2026年6月21日(日)、福島県で開催されたJNCC(Japan National Cross-Country)第5戦・チーズナッツパークで、矢野和都選手(RG3 Racing)が小林雅裕選手との激戦の末、異例の総合1位を獲得。また、成田亮選手(NRT basistauto KTM香川)も総合4位に入り、KTM勢が過酷なコンディションで実力を見せつけた。
17年ぶりのチーズナッツパーク、悪天候で大混戦
JNCCの開催が17年ぶりとなるチーズナッツパークは、当日の大雨とレース開始直前の雷により、波乱の幕開けとなった。これによりFUNクラス開始直前には約30分間のレース中断が発生し、ライダーたちは厳しいコンディションでの戦いを強いられた。
KTM 300 XCを駆る矢野和都選手は、スタート3番手から着実に順位を上げ、2周目には2番手、3周目にはトップへ浮上。KTM 300 XCのポテンシャルを最大限に引き出し、小林雅裕選手とのトップ争いを繰り広げた。コース上の渋滞ポイントで一時トップを譲る場面もあったが、最終ラップで再び先行し、見事総合優勝を果たした。JNCC側の裁定により、今回は矢野選手と小林選手が共に総合1位という異例の結果となった。
矢野選手は「マウンテンコースでかなりのマディ、ハードエンデューロ的なテクニックが求められる大会だったので自信はありました。バイクも2速全開で伸びてくれて、渋滞ポイントでも脇のラインからスッと抜けることができたので、バイクに助けられた部分も大きかったです。小林選手との接戦は分かっていましたが、スタックポイントだったヒルクライムが勝負のポイントになると予想し、最終ラップはその手前で呼吸を整えて一撃必殺で勝負を仕掛けました。小林選手がそこでスタックしていたため、その隙に前へ出て逃げ切ることができました。本当にバイクが良かったです」とコメントしている。
成田亮も追い上げで総合4位、KTMマシンの信頼性を証明
同じくCOMP-AA1クラスに出場した成田亮選手(NRT basistauto KTM香川)は、序盤10番手スタートとやや出遅れたが、周回ごとに順位を上げ、最終的に総合4位でフィニッシュ。成田選手にとっては、世界一過酷と言われるハードエンデューロレース「エルズベルグロデオ」参戦後初のJNCCであり、悔しさを滲ませながらも、悪コンディションの中でのKTM 250 XC-Wの高い信頼性と走破性を証明した。
成田選手は「250 XC-Wを300ccにボアアップして、マシンの調子はめちゃくちゃ良かったです。エルズベルグで経験したことを活かせるかなと思ったんですが、スタックポイントがなかなか上手くいかず、歯車が合わなくて総合4位になってしまいました。でも、まだチャンピオンシップに向けて逆転できる位置にいるので、次戦は同じKTMの矢野選手に負けないよう一生懸命頑張ります!」と次戦への意気込みを語った。
KTMは、2026年JNCC第5戦において、総合1位と4位を獲得。厳しいコンディションの中、ライダーとマシンの両方の実力が発揮された大会となった。JNCCシリーズは残すところあと4戦となり、矢野選手と成田選手はチャンピオン争いをさらに白熱させていくことだろう。
2026年JNCC R5 チーズナッツパーク COMP-GP 総合リザルト
1位:矢野 和都 (RG3 Racing) KTM 2:22:53.006 (13周)
1位:小林 雅裕 (ALPHATHREE) Husqvarna 2:22:53.006 (13周)
3位:西村 太一 (林道単車会&モトピットヒオキ)2:30:55.397 (13周)
4位:成田 亮 (NRT basistauto KTM香川) KTM 2:28:51.913 (12周)
5位:保坂 修一 (トライアンフ浜松 with BIVOUAC OSAKA)2:31:00.038 (12周)
KTM Sportmotorcycle GmbH:press@ktm.com
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