
Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!バイクで旅する心配性、さすライダーです。
僕はその昔、心配性のくせになぜかバイクでオーストラリアを10ヶ月かけて1周したのですが、ほぼ毎日「荒野の直線道路」を走っていたので、帰国後はカーブが楽しくて仕方ありませんでした!
しかも、日本には雄大なオーストラリアに負けない絶景が多く、つまり「日本の道:カーブ+絶景=最&高」という事に気がついてしまったのです...。
ということで、バイクで日本2周済みの僕が「ここは最&高だぜ!」と自信を持っておすすめできる全国の絶景ロードを紹介します。
※各スポット情報は2022年10月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。
目次
1 北海道:白い道
北海道は稚内といえば、日本最北端の「宗谷岬」に行くのがライダーの定番ですが、ここ「白い道」も忘れてはいけません!
ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた白い道は、強烈な非日常感を味わうことができます。
全長約2.6kmと距離は短いですが、舗装路ではないので特にオンロード車両はスピードを落として慎重に運転しましょう。
さすライダーのワンポイントアドバイス
白い道は宗谷岬の裏手、もしくは宗谷郵便局付近からのアクセスが可能ですが、公式では「宗谷岬裏手からのアクセス」が推奨されています。
晴れた日は利尻富士まで見渡せる絶景が広がっているので、是非愛車を入れてカッコいい写真を撮りましょう!
ただし、人気スポットゆえにバイクはもちろん車も通ってますので、写真を撮る際は必ず周りを確認してからお願いします。
白い道
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
2 岩手・秋田県:八幡平アスピーテライン
岩手県と秋田県を跨ぐ、全長約27kmの絶景ワインディングロードが「八幡平アスピーテライン」です。
道としての走りごたえ、景色、周辺の立ち寄りスポットなども含めて、東北屈指の名道と断言します(僕は東北人です)
高速コーナーから中低速コーナーまで、実にバリエーション豊かな走りが楽しめる道なので、特にSS乗りなら最高に楽しいはずです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
アスピーテラインの中間地点にある「見返峠」には、岩手県と秋田県の県境があります。
バイクの駐輪スペース(200円)から、ギリギリ県境を示す看板と一緒に愛車の写真が撮れます(小さいですが...)
なお、見返峠は6月でも残雪が残っているほど冷えるので、下界との気温差に備えた装備で走りましょう。
八幡平アスピーテライン
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:見返峠にあり(200円)
3 福島県:磐梯吾妻スカイライン
福島市と猪苗代町を結ぶ、全長約29kmの元有料観光道路が「磐梯吾妻スカイライン」です。
まるで火星のような景色が広がる「浄土平」を中心に、刻々と変わる景色がライダーの目を楽しませてくれます!
以前はバイクでも1,000円以上する有料道路だったので、お得感も路面状況も上々です。
さすライダーのワンポイントアドバイス
2人以上のツーリングなら、道の途中にある無料パーキング「つばくろ谷」にバイクを停めて、もう一人が「不動沢橋」を走るシーンを撮影できます!
秋は紅葉のベストスポットでもあるので、尚更カッコイイ写真が撮れますので是非チャレンジを。
磐梯吾妻スカイライン
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:浄土平駐車場(200円)、つばくろ谷駐車場(無料)
群馬・長野県:志賀草津道路
群馬県の草津温泉と、長野県の渋温泉を結ぶ全長約50kmのロングワイディングロードが「志賀草津道路」です。
標高2,172mの国道最高地点を通過する道として、ライダーから絶大な支持を得ています!
ひとつ、またひとつとコーナーを抜けて行くと、徐々に気温が下がっていくことを実感できるので「夏場の涼みスポット」としてもおすすめです。
さすライダーのワンポイントアドバイス
これはもう定番中の定番ですが、最高地点の渋峠付近に「日本国道最高地点」のモニュメントがあるので、愛車を入れて記念撮影をしましょう!
そしてこちらも渋峠付近にある、その名も「渋峠ホテル」にて「日本国道最高地点到達証明書(100円)」をゲットするのもお忘れなく。
志賀草津道路
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:要所要所にあり(無料)
5 石川県:千里浜なぎさドライブウェイ
国内最大級のバイクラリーイベント「SSTR」のゴール地として一躍有名になった「千里浜なぎさドライブウェイ」は、波打ち際を「オンロードバイクでも走れる道」です。
誰かが勝手に砂浜を走っているわけではなく、ちゃんと「道」として機能していて、その証拠に道路標識があったりします(地図にも道として表記)
しかも全長約8kmとなかなかのボリュームがあるので、一瞬で終わることなく「砂浜ライディング」を存分に楽しめます!
さすライダーのワンポイントアドバイス
SSTRのあまりの人気っぷりに、遂に千里浜に公式の「SSTRカフェ」まで出来てしまいました!
海を眺めながらコーヒーを飲めるライダーの憩いの場所で、SSTRのグッズ販売コーナーもあります。
軽食メニューも充実しているので、千里浜を走ったらここで一息入れましょう。
SSTRカフェ
〒925-0054 石川県羽咋市千里浜町タ4-1
TEL:0767-22-2141
営業時間:【4月~9月】平日:11:00〜18:00【10月~3月】11:00~17:30
定休日:なし
バイクOKの駐車場:あり(無料)
6 島根県:美保関
島根県の最東端「美保関」へと続く道は、気持ちの良いシーサイドロードです!
