉



国道103号と国道104号の分岐点。ここからは国道104号を行く



中央分水嶺の来満峠を越えて青森県に入る


日本一のニンニクの産地、田子を通り、国道4号に合流。国道4号と国道104号の重複区間を走り、道の駅「さんのへ」で小休止。



国道104号で田子の町を通過



国道4号に合流



道の駅「さんのへ」で小休止


国道4号と分かれ、国道104号で八戸に向かう。国道104号沿いの櫛引八幡宮を参拝し、八戸の町中に入り、国道45号との交差点に出る。ここまでが国道104号。ゴールは八戸港のフェリー埠頭。そこにはシルバーフェリーの「シルバーティアラ」が接岸していた。



国道104号沿いの櫛引八幡宮を参拝



八戸に到着。ここは国道45号と国道104号の交差点



ゴールは八戸港のフェリー埠頭



「南東北編」第1回、第2回、第3回はこちら!

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