現地時間2026年9月26日、アメリカ・ミズーリ州リッジデールで開催されたスーパーモトクロス世界選手権(SMX)ファイナルにて、スズキのケン・ロクスンが総合4位を獲得した。モト1で2位、モト2で5位に入り、シリーズ最終ランキングでも4位となっている。コルト・ニコルズも総合11位でシーズンを締めくくった。
ハイブリッドコースでの激闘 ロクスンはモト1で2位を獲得
ミズーリ州リッジデールのサンダー・リッジ・ネイチャー・アリーナにて、全31戦に及ぶ2026年シーズンの締めくくりとなるスーパーモトクロス世界選手権(SMX)ファイナルが開催された。特設コースは高速サンドセクションと急峻なスーパークロス障害物を組み合わせたハイブリッド仕様。日中の晴天から一転、決勝モトでは降雨により滑りやすく過酷なコンディションとなっている。
プログレッシブ・インシュランス・サイクルギア・エクスター・スズキから450クラスに参戦したケン・ロクスンは、第17戦でAMAスーパークロスのタイトルを獲得した後、夏のモトクロスシーズンを全休していた。復帰後のポストシーズンでは好調を維持し、今大会の予選でも、ポストシーズンで自身最高となる結果を残している。モト1ではスタート直後に2番手につけ、終盤の7周で猛追を見せた。トップに1車身差まで迫ったものの、周回遅れのライダーに阻まれ2位でフィニッシュした。
続くモト2ではゲートでのミスによりスタートで17番手まで後退する。しかし、ロクスンは2026年7月に2027モデルの登場が発表されているスズキ「RM-Z450」を駆り、激しい追い上げを展開した。12ポジションを挽回し、この日最も多く順位を上げた「ハードチャージャー」となり、7周目には5位まで浮上してそのままチェッカーを受けている。この結果、ロクスンは総合4位となり、450SMXクラスの最終ランキングでも4位を獲得した。
ツイステッド・ティー・スズキから参戦したコルト・ニコルズは、予選のシード外セッションでトップ5に入り、総合でもトップ15に食い込むタイムを記録した。モト1を14位で終えた後、モト2ではスタートで10番手につけ、そのまま10位でフィニッシュして総合11位となっている。このファイナルでのトリプルポイント獲得により、ニコルズは最終ランキングを10ポジション上げた。
ライダーとチーム代表のコメント 次戦WSXへの展望
総合4位でシーズンを終えたロクスンは、「モト1は2番手を走りトップに迫ったが、最後は周回遅れの影響を受けた。それでも力強い走りができ、2位という結果には満足している」と振り返った。モト2については「スタートで段差に当たり出遅れ、序盤に手首を痛めてしまった。コースが荒れる中でジャンプの着地が負担になったが、全力を尽くしてモト5位、選手権4位になれた。全体として良い一日だった」と語っている。なお、ロクスンは今季AMAスーパークロスで5勝を挙げ、2009年にプロとしてのキャリアをスタートさせたスズキのマシンで、自身初となる450SXクラスのタイトルを獲得している。
ニコルズは「リッジデールでの最後のSMXレースは自分にとって良いものになった。総合11位は久しぶりの好成績で、本来いるべき位置で走れたと感じている」とコメントした。また、プレーオフ1での負傷により欠場したジェイソン・アンダーソンは、「第1戦の怪我が長引いているため今日はレースに出ない。今はワールドスーパークロス(WSX)に向けて準備をしており、再びバイクに乗るのが楽しみだ」と次戦への意気込みを見せている。アンダーソンは現WSXチャンピオンであり、タイトル防衛を目指す予定だ。
ツイステッド・ティー/H.E.P.モータースポーツ/スズキのチーム代表、ダスティン・パイプス氏は、「ケンとコルトが健康な状態でシーズンを終えられて嬉しい。ケンはモト1で勝つチャンスがあったが、周回遅れが結果に影響した。コルトはモト2でトップ10に入り、良い形でプレーオフを締めくくってくれた。2027年に向けた準備はすでに始まっている」と総括した。
スズキ・レーシング:https://suzukicycles.com/Racing/Motocross
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