焚き火三種の神器「焚き火台」「焚き火台シート」「トング」のうち、「焚き火台シート」は自然保護の観点からここ数年で定着したアイテムです。焚き火台の下に敷き、火種が草の上に落ちて燃え移ったり、焚き火台の底からの熱で草が焦げたりするのを防ぐと同時に、焚き火台を片付けるときに周囲に散った灰を手早くまとめて捨てられる優れもの。

今回は、焚き火台シートの選び方のポイントと、ライダー目線でコバユリのおすすめをご紹介します!

焚き火台シート選びの3つのポイント

1 サイズ

まず注目したいのが使用サイズ。焚き火台の4倍くらいの大きさがあると、周囲に落ちた炭や灰をじゅうぶん受け止められるうえに、薪を置くスペースもあるので、薪を地面の湿気から守ることができます。

2 耐熱温度

ほとんどの焚き火台シートには、「耐熱温度」(連続使用温度)が明記されています。この数値が低いほど、焚き火の熱が地面に伝わってしまいます。焚き火の温度は800℃前後まで上がると言われているので、「耐熱温度」がこの数値になるべく近いに越したことはありません。

ただ、炎をむやみに大きくせず、必要最小限に燃やすぶんには、炎の温度は400~500℃というデータがあります。ひとつの目安として500℃以上のものを選ぶと安心です。

とはいえ、焚き火台シートは地面への熱を完全に遮断するものではないので、過信は禁物。状況に応じて二枚重ねにして使う、火力を弱めるなど工夫しましょう。

3 ハトメの有無

焚き火台シートを使っていると、風でシートがめくれてしまうことがあります。風が強いときは、あおられたシートが焚き火台を倒してしまう危険も。シートの四隅にハトメが備わっていると、ペグで地面に固定できるので安心です。

軽量コンパクトに持ち運べる焚き火台シート3選

■ LOGOS たき火台シート・ワイド

https://www.logos.ne.jp/products/info/4632

総重量:(約)550g
サイズ:(約)幅130×奥行80cm
主素材:ファイバーグラス
耐熱温度500℃
価格:¥2,980(税込)

焚き火台シートの定番として広く使用されているこちらは、フルサイズのソロ焚き火台と薪を並べて置けるワイドサイズがおすすめ。ファイバーグラス製のシートは、素手で扱うと細かなガラス繊維がチクチクとして肌を痛めるので、軍手やグローブをして対策を。

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■ CARBABY 焚き火シート

総重量:(約)500g
サイズ:(約)幅100×奥行50cm
主素材:ファイバーグラス(片面シリコンコーティング)
耐熱温度700℃
価格:¥2,380(税込)

片面がシリコンコーティングされたファイバーグラス製で、素手で扱ってもチクチクしないところが便利。耐熱温度は700℃、はぜた火の粉やこぼれた炭などに対する耐熱性(瞬間使用温度)が1500℃と、安価ながら高スペック。用途に合わせて5つのサイズから選べるのもうれしい。

■ バンドック 焚火シート

https://kawase-net.jp/products/post-13424/
総重量:(約)140g
サイズ:(約)幅60×奥行60cm
主素材:カーボンフェルト
耐熱温度700℃
価格:¥2,200(税込)

カーボンフェルト製の焚き火シートは、ほかの素材に比べると高価ですが、耐炎・耐熱性が非常に高く、ファイバーグラス製のようにチクチクしません。そしてライダーにとってうれしいのは、柔らかく軽い素材なのでパッキングしやすい点。こちらはソロ焚き火台の下に敷いて使うのに最小限のサイズ。荷物をコンパクトにしたい人におすすめです。

 

焚き火台シートを手に入れたら、焚き火台と一緒に保管して、キャンプときにシートだけ忘れてしまわないようにしましょう!

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