MFJ全日本ロードレース選手権シリーズに参戦するライダーたちに迫るインタビュー「JRRライダーの素顔」。第1弾は通算13回のJSBチャンピオンを獲得している中須賀 克行選手。シーズンが開幕する直前の引退発表や、これまでのレース人生について胸に秘めた想いを語ってもらいました。

開幕前の引退発表、その裏側とは?

3月27日の東京モーターサイクルショーで「今年限りの引退」を発表しました。ヤマハの台本ではモトクロスやトライアルのライダーたちと一緒に今年の計画を発表し、その後に自分だけが出て行って引退を発表するという段取りだったんです。でも、そんな大袈裟にしないで欲しいとお願いして、計画発表の流れで話をさせてもらいました。

ライダーとしては、シーズン終了後に引退を発表した方が、レースを集中して思いっきり走れる。でも、ずっと自分を応援してくれる人がいる。全戦追いかけてくれているファンはもちろん、それぞれのラウンドでも自分のレースを楽しみにしている人がいて「事前に引退を教えてくれたら、応援に行ったのに」と思う人もいるかもしれない。最後のシーズンを、ファンの皆さんと一緒に戦いたい。そう思って、シーズン前のタイミングで今年限りで現役を引退することを伝えました。

ところが、実際にその言葉を口にしているうちに感情が高ぶり、泣きそうになったのは我ながら驚きました。やっぱり、そう簡単に口にできることではなかったのだなと。顔を上げて唇を噛んで、必死に涙を堪えました。ここが終わりではなく、今シーズンの始まりなのだから、泣くわけにはいかなかった。

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情報提供元 [ JRR 全日本ロードレース ]

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