今年の鈴鹿8耐の開催は、例年より1カ月早い。そこで、1カ月早まったことについて、テストセッションの際に10チームに問いを投げかけている。その内容が「2026 FIM世界耐久選手権 ”コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会」のWEBページにて公開された。その内容を一部紹介しよう。全文は鈴鹿サーキットの鈴鹿8耐特設ページでチェック!

1か月早い夏。今年の鈴鹿8耐。10チーム、10の答え


「1カ月早まったことで、何が変わるか」。
返ってきた答えは、見事に割れた。「ほとんど何も変わらない」と答えるベテランがいる一方で、「準備の組み立てから違う」と語るチームもある。
<統一の質問は下記の2項目>
 Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
 Q.鈴鹿8耐にかける思いやファンへのメッセージをお願いします。
チームによっては、ライダーのことについての質問がなされている。

#30 Honda HRC

松原輝明 監督/高橋巧 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<松原輝明 監督>
少し前からスケジュールの情報は入ってきていましたので問題はありません。ある程度事前に準備を始めていましたので、大きな混乱もなく進んでます。

<高橋巧選手>
時期はあまり関係ないです。本番の暑さに対しては、暑い環境を自分で作って運動をするだけです。これまでは梅雨が明けてから本格的に取り組んでいたのですが、今年は少しタイミングが微妙ですね。ただ、特に問題はありません。日本人だから準備できることは多いと思いますし、そういう面でも今年も暑くなってほしいなとは思います。

Q.ジョナサン・レイ選手はどうですか?
<高橋巧 選手>
ワールドスーパーバイクで何度もチャンピオンを獲っていますし、鈴鹿8耐でも過去に優勝している実績があります。実際、2019年には一緒に走って負けていますから、そういうライダーがチームメイトになるのはすごく心強いです。去年よりは、かなり楽ができるんじゃないかと思っています。これだけ強いライダーと組めるのは、僕らにとって本当にありがたいですし、チームにとってもすごく良いことだと思います。

<松原輝明 監督>
ジョナサン選手とは、私が2007年にホンダで走っていた時に、鈴鹿8耐の仕事で一緒になったことがあります。その時から非常に真面目な印象がありましたし、ライダーとしての許容幅もかなり大きい。とても頼もしいライダーが来てくれたな、という印象ですね。

#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM

吉川和多留 監督/中須賀克行 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<吉川和多留 監督>
気温、路面温度、天候などを想定した準備と、1カ月早まったことに対してのチーム側の準備を急ピッチで行わないと間に合わないと思っています。最終的には、レースウィークが近くなって天気などを見てからかと。

Q.ラストイヤーとなる中須賀選手の中で特に思い入れのある8耐は?
<中須賀克行 選手>
YARTのライダーに選ばれたときに、初めてポールポジションを取れた2012年が印象的です。ポールをとりつつ、第一スティントの130Rで転んだことは印象に残っています。2015年、YAMAHAファクトリーとして参戦して、YAMAHAに優勝をもたらし、自分も初優勝となった表彰台からの景色は今でも忘れません。8耐は誰でも知っているレースなので、その中で勝てたのは非常に印象に残りました。

#12 YOSHIMURA SERT MOTUL

加藤陽平 監督/渥美心 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<渥美心 選手>
どれだけ暑くなるかはまだ分からないですが、梅雨の時期なので、暑さに慣れるための準備時間がなかなか取れないと思います。なので、これまでは外で自転車に乗ったりバイクに乗ったりしていましたが、室内で暖房をガンガンに効かせてトレーニングするなど、アプローチを変えてやっていこうと思っています。

<加藤陽平 監督>
暑さや雨などの天候も含めて予測するのが難しい季節だと思います。そのため、準備が非常に難しいですが、我々は世界耐久のパーマネントチームとして、いろんな環境でレースをしてきていますので、その経験を生かして、何があっても力が出せるように進めていきたいと思います。

#17 Astemo Pro Honda SI Racing

羽田太河 選手/野左根航汰 選手/荒川晃大 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<野左根航汰 選手>
気候的な部分も昨年と少し違ってくると思いますし、7月初旬開催ということで、梅雨明けしているのかどうか天候も分かりません。なので、レースウィークにしっかり合わせていくことが大事だと思っています。これから急激に気温も上がってくるはずなので、暑さに対してもう少し耐えられるように、自分のフィジカルを仕上げていきたいと思います。

<荒川晃大 選手>
自分としては、これまで通りトレーニングをしっかり続けて、レースを走り切れるようにすることだけを考えています。

<羽田太河 選手>
いつも通り全力で走るだけです。

#0 Team SUZUKI CN CHALLENGE

津田拓也 選手/佐原伸一 監督/水野涼 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<津田拓也 選手>
例年であれば8月や7月後半の開催なので、暑い時期が1カ月ほどあって、その間に暑さに慣れてからレースに臨むことができていました。実際、いつもはその1カ月を暑さ対策に使って準備してきたんです。ただ今回は7月初旬の開催ということで、ちょうどこれから急に暑くなり始めるタイミング。そのあたりを自分の中でどう対応していくかがポイントになると思っています。
これだけ早い時期の開催は自分も含めて、みんな初めての経験なので、準備の仕方もこれまでとは少し変わってくるでしょう。もっとも、これはどのライダーも同じ条件だと思いますけどね。
サウナスーツを着て走り込むようなトレーニングも考えています。

