Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!1日の走行距離が200km以下の男、さすライダーです。
もちろんバイクで走るのは好きなんですが、ご当地グルメを食べたり、カフェでコーヒーを飲んだり、トレッキングをしたり、街を歩いて散策するのも好きなので、基本的に走行距離が伸びないツーリングをしています。
しかし、そんな僕でも「ここはずっと走っていたい!今日は走りに徹しようかな?」と思える道がたくさんあるのが九州です!
ということで、バイクで日本2周済みの僕が選んだ、九州のおすすめツーリングロードを紹介します。
※各スポット情報は2022年11月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 福岡県:海の中道
福岡市内と志賀島を結ぶ、全長約8kmの道が「海の中道(県道59号線)」です。
最大幅が約2.5kmの巨大な砂州の中を貫く道で、両側が海の爽快感あふれるライディングを楽しめます。
何と言っても福岡市内から日帰りで行けるのが最大のメリットです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
海の中道を走った先にある志賀島には、歴史好きには堪らない「金印公園」があります。
誰もが学生時代に習ったであろう「漢委奴國王」と刻まれた「金印」が発見された場所で、海が見渡せる広場にモニュメントと金印のレプリカが設置してあります。
入場料、駐車場ともに無料で立ち寄れる場所なので、志賀島上陸記念にぜひ行ってみましょう。
〒811-0321 福岡県東区西戸崎 海の中道
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:あり(周辺のレジャー施設内)
〒811-0323 福岡県福岡市東区大字志賀島字古戸1865
TEL:092-645-1058(東区維持管理課)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:http://www.senbutsu-cave.com
2 長崎県:仁田峠循環道路
長崎県は雲仙市と南島原市を跨ぐ、全長約12kmの峠道が「仁田峠循環道路」です。
もともとは有料道路として運用されていましたが、2009年に無料化され現在に至ります(任意の協力金:バイク100円)。
勾配のキツさと道幅の狭さで、決して「走りやすい道」とは言えないですが「第二展望所」からのダイナミックな眺めは必見です!
さすライダーのワンポイントアドバイス
仁田峠循環道路からバイクで10分ほど走ると、標高700m付近にある「雲仙温泉」にたどり着きます。
硫黄の香りと吹き出す蒸気の光景を地獄に例えた「雲仙地獄」、それからたった200円で入れる温泉「雲仙新湯温泉館」はぜひ立ち寄って欲しいポイントです。
ちなみにバイクは公共駐車場に200円で停められます。
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙
TEL:雲仙温泉観光協会(0957-73-3434)
料金:通行無料(任意の協力金100円)
バイクOKの駐車場:あり(無料)
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
TEL:0957-73-3639(一般社団法人 雲仙観光局)
バイクOKの駐車場:あり(200円)
公式HP:https://www.unzen.org/
3 長崎県:川内峠
長崎県の北西部に浮かぶ「平戸島」は、本土と「平戸大橋」で繋がっている細長い島です。
その平戸島にある絶景ロードが「川内峠」で、峠付近の約2kmの区間が開放感抜群です!
道の前半と後半は鬱蒼とした林道のような感じですが、突然視界が開けて海が見える瞬間が訪れます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
川内峠のある平戸島には、寺院と教会を同時に見られる珍しい場所があります。
その名も「寺院と教会の見える風景」と名付けられた場所は、平戸ザビエル記念教会と光明寺、それから瑞雲寺を同時に見ることができます。
キリシタン文化が根付く長崎県ならではの風景なので、川内峠を走る際は是非こちらにも行ってみましょう。
〒859-5123 長崎県平戸市大野町
TEL:0950-22-4111(平戸市観光課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:峠付近にあり(無料)
公式HP:https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/shizen/shi02.html
〒859-5152 平戸市鏡川町269
TEL:0950-22-4111(平戸市観光課)
料金:見学無料
バイクOKの駐車場:平戸交流広場の駐車場(無料)
公式HP:https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/rekishi/re01.html
4 大分県・熊本県:やなまみハイウェイ
大分県の人気温泉街地の「湯布院」と、西のライダーの聖地こと熊本県の「阿蘇」を結ぶ絶景ロードが「やなまみハイウェイ(県道11号線)」です。
気持ちの良いストレートや、走りごたえ抜群のワイディングなど変化に富んだ走りを楽しめる道で、全長約60kmとボリュームも十分です!