対岸に鳥取県の日本100名山「大山」を見ながら走る「県道2号線」がメインルートで、適度なコーナーが心地よく感じます。
しかし、ところどころに道が狭い箇所があるので、あくまでゆっくり・のんびりと走りましょう。
さすライダーのワンポイントアドバイス
美保関の先端にある「美保関灯台ビュッフェ」では、目の前に広がる海を眺めながら、名物の「イカめし」を味わえます!
晴れた日は「隠岐諸島」も見えるので、そのまま隠岐ツーリングに行くのもいいかも?
美保関灯台ビュッフェ
〒690-1599 島根県松江市美保関町美保関1388-10
TEL:0852-73-0211
営業時間:9:30~16:00
定休日:水・木曜日
バイクOKの駐車場:あり(無料)
7 高知県:足摺サニーロード
高知県にある四国最南端「足摺岬」へと向かうシーサイドロードが「足摺サニーロード」です。
国道321号線が語呂合わせで「サニーロード」と呼ばれており、その名前通りに太陽の光が眩しい道です。
おそらく龍馬さんも見たであろう雄大な太平洋を横目に、適度なコーナーを抜ける度に気分が高揚します!
さすライダーのワンポイントアドバイス
足摺サニーロードの立ち寄りスポットとしておすすめなのが「竜串海岸」です。
なんとも形容しがたい不思議な形をした岩が連なる海洋奇岩エリアで、あの空海も訪れたとされるパワースポットでもあります。
竜串海岸
〒787-0452 高知県土佐清水市竜串21
TEL:0880-85-0137(竜串観光振興会)
料金:見学無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
8 宮崎県:日南フェニックスロード
まるでハワイに来たかのような開放的満点の南国の道が「日南フェニックスロード」です。
宮崎市から都井岬まで続く国道220・448号線、県道36号の総称で、その名の通りフェニックス(ヤシの木)が立ち並ぶシーサイドロードです!
冬でも夏のように輝く海を眺めながら走れるので、実は冬に走るのが「通」の楽しみ方です(写真はなんと12月)
さすライダーのワンポイントアドバイス
フェニックスロード沿いは立ち寄りスポットの宝庫ですが、僕の一押しは「鵜戸神宮」です。
海に突き出した鵜戸崎岬の洞窟の中にある珍しい神社で、朱色の本殿がとても鮮やかです!
そしてここに来たら、男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げて亀石の窪みに入れば願いが叶うという「運玉投げ」をやらずに帰ってはいけません。
鵜戸神宮
〒887-0101 宮崎県日南市宮浦3232
TEL:0987-29-1001
営業時間:6:00〜18:00
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
9 熊本県:阿蘇パノラマライン
北海道と対極をなす、西のライダーの聖地こと「阿蘇」を代表する絶景ロードが「阿蘇パノラマライン」です。
阿蘇の中核を貫く県道111・298号線で構成されており、日本離れしたダイナミックな景色が広がっています!
牧歌的風景が広がる区間、今でも噴煙を上げる中岳に迫る区間、広大な外輪山を見渡せる区間など、一瞬たりとも隙がない「全線ハイライト」がライダーの心を揺さぶります。
さすライダーのワンポイントアドバイス
阿蘇パノラマラインの南側、県道111号線の入り口付近にある「ストロングボスサルーン」は、ライダーに大人気のハンバーガーショップです。
アメリカ〜ンな雰囲気が漂う店内はとても広く、ハーレーに乗るこれまたアメリカ〜ンな風貌のオーナーさんが、これまたアメリカ〜ンサイズのハンバーガーを作ってくれます!
これから阿蘇パノラマラインを走る前に、こんなイケてるお店で美味しいハンバーガーを食べるとか、ライダーなら幸せの絶頂に昇り詰めること間違いなし。
ストロングボスサルーン
〒869-1504 熊本県阿蘇郡南阿蘇村一関1881-2
TEL:0967-62-8058
営業時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
バイクOKの駐車場:あり(無料)
10 沖縄県:伊良部大橋
沖縄県は宮古島にある「伊良部大橋」は、2015年に完成した「無料の橋」としては日本一の長さを誇る橋です!
エメラルドグリーンの海を貫く全長3,540mの橋はとにかく美しく芸術的です。
パッ!と写真だけを見ると海外の何処かの場所としか思えず、実際に走った時の非日常感は凄まじいものがあります。
さすライダーのワンポイントアドバイス
僕がはじめて日本一周をした2000年代初頭は、沖縄本島からフェリーで宮古島までバイクと一緒に行けましたが、現在はそのフェリーが廃止されています。
バイクだけを貨物船で送り、自分は飛行機で宮古島に飛ぶ、、、という方法はまだ残されていますが、費用や手間を考えると現実的ではなく、となると伊良部大橋をバイクで走るにはレンタルバイクが最適解です!
宮古島にはレンタルバイクショップが数件あるので、事前にリサーチしておきましょう。
伊良部大橋
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:橋の両側にあり(無料)
日本は絶景ロード大国!
海の道、山の道、貝殻の道、巨大な橋に砂浜の道、、、日本はありとあらゆるジャンルの絶景ロードが揃った「絶景ロード大国」です!
ってことで、残念ながらライダーは今週末も家に引きこもっているわけにはいきませんね♪
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