2026EWC第3戦鈴鹿8耐テスト 6月30-7月1日 レポート(2026年07月02日)

DAY1 - 土台を固める、そして予期せぬハプニング

初日はドライコンディションのもと複数のセッションを走行し、前回テストで方向性が固まっていたセットアップの最終確認を進めました。決勝で使用するドライタイヤの主軸をミディアムとする方針も、実走の中で確認できています。

一方、午後のFP4・予選シミュレーション中に 大久保 光が転倒。マシンには少なくないダメージが発生し、当初予定していたその後の走行時間は確保できませんでした。しかし、チーム全員による夜通しの修復作業により、DAY2 の朝には問題なくマシンを走り出させることができました。

DAY2 - ロングランでリカバリー、そして雨との組み立て

2日目は午前のドライで、各ライダーがロングラン (フルスティント) を消化することを軸に置きました。DAY1 で確保できなかった走行時間をここで取り戻す形となり、3ライダーそれぞれがフルスティントを通じて 2分08〜09秒台 をコンスタントに刻めるレベルまでペースを揃え、決勝を見据えたマシンの仕上がりを確認することができました。

午後は路面が徐々にウェットへと変わり、最終セッションでは本格的な雨となりました。ドライとはまた別の課題として雨のコンディションと向き合いながら、走行を重ねる中でセットアップの方向性を段階的にすり合わせていきました。テスト2日目の午後いっぱいをかけて、何とか形にすることができ、3ライダーそれぞれが雨での感覚を持ち帰った状態で、公式テストを締めくくることができました。

公式テストと予選・決勝週末の間には、1日の休養日を挟みます。ここまでのテストで得たものを整理し、天候の変化に振り回されない準備を、チーム一丸で進めていきます。

ライダー 大久保光

「転倒もあり厳しいテストになりました。ドライはいい感じでしたが、雨になった時にペースを上げきれなくて、ライバルチームと差があるのが現状です。1日空いて予選と決勝があるので、そこに向けてしっかりチームとともに頑張っていきます」

「マシンの仕上がりはかなりいいので、しっかり3人のライダーでまとめていければ、勝てるレースができると思います」

ライダー 鳥羽海渡

「ドライコンディションは、結構うまく3人がまとまっているという感触はあります。一発タイムも出そうですし、3人のアベレージタイムもすごくいいので、万全な体制かなとは思っています。一方、ウエットコンディションに関しては、最初はすごく苦戦しましたが、最後はまとまってきたので、もうひと踏ん張り雨での走行は欲しいです」

「でもそれほど悪い状況ではないので、雨が降らないことを祈ります。平常心で自分たちの仕事をしっかりこなすことを目標でやっていきたいなと今週は常に思っています」

ライダー 伊藤元治

「比較的に涼しい環境でした。榎戸育寛くんや豊島怜選手が外から見てアドバイスをくれていて、それを意識して走って、自分の課題もトライしていました。コンディションは確認して良かったので、午前中のフルスティントで2分08~09秒がコンスタントに刻めたので、課題はまだありますが、すごく良かったです」

「雨に関しては、良かったと言える状況ではありませんが、雨の降り始めから考えると、最後のセッションではある程度3人のタイムが上げられたので良かったです。チームで優勝を目指して、準備をして自分たちができることをして、結果に繋げたいです。その結果が最終戦にも響くと思うので、重要なレースをチーム一丸で集中していきます」

チーム代表 市川貴志

「まず、公式テストの2日間を走り切ることができたことに、ライダー、そしてサポートしてくれた全てのスタッフに感謝を伝えたいと思います。」

「DAY1 は前回のテストで固まっていた方向性の最終確認を進めましたが、FP4 の予選シミュレーション中に光の転倒があり、車両ダメージから予定していた走行時間の一部が確保できなくなりました。全員での夜通しの対応で、DAY2 の朝には問題なくマシンを送り出せたことは、チーム力の証だと受け止めています。」

「DAY2 午前は、ドライ路面でロングランに集中し、3ライダーのペースを揃えることができました。DAY1 で削られた分をしっかり取り戻せた実感があり、マシンの仕上がりへの自信につながる走行内容でした。」

「午後のウェットは、想定より難しいコンディションで、序盤は思うようにペースを上げられない場面もありました。ただ、セッションを追うごとに3人のフィーリングを合わせ、テスト2日目の最終セッションまでには、なんとか一定の形にすることができました。」

「決勝週末は、天候の見通しがまだ流動的です。晴れであれ、雨であれ、我々ができる準備をチーム一丸で整えていきます。応援いただく皆さまに、良いレースをお届けできるよう、最終盤まで集中して臨みます。」

EWC 2026 シーズンレーススケジュール

第1戦:ルマン24時間レース(フランス、ルマン): 4月16~19日
第2戦:スパ8時間耐久レース(ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット) 6月5~6日
第3戦:"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第47回大会(日本、鈴鹿サーキット):7月3~5日
第4戦:ボルドール24時間レース(フランス、ポール・リカール・サーキット) 9月17~20日

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