
著・内田一成/撮影・盛長幸夫・内田一成
今年の表紙撮影の様子をお届けしてきたツーリングマップルの撮影旅日記は、今回の中部北陸後編で最終回です。
なお、各エリアの撮影・取材で使用した車輌&用品の紹介コラムを順次配信中です。そちらも撮影日記とあわせてぜひ読んでみてください。
<表紙撮影2日目>
朝起きると、テントの内側が異様なほど結露していた。いったいどういうことだと思ったら、なんとフライシートの裏表を逆に張ってしまっていた。これでは夜露が内側に浸透して、そこに閉じ込められて結露するわけだ。
昨夜は、もうだいぶ暗くなりかけていたのに加えて、だいぶ疲れていて、それでテントの設営をしたので、確認が足りなかったのだろうが、45年もキャンプをしてきて、こんな凡ミスは初めてだった。
「こりゃ、歳だな……」
と、朝から少々ブルーな気分に。
しかし、そんな気分も爽快な朝の雰囲気に消し飛んだ。盛長カメラマンが、昨日の失態を挽回すべく? 頑張って仕込んだパスタとドリップコーヒーの朝食を堪能している間に、山の端を割って日が昇り、谷間に差し込んできて緑と渓流が映える。息を呑むほど美しい朝だ。
天気が良ければ、当然、写欲も湧くわけで、キャンプ風景からバイクや装備の写真と、ここでスタジオ撮影よろしく、たっぷり時間をかけて盛長カメラマンはシャッターを押す。
情報提供元 [ Route! Powered by TOURRING MAPPLE ]
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ツーリングマップルRを買い替えたいのですが・・・。
防水紙に戻る事を願いながら何年も待ち続けています。
リング綴じだと少しでも濡れたらボロボロですからね。
毎年毎年、新刊が出るたび普通紙にガッカリしてます。
「書き込めない」って?付箋を貼れば良いのに・・・。