この記録はWebike Thailandの中の人がどのようにしてAXCR(アジアクロスカントリーラリー 2025)に参戦する事になったのか、実際に参戦してその結果どうなったのかを曝け出す汗と涙とお笑いの記録である。

2025/8/11 Leg3:Nakhon Ratchasima to Nakhon Ratchasima


AXCR2025公式インフォメーションブックより
SS3は、カオヤイ地区のホテルから約70kmのところにあります。競技エリアはSS2と似ており、政府居住地によって割り当てられた山岳地帯で、自然の岩や溝があります。最初の43kmは農業地帯と地元村人の住居地につながります。5kmの間は、ラリーカーを破壊する可能性のある大きな岩だらけの道と溝があります。51~56kmの距離は、速度制限のある多くの村を通過し、キャッサバとサトウキビ農園の開けた地域であるスンヌン地区エリアを横切って、100kmの距離の前半にあたるスンヌン森林公園エリアに入ります。ここは、国道24号線沿いのスンヌン森林公園内にあるPCストップ、サービス、PCスタートポイントです。

後半の100~195kmは森林公園からスタートし、周囲はキャッサバ農園が広がる開けた地域です。ラム・サムライ貯水池の周囲をパク・トン・チャイ地区へ続く連絡線と混ざり、160kmの距離を進み、貯水池の下の地域まで下っていきます。そこは農地、キャッサバ農園、サトウキビ農園、灌漑用水路が広がる開けた地域です。195.76kmの終点で終わります。

本日も足の様子を見ながら無理そうであればデイリタイヤする事にして朝スタートを切る。

今日のコースはホテル移動は無く、ループコースで同じホテルに戻ってくる予定だが長距離のロックセクションとサンドセクションが有るので厳しいか?

ループコースの場合はホテル移動が無い分、コースの難易度が上がるらしい。

朝ホテルからリエゾン区間を走行してSSスタート地点に向かう途中でも足、肩ともに痛みが増してくる。

SSを40km程度走行した段階で足だけで無く、肩の痛みもひどく車両の制御が出来ないので危険と判断して離脱する事に。

サービスエリアにも寄らずにそのままホテルまで戻って車両整備を実施し、明日の移動に備えて荷物整理などをして就寝。

2025/08/12 Leg4:Nakhon Ratchasima to Prachinburi

AXCR2025公式インフォメーションブックより
タプラヤはカンボジア国境に接する県です。その95%は水田とキャッサバ畑が広がる開けた地域であり、東はパンシダ国立公園、南はカンボジア国境に隣接しています。そのため、安全管理と監督を容易にするため、ラリールートは1つの県のみで行われる予定です。レースは12日(SS4)と14日(SS6)の2回開催され、総距離は151.28kmです。

この地の人々はラリー競技を大変好んでおり、あらゆる国からの参加者を歓迎しています。彼らは長い間このラリーを待ち望んでおり、私たちをこの地で競技に招待してくれました。ここは開けた場所で、四方八方に広大な田んぼが広がり、視界を遮るものが何もないため、非常に安全です。スタート地点からラッタナ村まで33km、キャッサバ農園に水を送る灌漑用水路を52km走り、ノンティム村のPCポイントとサービスポイントまで続きます。後半は、国道348号線を横断し、78km地点でカオローン城付近の背後に水田が広がり、タプラヤ、ニンワ、コクラン地区の森の丘陵地帯を走る起伏のあるルートです。その後、クローン・タキアン貯水池周辺のジャングルを抜け、コクラン地区行政組織事務所の隣でラリーを終了します。距離は151.28kmです。

本日のLeg4はタイとカンボジアの紛争が原因で日本政府より国境50km圏内の渡航禁止が出ており、三菱やトヨタのワークス勢がコンプライアンス的に不可との事で全体キャンセル。

従ってホテルの移動のみの工程となる。

朝食事を摂って11時過ぎにチェックアウト後にホテルを出発。

移動時にも次のビバーク地であるPrachinburiにあるホテルまでのコマ図が用意されていたが、チームメンバーや同じ日本人の参加者が世界自然遺産のカオヤイ国立公園に行きたいとの事で同行する事に。