くじゅう連山と阿蘇という2つの絶景ポイントを繋ぎ、周辺にはレジャースポットや飲食店が至るところにあります。
さすライダーのワンポイントアドバイス
僕はバイクで走る時間より、カフェでコーヒーを飲んでる時間の方が長い生粋のカフェ男子ですが、そんな僕を唸らせるカフェがやまなみハイウェイにあります。
それは大分県側にある「シェ・タニ瀬の本高原店」で、コーヒーはもちろんケーキのレベルがかなり高いです!
窓の外に広がる阿蘇の絶景を眺めながら、優雅な時間を過ごせるのでおすすめです。
場所:大分県別府市→熊本県阿蘇市一の宮町
TEL:0973-79-2381(くじゅう飯田高原観光案内所)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:所々にあり(無料、有料)
〒879-4912 大分県玖珠郡九重町湯坪628-8
TEL:0967-48-8077
営業時間:10:00 〜 17:00
定休日:不定休
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.chez-tani.com
5 熊本県:ミルクロード
やまなみハイウェイと同じく、阿蘇の絶景を堪能できる道が「ミルクロード」です。
阿蘇の外輪山の尾根上を走る全長約45kmの道で「県道339号・12号・45号線」を走り繋ぎます。
広大な草原地帯を駆け抜ける爽快感あふれる道で、全体的にコーナーが緩く初心者でも楽しめます!
さすライダーのワンポイントアドバイス
ミルクロードの途中で国道212号線を使って下界に降りると、人気温泉地の「阿蘇内牧温泉郷」にたどり着きます。
そこに店を構えるスイーツショップ「パティスリード アソ ミユキ」のシュークリームが絶品なので、ぜひ食べてみて欲しいです。
他にもジェラートやケーキのレベルも全体的に高いので、イートインスペースで堪能しましょう。
〒869-2235 熊本県阿蘇市
TEL:0967-34-1600(阿蘇市観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:大観峰など道路沿いの展望スペースにあり(無料)
〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧224
TEL: 0967-32-0153
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.aso-miyuki.com
6 熊本県:俵山峠(南阿蘇やすらぎロード)
南阿蘇の外輪山を走る「南阿蘇やすらぎロード」と呼ばれている道が「俵山峠」です。
並走する県道28号線に「俵山トンネル」が2003年に完成してから「旧道」扱いとなっていますが、阿蘇の雄大な景色を見ながら走れる絶景ワインディングロードなので、ライダーはこちらを走りましょう!
しかし、全体的に道幅が狭くカーブがキツい道なので、くれぐれもよそ見運転には要注意です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
旧道をおすすめするもう一つの理由が、道の途中にある「俵山峠展望所」から見える絶景です!
阿蘇五岳と田園風景のコラボが美しく、これは県道28号線では見ることができません。
しかも、わざわざ旧道を走る人は少ないので、週末でも人が少ない穴場の絶景ポイントでもあります。
TEL:0967-67-1111(南阿蘇村産業観光課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://kumamoto.guide/spots/detail/11397
7 熊本県:人吉ループ橋
宮崎県の「えびの市」と、熊本県の「人吉市」を結ぶ、国道221号線上にあるループ橋が「人吉ループ橋」です。
総延長が1,190mと巨大なループ橋で、美しい弧を描いているので「見るだけでも楽しめる橋」です!
実際、橋のビューポイント近くに駐車場があるので、そこにバイクを停めて写真を撮ることができます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
人吉ループ橋を超えた先にある「人吉市」は、ご当地グルメの「人吉餃子」で有名な町です。
市内には人吉餃子のお店がたくさんありますが、僕のおすすめは「松龍軒」です!
