この記録はWebike Thailandの中の人がどのようにしてAXCR(アジアクロスカントリーラリー 2025)に参戦する事になったのか、実際に参戦してその結果どうなったのかを曝け出す汗と涙とお笑いの記録である。

前回

2025/8/14 Leg6:Prachinburi to Prachinburi

AXCR2025公式インフォメーションブックより
タプラヤはカンボジア国境に接する県です。その95%は水田とキャッサバ畑が広がる開けた地域であり、東はパンシダ国立公園、南はカンボジア国境に隣接しています。そのため、安全管理と監督を容易にするため、ラリールートは1つの県のみで行われる予定です。レースは12日(SS4)と14日(SS6)の2回開催され、総距離は151.28kmです。

この地の人々はラリー競技を大変好んでおり、あらゆる国からの参加者を歓迎しています。彼らは長い間このラリーを待ち望んでおり、私たちをこの地で競技に招待してくれました。ここは開けた場所で、四方八方に広大な田んぼが広がり、視界を遮るものが何もないため、非常に安全です。スタート地点からラッタナ村まで33km、キャッサバ農園に水を送る灌漑用水路を52km走り、ノンティム村のPCポイントとサービスポイントまで続きます。後半は、国道348号線を横断し、78km地点でカオローン城付近の背後に水田が広がり、タプラヤ、ニンワ、コクラン地区の森の丘陵地帯を走る起伏のあるルートです。その後、クローン・タキアン貯水池周辺のジャングルを抜け、コクラン地区行政組織事務所の隣でラリーを終了します。距離は151.28kmです。

本日のLeg6もタイとカンボジアの紛争が原因で日本政府より国境50km圏内の渡航禁止が出ており、三菱やトヨタのワークス勢がコンプライアンス的に不可との事で全体キャンセル。

今日はホテルの移動も無く完全なオフとなる。

初日Lag1でのクラッシュと藪漕ぎでブーツのソールも剥がれてしまい皆の笑いを誘っていた。

とても歩き辛いのでテープを貼って応急処置して騙しながら使っていたがやはり持たないので追加で接着剤を購入して再補強。

これだけの日数を仕事をせずに会社を離れた事はこの10年間で初めてだったので部屋に籠って仕事をこなす。

不安材料は少しでも取り払っておきたいのが大人の証。

更にコインランドリーにて今までのウェアなどを洗濯をして身の回りをすっきりさせた。

自分のCRFの足回りは先にも書いたとおりサスペンションのバネレートが弱く、40km位ハードに走行するとオーバーヒートして減衰を使い切ってしまい底付してしまう状態であった。

初日のクラッシュも穴ぼこの連続で底付しまくり車両コントロールが出来ずにクラッシュしてしまったのが一因。

根本的にバネレートが弱いのでどうしようも無いが、少しでも何とかしたい思いでストロークが少なくなる犠牲を払って前後ともプリロードを締めこんでみた。

これが吉と出るか凶と出るかは走ってみないとわからない。

完全にラリーはオフであったが何だかんだで忙しく1日が終わり、夕方からは翌日のコマ図配布や毎日実施される夕食を兼ねたブリーフィングを実施。

その後はいつも通りコマ図にマーキングをして明日の移動に備えてパッキングをし、早めに就寝した。

2025/08/15 Leg7:Prachinburi to Pattaya

AXCR2025公式インフォメーションブックより
出発地点からSS7を1km進むと、タイのSS1/5ユーカリ林と同じルート(距離48km)に合流します。その後左折し、4022号線を渡り、右折して熱帯雨林の小道に入ります。この小道には多くのヒョウの群れが生息しており、36kmにわたって電動の手綱でしっかりと保護されています。チャチョンサオ、サックエオ、プラチンブリの3つの県を結ぶエリアに入り、108kmの距離からPC停留所までで最初のセクションの終点となります

パート2は120km地点のPCスタート地点から始まります。バン・ソンシ・チャレオンで水路を渡り、カビンブリ地区の大きな甌穴だらけのユーカリの森に入る区間があります。道中には多くの甌穴があり、バイクと車の両方にとって難しい区間です。特に後から来る車は、スタート地点からそれほど遠くないフィニッシュ地点まで、立ち往生してウインチを使う必要があるかもしれません。SS7の総距離は約165kmです。

今日はLeg7を実施。

残す所は後2日となる。

既に複数日をデイリタイヤしており、ここまで来たら何とか完走扱いになりたい所。

最終日に向けて今日も無理はしないで危険と判断したらすぐにデイリタイヤする事に決めた。

SSスタート地点まで59km走行しSSスタート。

昨日のコマ図マーキングではマディやウォーターベットの記号が所々に有り、更に昨夜の雨によってかなり荒れていると思われる。

SSスタート後は結構な距離を問題無く走行出来た。

しかし最初のウォーターベットが出現した段階にてデイリタイヤを選択。

この後もひどい状況になっているのは容易に想像でき、明日の為に今日も回避する事に。

Leg5ではコース離脱する際にgoogleマップで一般道に出ようとしたが、タンクバッグに入れていたせいですぐに高温にて使い物にならなくなった。

そこで昨日キャンセルで休息日となった隙にスマホホルダーを購入してあった。

SS走行時は邪魔なのでホルダーを外していたが、車載工具で取り付け完了。

今回は問題無く動いたがやはり道の無い所を通れと言われるので、方角だけを頼りに一般道へ脱出成功。

このまま次のビバークに向かうのも何なのでコマ図に緯度経度が記載してあるサービスエリアに立ち寄って他のライダーを激励する事に。

サービスエリアに到着したライダーは非常に少なくSSの中でもがき苦しんでいる様子である。

またチームのメンバーがSS中にクラッシュして骨折したとの情報が入り心配になった。

※このライダーは肋骨4本骨折と肺挫傷により戦線離脱を余儀なくされた。

ちなみに我々のサービスエリアは最初のライダーが到着してから1時間後には閉鎖して次のビバークへ移動してしまうので、時間内に到着出来ないライダーはガソリンなどを自分で調達する必要が有る。

到着できた最後のライダーを見送ってから自分も次のビバーク地であるパタヤへ移動開始。

これがまた山道を走るので結構な距離で時間が掛かる。

途中で休憩などをいれながらサービスチームよりも早く到着。

まだデイリタイヤを選択したライダー以外は殆どのサービスチームやライダーが到着してないのでピットのテント設置場所確保などを実施。

一足早くホテルにチェックインして休息を取った。

いよいよ明日はAXCR2025の最終日である。

【最終回へ続く!】

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