初夏の心地いい陽気に包まれた筑波サーキット・コース1000を貸し切って開催されていた、Webikeの福利厚生イベント「オンロード運動会」。サーキット好きなスタッフで和気藹々と盛り上がっていた会場に、異様なオーラを放つ1台のバンが滑り込んできた。ん?“79”って書いてあるけど、あれってまさか…。

阿部監督が超速ライダーたちを召喚

Webike「サーキット運動会」当日の様子

 

Webikeを運営する株式会社リバークレインでは、社員の福利厚生として様々なイベントが開催されている。さる5月23日の土曜日にはその一環として、筑波サーキット・コース1000を貸し切り「サーキット運動会」と称した走行会が開催されていた。

当日はチームノリックの監督である阿部光雄さんが来場し、Webikeスタッフを対象としたスクールを開催してくれたうえ、同チームから全日本ST600に参戦する森山浬選手や、同じくJP-SPORT(旧JP250)に参戦する市川速人選手、元チーム員で2024年の全日本JSB1000王者である岡本裕生選手も来場。さらにMoto3参戦中の山中琉聖選手も召喚してくれた。

もちろん現役ライダーの彼らは練習を兼ねた来場だが、レース好きも多いWebikeスタッフはまたとない機会にテンションもUP。サインや写真をねだるだけでなく、トップライダーの走りに触発され、自分の走行枠では転倒するスタッフもチラホラと…(ケガ人はなし。万が一のために看護師さんも呼んでいます)。

まあ、これだけでも普通の会社(?)では経験できない、リバークレインらしい福利厚生イベントというのはご理解いただけると思うのだが、今回は更なるサプライズが用意されていた。 阿部監督は現在日本人唯一のMotoGPライダーで、先日のフランスGPでは3位表彰台に登った「アイ・オグラ」まで召喚していたのだ!

チームノリックの監督である阿部光雄さん(左)と、ST600クラスに参戦する森山浬選手。

2024年の全日本JSB1000王者である岡本裕生選手。現在は世界スーパースポーツ選手権(WSS)でYZF-R9を駆る。

テイスト・オブ・ツクバなどに参戦するリバークレインの代表取締役社長・信濃。もちろん走ります。

バイク女子インフルエンサーにして現役看護師のSayaさん。何かあった際の救護も兼ねてのご来場。

そして…。オイオイ、本物だよ!!!

遠くのコーナーでも、進入スライドがハッキリ分かる…。

ランチに供されたBBQを頬張る我々の前に現れた小椋藍選手は、いつもの青いアライヘルメットと、いつもとは違う黒いクシタニのツナギに身を包み、周囲をザワつかせながらSDGカラーのCBR600RRでコースイン。追いかけるように岡本選手らもコースインしていく。

そして小椋選手の走りは…圧巻という以外の言葉が見つからなかった。超スムーズにして、ひとりだけ早送りで見ているような違和感。後続の選手との距離があっという間に開いていく。

もっとも凄かったのはヘアピンの進入だ。第2コーナーとの間には100mほどの直線があるのだが、ヘアピン直前の50mくらいはCBRがずっと横を向いている。それもヘアピンから遠く離れた、ホームストレートから見ている我々にもハッキリわかるほどのスライド角で、だ。

見慣れたカラーのアライヘルメットと、トラックハウスのマークは入るものの、MotoGP時とは異なる黒一色のツナギに身を包み、CBR600RRでコースインする小椋選手。

サプライズだったため、あまり多くの写真は撮れなかったが、このフォームや、わずかに外に切られた前輪の角度などから、その凄さを感じ取ってほしい…。

我々が見学していたのは赤丸のあたりで、小椋選手が強烈(でもスムーズ)な進入スライドを見せていたのは矢印の先あたり。筑波1000を知る人なら、この距離感でスライドが分かることの凄さが伝わるハズ。写真がなくてホントごめんなさい!!