あっさりとした一口サイズの餃子は何個でも食べれるので、追加オーダーがエンドレスになりがちです。
〒868-0803 熊本県人吉市大畑町
TEL:0966-22-2111(人吉市観光振興課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
〒868-0011 熊本県人吉市宝来町12-15
TEL: 0966-22-4024
営業時間:11:30~14:00、16:00~18:00
定休日:火・水曜日
バイクOKの駐車場:あり(無料)
8 熊本県:天草パールライン
キリシタン文化が今でも根強く残る、熊本県天草市を目指す道が「天草パールライン」です。
宇城市から天草市へと続く全長約17kmの道で、天草五橋と呼ばれる「天門橋、大矢野橋、中の橋、前島橋、松島橋」の5つの橋を渡ることが特徴です!
天草の複雑なリアス式海岸と小さな島々を眺めながら、快適なシーサイドランを楽しめます。
さすライダーのワンポイントアドバイス
天草パールラインを走った後は、キリシタンの英雄「天草四郎」をテーマとした博物館「天草四郎ミュージアム」に立ち寄りましょう。
島原の乱を指揮した天草四郎という人物について、そしてキリスト教の伝来と南蛮文化について学ぶことができます。
バイクで走った先にある文化や歴史を学ぶ、僕はこれこそがツーリングの醍醐味だと思っています。
〒861-6102 熊本県上天草市松島町合津
TEL:0964-56-5602(天草四郎観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:なし
〒869-3603 熊本県上天草市大矢野町中977-1
TEL:0964-56-5311
営業時間:9:00〜17:00
休館日:年末年始、1月第2水曜日、6月第2水曜日
料金:大人1名600円
バイクOKの駐車場:あり(無料)
9 鹿児島県:桜島溶岩道路
鹿児島県のシンボル「桜島」の南の外周を走る国道224号線が「桜島溶岩道路」です。
国道220号線との交差点から桜島港へと至る、全長約13.5kmの道で、もともとは溶岩原だった場所です。
走りながら見えるゴツゴツした黒い岩の数々、そして桜島から上がる噴煙が迫力満点の道です!
さすライダーのワンポイントアドバイス
桜島を出て国道220号線を北上すると「道の駅 たるみず・湯っ足り館」にたどり着きます。
ここの目玉は桜島を見ながら入れる巨大な足湯で、なんと無料で入ることができます!
レストランや売店コーナーも充実しているので、桜島に入る前、もしくは出た後に立ち寄ることをおすすめします。
〒891-1543 鹿児島県鹿児島市東桜島町
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:道路沿いに展望台や道の駅の駐車場あり(無料)
〒899-4632 鹿児島県垂水市牛根麓1038-1
営業時間:9:00~19:00
10 鹿児島県:開聞トンネル
桜島と並ぶ鹿児島県のシンボルの「開聞岳」は、薩摩半島の先端付近にある日本百名山の一つです。
その開聞岳を一周できる道の一部区間がトンネルになっており、通称「開聞トンネル」と呼ばれています。
トンネル内には電灯が一つもなく、外から入る光のみが道路を照らしており、その独特の景観と世界観が「心霊スポット」などと称されているミステリアスな道です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
開聞岳からバイクで10分くらいの場所にあるカルデラ湖の「池田湖」には、ネッシーならぬイッシーが存在している?と言われています。
正直、なんの根拠も無い話ではありますが・・・湖畔には堂々とイッシーのオブジェが飾ってあるので、B級スポット好きならぜひ行ってみましょう。
〒891-0602 鹿児島県指宿市開聞川尻
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:トンネル内に停車可能(対向車に注意)
〒891-0312 鹿児島県指宿市池田
TEL: 0993-22-2111(指宿市観光課)
料金:入場無料
公式HP:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10670
九州の道は個性的!
王道の阿蘇の道が良いのはもちろんですが、砂州の道、巨大なループ橋、溶岩の道、それから不思議なトンネルと個性的な場所が多いので、九州の道は飽きることがありません。
最近ツーリングのマンネリ化が気になるあなたは、愛車と九州の道を走ってみてはいかがでしょうか?
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