全日本ロードレース選手権第2戦「スーパーバイクレース in SUGO」が開催された。昨年より1カ月早い開催となり、雨の心配はなかったが、土曜日は強風が吹き、朝夕の寒暖差が大きかった。日曜日には晴天となり、気温が上がり青い空が広がった。全4クラスが開催され、JSB1000とST600は2レース制で行われた。
■文:佐藤洋美 ■写真:赤松 孝水野 涼──一番にこだわることの変化
昨年は雨の残る難しいコンディションの中のレースとなり中須賀克行(YAMAHA)が、浦本修充(BMW)、野左根航汰(Honda)との激闘を制してダブルウィンを飾った。そこに、開幕戦を制し優勝候補のひとりだった水野 涼(DUCATI)の姿はなかった。
水野は、ポケットバイクの74Daijiroチャンピオンとなり、地方選手権でもタイトル争いを繰り広げる逸材だった。名門ハルクプロのクラブ員となり、2015年にはJ-GP3チャンピオンに輝く。2017年にはJ-GP2でタイトルを獲得した。2クラス制覇するライダーは多くはなく、それだけで水野の突出した才能を感じることが出来る。2018年にはJSB1000にステップアップし、3クラス制覇を期待される中で、次世代を担うライダーとなる。チャンピオン候補として期待される中、2021年にはブリティッシュスーパーバイク選手権で戦うことを選択した。2023年に帰国しJSB1000に参戦しトップ争いの常連として活躍するが、ワークス活動を休止しているホンダ勢は苦戦を強いられていた。
水野は勝利にこだわり、Team KAGAYAMAの門を叩きドゥカティでの参戦を開始した。スーパーバイク世界選手権のチャンピオンマシン投入は、それだけで大きな注目を集めた。だが、それを操るには力量が必要だ。水野は素早く適応し、その才能を示した。そして勝つ。2024年には3勝を挙げた。
情報提供元 [ WEB Mr.Bike ]
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