2026年8月29日(土)〜30日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて「2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 スーパーバイクレース in もてぎ」が開催され、Webikeチームノリックから森山浬選手がST600クラスに、市川速人選手がJP-SPORTナショナルクラスに参戦した。
写真:Ishizaki Nobuki
目次
参戦ライダーおよびレースリザルト
ライダー名:森山 浬
クラス:ST600クラス
リザルト
・予選:22位
・決勝:DNF
ライダー名:市川 速人
クラス:JP-SPORTナショナルクラス
リザルト
・予選:総合11位/ナショナルクラス:6位
・決勝:総合9位/ナショナルクラス:5位
レースレポート
ST600クラス:森山 浬
木曜日から走行が始まり、午前・午後にそれぞれ30分のセッションが設けられた。初日は終日ウエットコンディションとなる中、9番手につけ、まずまずの滑り出しを見せた。
翌金曜日のセッション2では、最終ラップに1分53秒641をマークし、トップタイムを記録。路面改修やコースコンディションなどの要素もあったが、昨年のポールタイムである1分54秒071を上回り、自身のベストタイムも更新する幸先の良いセッションとなった。
予選日の土曜日は、木曜日よりも雨量が多く、雨天での走行データがまだ十分ではない森山にとって難しいセッションとなった。今季は将来的なヨーロッパでのレース活動を見据え、サスペンションメーカーをオーリンズからYSSへスイッチしているが、ウエット路面ではまだ十分なデータがなく、セッティングを合わせきれずに22番手で予選を終える。
日曜日は、午前中こそウエットパッチが残っていたものの、ST600クラスの決勝が行われる夕方には完全なドライコンディションとなる。22番グリッドからのスタートとなった森山は、序盤から追い上げを見せ、16番手までポジションを上げる。しかし3周目、フロントブレーキにトラブルが発生し、5コーナーでスピードを落としきれずにコースアウト。そのままリタイアとなった。
ドライでの追い上げに期待がかかっていたが、思わぬトラブルにより今季初のノーポイントに。昨年から走り込んできたホームコースで、非常に悔しい結果となった。
JP-SPORTナショナルクラス:市川速人
木曜日から走行が始まり、雨に見舞われた初日はウエットコンディションでの走行。今大会ではサスペンションをオーリンズからYSSへ変更しており、セッティングを探りながらのスタートとなったが、特別スポーツ走行では総合9番手、ナショナルクラス5番手につける。
ドライコンディションとなった翌金曜日は、サスペンションのセッティングを進めながら徐々にペースアップ。午前のセッション1では総合10番手、ナショナルクラス5番手だったが、午後のセッション2では2分12秒017までタイムを縮め、総合6番手、クラス3番手に浮上した。新たなサスペンションに徐々に手応えを感じ、良い方向性を見つけて予選日を迎えた。
しかし、土曜日は再び雨となり、公式予選はウエットコンディションで行われた。市川はミニバイク時代に雨の中で負傷した経験から、現在もウエット走行に苦手意識を抱えているという。さらに新しいサスペンションでの雨天セッティングも十分に詰め切れておらず、思うようにタイムを伸ばせないまま総合11番手、ナショナルクラス6番手で予選を終える。
決勝に向けてはさらにサスペンションのセットを変更。市川にとってロードレースにステップアップして以降、本格的なウエットコンディションでの決勝レースは今回が初めてとなった。11番グリッドから決勝に臨んだ市川は、スタートで出遅れ、1周目から前方のライダーとの間隔が開く苦しいレースとなった。
それでも、自身の力を尽くして追走を続け、10周のレースを走り切って総合9位、ナショナルクラス5位でフィニッシュ。JP-SPORTでは自身のベストリザルトとなり、難しいコンディションの中で完走できたことをひとつの収穫として、レースを終えた。
次戦の岡山国際サーキットは、市川にとって初めて走るコースとなる。大会を前に事前走行を予定しており、今大会で見つけたYSSサスペンションの方向性をさらに煮詰めながら、次戦での上位進出を目指す。
ライダー・監督コメント
森山浬
「予選22番手からのスタートでしたが、大きな失敗もなく順位を上げることができました。しかし、これからという3周目の5コーナー手前でブレーキの不具合が発生し、調整を試みたものの対応しきれず、コースアウトしてしまう悔しい結果となりました。自分の力をまったく出し切れず、本当にもどかしい気持ちでいっぱいです。
ただ、金曜日のドライ走行では狙い通り良いタイムとアベレージが出せており、走りやセットには確かな手応えを感じています。次戦は得意としている岡山でのレースなので、しっかり気持ちを切り替えて挑みます。」
市川速人
「サスペンションを変更して挑んだ今大会でしたが、雨の予選では過去の怪我の影響もあり、苦手意識が出てしまいました。思うようにタイムを伸ばすことができず、11番手という悔しい位置からのスタートになりました。
決勝もセッティングを変更して臨みましたが、スタートで出遅れてしまい、追い上げきれず9位でのフィニッシュとなりました。悔しさは残りますが、完走して自己最高位を更新できたこと、そしてドライコンディションで確かな手応えを得られたことは大きな収穫です。
次戦の岡山は初めてのコースですが、万全の体制で臨み、表彰台を狙います。」
監督・阿部光雄
「今大会は事前テストがない中でのスタートとなりましたが、ドライでは森山のYSSサスペンションのセッティングが合い始め、全日本で初めてトップタイムを記録できたことは大きな収穫でした。
一方で、ウエットではまだデータ不足が出てしまい、予選は厳しい結果に。決勝もブレーキトラブルでリタイアとなり、悔しさの残る週末でした。
市川は不慣れなウエットの中でも健闘し、自己最高位を更新できたことは前向きな材料です。
次戦の岡山は事前テストもあるため、万全の準備で上位を狙います。」
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