5月30日・31日に大分県・オートポリスで開催された「全日本ロードレース選手権第3戦 SUPERBIKE RACE in KYUSHU」。J-GP3クラスに出場したSDG Jr. 56RACINGの富樫虎太郎選手は、決勝直前までマシンの不調に悩まされながらも好スタートを切り、熾烈な上位争いを展開。最終的に2位へと繰り上がり、見事自身初となる全日本での表彰台を獲得した。
目次
全日本ロードレース選手権 第3戦 オートポリス【決勝レース】
・5月31日 天候:晴れ
・コースコンディション:ドライ
全日本ロードレース選手権第3戦SUPERBIKE RACE in KYUSHU大会が、5月30日・31日に大分県・オートポリスで開催された。5月31日は決勝が行われた。日曜日も朝から綺麗に晴れ上がり、ドライコンディションで朝のウォームアップセッションから走行することができた。
富樫虎太郎選手は朝8時からのこのセッションで、3周目に2分00秒155をマークして8番手に上がり、次の周でピットイン。若干のセットアップ変更を行い、1周確認したところでチェッカーとなり、このセッションは9番手で終えた。決勝は10時10分から14周で行われた。気温22度、路面温度は43度(手元計測)。
決勝スタート前のサイティングラップで勢いよく飛び出した富樫選手は、そのままトップでスターティンググリッドに戻ってくる。その練習を決勝で披露するように、うまくスタートを決めて1コーナーへ3番手で進入。
さらに前の1台を抜き、2位にポジションアップする。1周目を終え、2位でメインスタンド前に戻ってくる。
しかし予選で速さを見せていた尾野弘樹選手と高杉奈緒子選手が抜け出し、その後ろの3位争いに富樫選手は加わることとなった。さらに中盤からは武中駿選手との一騎打ちとなり、背後にぴたりと付けてチャンスをうかがう富樫選手。
しかしこのバトルは、11周目の1コーナーで武中選手が転倒してしまい、決着がつく。ここから単独で3位をキープした富樫選手は、そのままの順位でゴール。全日本初表彰台獲得を果たした。その後、優勝者が車両規則違反によって失格とされ、富樫選手は2位に繰り上がりとなった。
コメント
SDG Jr. 56RACING J-GP3 #56 富樫 虎太郎 選手
朝のウォームアップからマシンの調子が優れず、決勝のウォームアップラップも厳しい状況でした。ただ、メカニックが直前に改善してくれたおかげで少し良くなり、あの位置で戦うことができました。スタートはうまく決まりましたが、若松怜選手を追う中で高杉選手と武中選手に抜かれてしまいました。
その後、若松選手がミスをして武中選手との一騎打ちとなり、仕掛けるタイミングを計っていたのですが、1コーナーで武中選手が転倒してしまい、自分がしたかったレースができませんでした。Idemitsu Moto4 Asia Cupに向けた激しいバトルの練習という意味も全日本参戦の狙いがあっただけに、それができなかったのは残念です。
初表彰台ではありますが、正直もう少しいいレースがしたかったというのが本音です。とは言え、全日本初表彰台ではあるので、今日はまず喜びたいと思います。
SDG Jr. 56RACING 中野 真矢 監督
朝のウォームアップ走行前に、昨日の予選後に発見したクラックのある部品を交換したのですが、エンジンのフィーリングが大きく変わってしまい、思うように走れないままレースを迎えることになりました。正直、本人よりもバイクの状態の方が心配でした。
ただ、スタートが良かったこと、そしてバイクが万全でない状況でも前のグループで戦えていたことは収穫です。サイティングラップでは1コーナーとヘアピンのライン取りを事前に確認するよう伝えていたのですが、その通り実行してくれました。
今回は開幕戦を欠場していた分、私たちにとっての実質的な開幕戦でした。まず走り切ることをチームの目標にしていたので、表彰台で完走できたことは本当に良かったです。次のIdemitsu Moto4 Asia Cupに向けて、この流れを活かしていきたいと思います。
ギャラリーへ (8枚)情報提供元 [ 56RACING ]
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