アジア最高峰のロードレース選手権・ARRCは、いまやMotoGPに次ぐ人気を誇り、各国のトップライダーが激しく火花を散らす世界屈指の舞台となった。その頂点を目指し、日本から果敢に挑み続ける若きエースがSDG HARC-PRO Honda Philippinesの阿部恵斗だ。ヤマハからホンダへの異例の移籍、チームとの出会い、そして参戦2年目で迎えたタイトルへの挑戦。得意のもてぎで勝利だけを狙った阿部だったが、待っていたのは歓喜ではなく、悔しさに満ちた2位だった。それでも、その視線は最後まで王座だけを見据えていた。アジア王者への戦いは、ここからさらに激しさを増していく。

■文・写真:佐藤洋美
■写真提供:ARRC

悔しさしかない──阿部恵斗、アジア王者へ挑む熱き戦い

アジアロードレース選手権(ARRC:Asia Road Racing Championship)第3戦が、モビリティリゾートもてぎで開催された。レギュラー参戦の日本人ライダーに加え、ワイルドカード参戦や代役参戦のライダーも各クラスで活躍し、多くの日本人ライダーが表彰台に立った。

ARRCは1996年に創設され、現在はFIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認のアジア選手権として開催されている。2000年代に入ると、日本、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、中国などへ開催地を拡大。日本メーカーであるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキが積極的に参戦し、アジア各国のメーカー系チームも増加した。

2019年には、世界のスーパーバイクレースとの接続を強化するため、最高峰クラスとしてASB1000(Asia Superbike 1000)が新設され、BMW、ドゥカティ、ホンダ、ヤマハ、カワサキなど1000ccスーパーバイクによるレースが行われている。

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情報提供元 [ WEB Mr.Bike ]

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