野点コーヒーの魅力と必要な5つの道具についてお伝えした前回に続き、今回から道具の選び方について掘り下げていきます。「ミル」「ドリッパー」「サーバー」「ドリップケトル」「カップ類」の中から、今回は「ミル」と「ドリッパー」について見ていきましょう!

(コーヒーの淹れ方にはいくつかの方法がありますが、ここでは一般的な「ハンドドリップ」方式を想定してお話します)

コーヒーミルの選び方

「家で豆を挽いていけば、いや、そもそも挽いてある豆を買えば、わざわざミルを用意する必要ないんじゃない?」という声も聞こえてきそうですが、キャンプチェアに身をゆだねて、ゴリゴリと豆を挽くあの時間ほど、野点コーヒーを盛り上げてくれるものはありません。手に響く感触、香ばしい香り……。荒く挽くか、細かく挽くかによってもコーヒーの味が変わるので、ミルがあれば自分流にカスタムする楽しさも倍増です。

コーヒーミルは、大きく「電動式」か「手動式」に分けられますが、バイクキャンプにも持ち出せるコンパクトなものとなると、自ずと「手動式」になります。また、「切り刻む」「すり潰す」「粉砕する」など、挽く方法によってもいくつかのタイプに分けられますが、手動式でコンパクトなものとなると、選択肢は狭まり、ほとんどが「コニカル式」と呼ばれる粉砕タイプです。ここでは、コバユリの愛用品も含めてコンパクトなミルを3つ紹介します。

① ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ、コーヒーミル・Ⅱミニ


http://www.porlex.co.jp/lineup/coffee.html

「ポーレックス」と言えば、アウトドアにも持ち出せるコーヒーミルの先駆け的存在。シンプルでタフなボディーと着脱式のハンドルで、バイクでもスッキリ持ち運べます。豆の風味を損なわず挽けるセラミック製の刃が内蔵されており、粒度調節が小刻みにできるので、アウトドアでも味にこだわりたい人におすすめ。『コーヒーミル・Ⅱ』は一度に約3杯分、『コーヒーミル・Ⅱミニ』は約2杯分まで挽くことができます。

② ハリオ ハンドコーヒーミル Zebrang


https://zebrang.hariocorp.co.jp/product_coffee_mill.html

コーヒーメーカー・ハリオのアウトドアコーヒーに特化したブランド『Zebrang(ゼブラン)』のこちらは、道具を少しでも軽くしたい人におすすめ。ボディーの中が見えるプラスチック製なので、挽いた豆の粗さや量を挽きながら確認できます。ポーレックス同様、粉砕部には豆の風味を損なわないセラミック刃を採用。ハンドルは着脱式。

③ カフラーノ クラシック


https://cafflano.jp/klassic/

こちらはなんと、コーヒーミル、ドリップケトル、ドリッパー、サーバー、タンブラーが一体になった、オールインワンコーヒーメーカー。創業以来、数々の世界的賞を受賞しているコーヒーメーカーブランドのものだけあり、こだわりの一杯を気軽に楽しめます。コーヒー道具をとにかくコンパクトにまとめたい人、ひとつひとつ選ぶのは面倒だからセットでそろえたい、という人にはこんな選択肢もアリ。

ドリッパーの選び方


ドリッパーには「円錐型」「台形型」の2種類あり、下記のようにコーヒーの味が変わります。

【円錐型】=お湯が下部の穴に向かって真っすぐ落ちていくぶん、抽出時間が短くなり、スッキリした味わいになります。
【台形型】=お湯がドリッパーの中に溜まり時間をかけて落ちていくので、ボディー感のあるしっかりとした味わいになります。

どちらを選ぶかは好みの問題ですが、コーヒービギナーさんにおすすめするなら、個人的には「円錐型」。ビギナーさんは濃厚な味に慣れていないことが多いし、円錐型はお湯の注ぎ方次第で、スッキリ系だけでなく、ある程度しっかりした味わいにもできるからです。

いずれにしても、そのままの形ではかさばるので、アウトドアでの使用を想定した折り畳み式などが狙い目です!

① モンベル O.D.コンパクトドリッパー2(台形型)

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1124510

軽量でコンパクトに持ち運べる道具にこだわる人向けのこちらは、手のひらサイズに折り畳めて、ペーパーフィルターなしでも淹れることができるエコなドリッパー。左右のスリーブに箸などを通して、サーバーの上に設置します。マイクロメッシュ生地を通して落ちるコーヒーには適度に豆の油脂分も含まれ、ペーパーフィルターで淹れるよりも濃厚な味わいに。よりしっかり蒸らして淹れたい場合は、ほかのドリッパーやペーパーフィルターとの併用もできます。

② 曙産業 コーヒーサーバーストロン 400 コンパクトドリッパーセット(円錐型)

https://www.akebono-sa.co.jp/products/detail/280

割れないプラスチック製のコーヒーサーバーとセットになったこちらのドリッパーは、携帯時はサーバーの中にすっぽり収納できる優れもの。ペーパーフィルターがドリッパーに密着しない構造で、空気が通るため効率的に蒸らしながら淹れられます。蓋も付いているので一度に2杯作れて便利。

③ ハリオ V60 フラットドリッパー Zebrang(円錐型)

https://zebrang.hariocorp.co.jp/product_dripper.html

円錐型ドリッパーの代表的メーカー・ハリオの人気モデル『V60ドリッパー』をアウトドア仕様にした画期的な組み立て式ドリッパー。シリコン製のシートを円錐形に組み立て、ホルダーにセットして使います。小さく丸めて持ち運ぶことができ、破損の心配とは無縁。コーヒー豆を美味しくしっかり蒸らすための、ドリッパー内側のハリオ独自のスパイラルリブも健在で、携帯性にも味にもこだわりたいバイクキャンパーにズバリおすすめです。

次回は「サーバー」「ドリップケトル」「カップ類」についてお伝えします!

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