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3年目、“完成度”を研ぎ澄ました進化。Akrapovicとともに挑む新章
Team Etoileは、2026年シーズンFIM世界耐久選手権(EWC)SSTクラス参戦に向けた最新マシンデザインを公開するとともに、
世界的に著名なエキゾーストシステムメーカーであるAkrapovicのサポートを受けて戦うことを発表致します。
2024年のチーム創設から3年目。
ヨーロッパでの3戦では2025年モデルにマシンをアップデートすることで、さらに戦闘力と耐久ならではの長時間走行における信頼性の向上する体制を整えました。
念願のシリーズチャンピオン獲得に向けて、私達は挑戦を続けていきます。
3年目の意味 ― “挑戦”から“勝負”へ
創設初年度から世界最高峰の耐久レースを舞台に挑戦してきた私たちは、24時間という極限環境の中で多くの学びを得てきました。
耐久レースは速さだけでは勝てません。
・壊れないこと。
・再現性があること。
・チーム全体が機能すること。
この3年間で積み上げてきたのは、単なるデータではなく「機能するチームの形」です。
2026年は、その蓄積してきたものを“結果”に結びつける年と位置付けています。
デザインの進化 ― チームの存在をより強く
今回公開する2026年仕様では、アッパーカウルからタンクにかけて配置された「Etoile 25」のロゴを、昨年モデルよりさらに大きく、より視認性の高い構成へとブラッシュアップしました。
一見して劇的に変わった印象はないかもしれません。
しかし細部のバランス、ロゴ比率、ラインの流れを一から見直すことでチームアイデンティティをより強く、より明確に打ち出しています。
さらに、カウルの隙間や開口部に影響されない位置にスポンサーロゴの配置を再調整することで皆様への視認性を大幅に改良しました。
ストッククラスという舞台で
SSTクラスでは、エンジンは市販状態を基本とする完全ストック仕様で戦います。
レギュレーションによって原則として性能向上は認められていません。
だからこそ問われるのは、
「何を選び、どう組み合わせ、どう使いこなすか」という総合力です。
限られたレギュレーションの中で、最大限のパフォーマンスを引き出すこと。
それがストッククラスの本質であり、私たちが積み上げてきた勝利のための経験です。
Akrapovicサポート ― 継続の強さ
2026年シーズン、Team EtoileはAkrapovic製エキゾーストシステムを使用して参戦します。
AkrapovicはMotoGP、WorldSBK、EWCなど世界中のトップカテゴリーで信頼を得ているブランドです。
私たちは昨シーズン、一昨シーズンにおいても同ブランド製品を使用してきました。
今回のサポート契約は、新規採用というよりも、継続してきた選択をさらに強固にするものです。
ストッククラスにおいて選択可能なパーツの一つであるエキゾースト。
その中で世界基準を採用し、積み上げたデータを熟成させていく。
派手な開発ではなく、“使い続ける強さに裏打ちされた信頼”。
一般のユーザーの皆様にもこの信頼の価値を、私達は世界耐久選手権という舞台で発信して参ります。
デカールという合理的選択
Team Etoileは創設当初から、外装表現においてデカール主体の方式を採用しています。
今回の2026年モデルもその思想を継続し、さらに完成度を高めました。
私たちは日本とフランスを行き来しながら活動するチームです。
マシンそのものも日本用とヨーロッパ用で異なる車両を使用しています。
レースウィーク中の限られた時間、複数台体制、外装交換の可能性――これらを考慮すると、再現性と迅速性は極めて重要な要素です。
デカール方式には以下の利点があります。
・細部まで精密なデザイン再現が可能
・短時間での施工が可能
・複数台へ均一品質で展開可能
・補修や再施工が容易
・コスト効率に優れる
一度設計と型を完成させれば、10台でも20台でも同じ完成度を維持できる。
常に転倒やトラブルと隣り合わせの耐久レースという実戦環境において、これは大きな武器となります。
MDFとの協業
デカール製作には、日本のMDF製品を採用しています。
前年モデルにおいてもMDF製品を使用し、その品質と耐久性は実戦で証明済みです。
転倒や外装交換が発生しても、チームのビジュアルを高い水準で維持できる。
これは単なる見た目の問題ではなく、ブランド発信力の継続にも直結します。
合理性と美しさを両立すること。
それがTeam Etoileの選択です。
Team Etoileについて
Team Etoileは、2024年に設立された、日本とヨーロッパをつなぐ国際的レーシングチームです。
EWC世界耐久選手権SSTクラスを舞台に、日本人ライダー・スタッフが世界で戦う機会を創出し、実戦の中で育成と競争を両立させています。
チームの最新情報は下記よりご覧いただけます。
https://profu.link/u/teametoile25
Addendum
2025年9月、Team EtoileはスロベニアにあるAkrapovic本社を訪問しました。
この訪問は、当チーム第一ライダーである大久保光選手の案内により実現したものです。
本社工場内では、機密保持の観点からスマートフォンなどのカメラ類を預け、撮影や記録を行わない条件のもとで案内を受けました。
市販車向け量産ラインから、MotoGPをはじめとする世界最高峰カテゴリー向けエキゾーストの開発現場まで、可能な範囲で製造思想や品質管理体制について説明を受け、製品が生まれる背景を直接知る貴重な機会となりました。
併設ギャラリーには、創業初期から現在に至るまでのレース活動の歴史や、世界各地で勝利を重ねてきたマシンが展示されており、同社が積み重ねてきた挑戦と成果を実感しました。
耐久レースにおいて私たちが重視するのは、極限環境でも安定して性能を発揮する信頼性です。本社訪問を通じて、Akrapovicが世界のトップカテゴリーで支持され続ける理由を改めて確認するとともに、製品を“使い続ける強さに裏打ちされた信頼”を再認識する機会となりました。
今回の訪問は単なる視察ではなく、互いの姿勢や価値観を共有する対話の時間でもありました。今後もその信頼関係を基盤に、2026年シーズンへ臨みます。
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