カオヤイ国立公園は野生の象が生息する地域であり、音量の大きいマフラーが装着されている車両は環境保全の為通行できない。

幸いにも同行したメンバーは純正マフラー、もしくは音量小さめ。

自分のCRFもヨシムラマフラーでは有るが、日本で言う所のJMCA。タイで言うTIS認証を受けており法的に準拠しているので問題無く通行できた。

道中ハスクバーナのレーサー車両と走ったが、加速で全然付いて行けない。

あの軽い車体であのパワーは羨ましい限りである。

所々観光するが、目当ての野生の象は見られなかった。

ホテルに到着後ゆっくりして明日のコマ図を受け取り、ブリーフィング、食事を実施。

明日は気合でSS完走目指そうと意気込んでみるも、部屋に戻ってコマ図にマーキングをしているとウォーターベッドやマディが山盛りに記載有り。

大丈夫か?と不安になりつつも、「安全第一で頑張りすぎない事を頑張る」を目標にする事でなんとか心を落ち着かせて就寝。

2025/08/13 Leg5:Prachinburi to Prachinburi

AXCR2025公式インフォメーションブックより
SS1のルートは約200kmに及び、山や急な丘のない平坦な土地が広がっています。2つのセクションに分かれています。最初の100kmのセクションはゴム農園のルートから始まり、ノンマイケーン村を通り、サナムチャイ森林公園に到着します。このセクションには、38~39kmの間に長さ400メートルの水場と水路があります。

アスファルト道路3076号線を横切った後、ルートはラカティン森林公園に入り、参加者は60kmと65kmで2つの小川を渡り、70kmでコンクリート製のクロン・シー・ヤド橋を渡らなければなりません。このセクションは、85.6kmのPCストップと91kmのサービスエリアまでの一般的な田舎道で終わります。ルートの後半は、92.5kmから始まり、速度制限のある村々を通り、タイ最大のユーカリの森林公園があります。競技者は、199.13 km のゴール地点に到達するまで、80 km 以上に渡って障害物、泥沼、水場などに直面します。

今日はLeg5を実施。コースは初日のLeg1と全く同じコースを再度走る。

朝7時半にホテルをスタートして54kmのリエゾン区間を走行し、SSのスタート地点まで行く。

いつの間にか自分の後ろに日本人ライダーが4人ほど連なり走っていたがいきなり自分がリエゾンでミスコースして全員釣られてミスコース(笑)

スタートの時間も設定されているので大急ぎでコース修正してなんとか時間内にSSスタート地点へ到着。

右足と右肩の調子が最悪でありLeg1での悪夢が脳裏をよぎる。

いよいよSSのスタート!

実際にSSをスタートしてみるとある程度路面が乾燥して難易度が下がり初日と打って変わって走りやすい。

しかし難易度が下がる=速度が上がる⇒サスがすぐに底付きし始める+スタンディングが出来ないのでコントロールに苦戦の悪循環。

足と肩の痛みのせいで、スタンディング出来ないので路面のショックをモロに体に受けて体力がどんどん削られていく。

初日に超絶苦労したマディやウォーターベッドは水嵩が下がっており問題無く通過。

コース的には問題無いが後は体の問題。

途中で5~6分の小休止を挟みその間に水分補給をしながら進むも、右足の痛みも限界に近く車に追い付かれた事もあり危険回避の為Leg離脱を決意。

さてここからもまた問題。

コースを離脱して一般道を探すのだが、あちこちウロウロしてショートカットして再度コースに戻ってしまい車に追い越される恐怖体験の連続(笑)

出てきた場所が悪いと車と対抗して走る事になる。

最終兵器のgoogleマップにて脱出を試みるもタンクバッグに入れたら一瞬で高温ブラックアウトで使い物にならず。。。

散々迷って農作業をしているタイ人を発見し、道を聞き出してなんとか一般道へ復帰する事ができた。

転倒したら起こせる自信が無かったのだが、なんとか脱出出来てほっとした所で激しいスコール。

ずぶ濡れになりながら走るも前が見えない位の雨量になった為、ガソリンスタンド併設のKFCへ避難して遅めの昼めしタイム。

若干雨脚が弱くなった所で再度走り出し無事ホテルへ帰還したのであった。

【第7回へ続く!】

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