<水野涼 選手>
自分自身は、やること自体はそれほど変わらないと思っています。ただ、路面の張り替えや開催時期が例年より1カ月早いこともあって、今回のテストを見る限り、全体のペースはかなり速いですね。感覚的には、例年以上にスプリントレースに近い印象です。これまでなら8耐で6秒台に入れば「速い」という感じでしたが、今回は6秒に入っても「やっと6秒」という雰囲気で、5秒台でも特別な感じがしない。
決勝では多少タイムは落ちると思いますが、全体のペースが速いことに変わりはないと思います。
そうなると、準備というよりも、レース中の抜き方や立ち回りなど、8時間をどう戦うかが重要になってくる。暑さ以上に、レース展開として難しい8耐になる気がしています。そこに向けて、いろいろなシチュエーションを想定しながら、頭の準備をしていきたいですね。体のほうは、これまでとやることは変わらないと思っています。

Q.鈴鹿8耐にかける思いやファンへのメッセージをお願いします。
<佐原伸一 監督>
SUZUKI CNチャレンジというプロジェクトも、今年で3年目になります。これまでと同様に、環境負荷の低減とパフォーマンス向上の両立を図り、環境に配慮しながらも、性能面でもしっかり戦えるというところを、実力のある3人のライダーとともに証明していきたいですね。全力で挑みますので、引き続き応援よろしくお願いします。
思っています。そのためにも、自分が足を引っ張ることのないよう、ベストを尽くしたいです。

#25 Team Étoile

鳥羽海渡 選手/伊藤元治 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<伊藤元治 選手>
今回はみんな初めての条件になるので、正直まだ手探りな部分もあります。ただ、全体的にペースもアベレージタイムもかなり速くなってくると思いますし、チーム全体のタイムを底上げしていかないと、上位に食い込むのは難しいと感じています。自分自身は暑さはあまり気にしないタイプですね。普段からモトクロスをやっているので、そのあたりが意外とプラスに働いているのかもしれません。

<鳥羽海渡 選手>
自分は何も変わらず今まで通りですね。常にレースをやっているので、その延長という感覚です。強いて言えば、自分は8耐でキャメルバックを積まないので、トレーニングも水分をとらずに1時間以上行うことなどは意識しています。

#64 Kawasaki Plaza Racing Team

中山耀介 選手/岩戸亮介 選手/彌榮郡 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<岩戸亮介 選手>
開催時期が例年より早い分、昨年に比べれば多少は涼しいコンディションになると思いますが、それでも8耐は暑いレースであることに変わりはないと思っています。なので、準備という意味では基本的にこれまでと大きく変えるつもりはありません。ただ、僕たちは全日本選手権にも参戦しているので、全日本と8耐ウィークの間隔がかなり短い。その点は少し難しさのある部分かもしれません。それでも、レースに向けてやるべき準備自体は変わらないと思っています。

<彌榮郡 選手>
自分も基本的に準備はいつもと変わりません。どちらかというとテスト(5/12.13)からレースまでの期間が空いてしまうので、それに向けて気持ちや取り組みを切らさないということを去年以上に意識することになりそうです。

<中山耀介 選手>
今年は3月中盤ぐらいからトレーニングを始めたのですが、思っていたよりトレーニングができる日が少ないとは思います。これから本格的に夏に向けて暑さに慣れながら、体力をしっかりつけて8耐に備えていきます。

#76 AutoRace Ube Racing Team

浦本修充 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
個人よりもチームの影響の方が大きいと思っています。僕らはいつでもレースできるよう基本的に準備はしていますし、暑さ対策についても条件は全員同じですからね。そういう意味では、今年も準備や考え方自体は特に大きく変わることはないと思っています。

#73 SDG Team HARC-PRO. Honda

國井勇輝 選手/名越哲平 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<國井勇輝 選手>
できれば涼しいコンディションになってほしいとは思っています。ただ、涼しくなればなるほど全体のペースも上がってくるので、そういう意味ではまた厳しいレースになるのかなとも感じています。一方で、準備期間という点ではレースまでの間隔が短くなる分、乗れている状態のまま本番に臨めるので、自分としてはプラスに捉えています。

<名越哲平 選手>
自分は昨シーズンの怪我からの復帰という形で、今季はST1000に参戦しています。そういう意味では、8耐が1カ月早まったことはリハビリ期間が短くなる点で、自分にとっては少しデメリットではありますね。
ただ、全体的に気温が下がることは、安全面を考えても、ライダーにとってもお客さんにとっても良い面があると思います。
時期的に今年は雨予報の可能性もありそうですが、キット車で戦う僕たちにとっては、ファクトリーチームに比べて雨になった方がチャンスが広がる部分もあると感じているので、プラスな面も多いなと思います。準備という点では、ST1000のマシンから8耐用マシンへの乗り換えをうまく合わせていけるか、そのあたりに少し不安はありますね。

#71 Team SAKURAI HONDA

伊藤和輝 選手/日浦大治朗 選手

Q.開催時期が1カ月早まり、それによって準備などで変わることはありますか?
<伊藤和輝 選手>
自分は特になく、いつも通りです。暑さ対策はこれからですが、トレーニングは今まで通りやってきているので、あまり特別な対策はしていませんね。

<日浦大治朗 選手>
自分としてはバイクに乗る頻度を少し増やすようにしています。これまでは暑くなってからレースまでに1カ月ほど期間があったので、そこまでバイクに乗っていませんでしたが、今年は開催が早い分、意識的にバイクに跨る機会を増やしています。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    ふつうこういう情報って、読んでる人には周知であっても具体的に何月何日に開催されるか書くんだけどな。

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