チェコGPを経てタイトル争いが激化する中、MotoGP第10戦オランダGPが歴史あるTTサーキット・アッセンで開催される。ドゥカティとの契約を更新したマルク・マルケスが勢いに乗る一方、アプリリア勢やフランチェスコ・バニャイアらライバルたちが反撃を狙う。
マルク・マルケスの復活とドゥカティ陣営の攻勢
チェコGPで勝利を収めたマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、チャンピオンシップの争いに完全復帰を果たした。イタリアGP終了時点では102ポイント差であったが、現在は40ポイント差まで詰め寄っており、勢力図は劇的に変化している。ドゥカティとの2年契約更新を発表した直後ということもあり、精神的にも万全の状態でアッセンに乗り込む。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアも好調を維持しており、日曜の決勝では4戦連続の3位表彰台を獲得している。今季初となるスプリント優勝も手にしており、ランキング首位のマルケスとは13ポイント差。2022年から2024年まで同地で勝利を収めているバニャイアにとって、アッセンは得意な舞台といえるだろう。
一方、VR46レーシングチームのファビオ・ディ・ジャンナントニオもランキング上位で安定した走りを見せている。チェコGPではスタート直後の出遅れが響いたものの、着実にトップ集団との差を縮めており、表彰台獲得への期待が高まる。
アプリリア勢の巻き返しと各メーカーの動向
アプリリア・レーシングのマルコ・ベッツェッキとホルヘ・マルティンにとっては、今週末のオランダGPがタイトル争いの行方を左右する重要な局面となる。チェコGPでは苦戦を強いられた両者だが、ベッツェッキは昨年のアッセンでダブル表彰台を獲得するなど相性の良さを証明済みだ。マルティンもランキング上位をキープしており、ドゥカティ勢の猛追を振り切るべく反撃を誓う。
また、トラックハウス・レーシングの小椋藍は、チェコGPでスプリント2位、決勝レースでも2位を獲得する快走を見せた。MotoGP初優勝の瞬間が近づいていることは間違いなく、今週末のパフォーマンスにも注目が集まる。KTMのペドロ・アコスタも技術的なトラブルに泣いた前戦の雪辱を期しており、表彰台争いに加わる準備は整っている。
ホンダ勢はジョアン・ミルが5位に入るなど、着実な進歩を見せている。ヤマハ勢はトップラック・ラズガットリオグルがポイントを獲得するなど、次戦に向けたステップアップを目指す。伝統のTTサーキット・アッセンで、どのようなドラマが生まれるのか期待が高まる。
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