 

少しペースを落としたかと思うと、後続の選手が先頭を入れ替えて小椋選手を追う。「ああやって引っ張ってくれてるんだよ。ありがたいね」と阿部監督。しかし、その距離が縮まることは一度もなかった。グリップを失ったリヤタイヤが激しくスライドしたり、コースアウトするシーンもあったが、おそらく何かを試しているのだろう。小椋選手はピットインすることなく黙々と走り続ける。30分くらいはぶっ通しで走っていただろうか。

山中選手を筆頭に、岡本選手、森山選手が小椋選手を追う。

しかし、その差は縮まらない…。

目の前で、世界最高レベルのライディングを見られるという幸せ…。

市販車でも、何かのヒントになるかもしれない

ようやくピットインし、休憩している小椋選手に話しかけてみた。様々なサーキットで目撃証言がある小椋選手だが、やはり2日と空けずに練習を重ねているそうで、この日も午前中は筑波コース2000を走り、我々の昼休み時間に合わせてコース1000に来てくれたそう。年間22戦もレースがあり、しかも1レースで2度のスプリントをこなすMotoGPライダーにしてこの練習量。日本最速の男は、日本で最もサーキットを走り込んでいるライダーといっても過言ではないだろう。

MotoGPマシンと市販車のCBR600RRでは随分と違うのではと聞くと、その通りだとのこと。それで練習になるのかと聞いてみると「ヒントになることがあればいいな、というつもりで練習しています」という。MotoGPライダーにすれば、600の市販車なんかオモチャのようなものだろうが、この貪欲さである。その真面目さに当てられ、あわよくばと考えていた「ヤマハに行くって本当ですか?」という質問はぐぐっと飲み込んだ。

小椋選手と阿部監督のチームノリックはお互いを誘いあうトレーニング仲間でもあるそう。「阿部監督に誘われたら断れない」とも小椋選手は語っていたが、生でMotoGPライダーの練習光景を見られるなんて、我々にすれば役得以外の何物でもない。なんだか取り留めのない話になってしまったが、とにかくいいものを見せて頂きました。ありがとう小椋選手!

30分ほどぶっとおしで走行後、ようやくピットインして休憩中の小椋選手。

Webikeスタッフとの集合写真の撮影を、しゃがんで待っている小椋選手。

その待ち時間に、Webikeスタッフから記念撮影をおねだりされた小椋選手。

走行会の昼休みに開催されたスタントライダー・OGA(=リバークレインの社員)のスタントショーをペットボトル片手に眺める小椋選手。

サーキット運動会の運営スタッフや阿部監督、リバークレイン社長の信濃、そして当日参加してくれた現役ライダーとともに記念写真に収まる小椋選手。

Webike「サーキット運動会」

「サーキット運動会」は年に2回開催されている社内イベントで、2026年5月23日の筑波1000には約50名ほどのスタッフが参加し、様々なバイクでサーキット走行を満喫。テイスト・オブ・ツクバの優勝者や筑波選手権のシリーズチャンピオンも在籍するWebikeだが、当日はスキル別にクラス分けされ、レンタルバイクや貸し出し用のツナギも用意。サーキット未経験者にはツナギ不要の体験走行も。仕事も趣味もバイクなリバークレインらしい福利厚生イベントとなっております。

当日はスーパースポーツから旧車、ツアラーまで様々なバイクが走行。セミプロ級のスタッフもいるが、初心者でも楽しめる体験走行クラスも設定。

当日は暑くも寒くもない絶好の気温。楽しめました!

当日は調理班により…

アメリカンBBQも供されました。

OGAのスタントショーは社員内でも「初めて見た!」との声も。ちなみに2人乗りウイリーに駆り出されたSayaさんは「超怖かった!」とのこと。そうでしょうねぇ…。

参加全員で集合写真。もちろん仕事は一生懸命ですが、遊ぶ時は徹底して遊ぶのがリバークレインスタイル…と、ご記憶いただけましたら幸いです。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    すごすぎる

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