ホンダのサテライトチームであるLCR(ルーチョ・チェッキネロ・レーシング)は、チーム創立30周年という節目の年を迎える2026年シーズンの参戦体制を公開した。今季はプレミアクラス10年目となるベテランのヨハン・ザルコに加え、モト2クラスを制した新星ディオゴ・モレイラを擁する強力なラインナップで挑む。ホンダから供給されるマシン「RC213V」には、長年のパートナーであるカストロール、そして新たにタイトルスポンサーとなったプロホンダのロゴが鮮やかに配された。

伝統のカラーを纏い進化した、RC213Vの最新グラフィック

2026年シーズンを戦うホンダ「RC213V」は、LCRの30周年を祝うアニバーサリーにふさわしい特別な装いでお披露目された。

ヨハン・ザルコが駆るカストロール・ホンダ・LCRのマシンには、伝統的なカストロールのグリーンとレッドが施され、最高峰クラスの舞台で圧倒的な存在感を放つ。

一方、今季から誕生したプロホンダ・LCRを象徴するディオゴ・モレイラのマシンは、ホンダの純正オイルブランドである「Pro Honda」のロゴを冠したスタイリッシュなデザインに仕上がった。

これらのマシンは外観だけでなく、昨シーズンからのフィードバックを反映した最新の技術が投入されており、激化するプレミアクラスを勝ち抜くための戦闘力を秘めている。

1月下旬にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたシェイクダウンテストでも、新戦力のモレイラがその高い適応能力を発揮し、マシンのポテンシャルを存分に引き出した。

左カストロール・ホンダ・LCR、右プロホンダ・LCR

Moto2王者ディオゴ・モレイラは「プロホンダ・LCR」で最高峰クラスへ

1996年のチーム創立から31年目、最高峰クラス参戦21年目という記念すべきシーズンに向けて、LCRは大きな変革を遂げた。今年からホンダの純正オイルおよびケミカルブランドであるプロホンダの全面的な支援を受け、プロホンダ・LCRが新たに誕生している。

この新チームのシートを射止めたのは、ブラジル人ライダーとして大きな注目を集める21歳のディオゴ・モレイラだ。長年の努力が実を結びモト2クラスのタイトルを獲得した彼は、ついにモトGPライダーになるという第1の夢を叶えた。

モレイラは自身の目標について、バイクを理解しチームとの時間を楽しみながら、自分自身のポテンシャルを最大限に発揮することを目指す。チームプリンシパルのルーチョ・チェッキネロは、どんなマシンにも適応できる彼の卓越した能力と献身的な姿勢がチームの価値観に合致していると高く評価した。

すでに新人に与えられる優遇措置を活用し、1月末からセパン・インターナショナル・サーキットで行われたシェイクダウンテストにも参加しており、デビューに向けた準備は着実に進行中といえる。

ディオゴ・モレイラ選手

ヨハン・ザルコが牽引する「カストロール・ホンダ・LCR」

もう一方の陣容を支えるのは、キャリア通算18年目を迎えるフランス人ライダーのヨハン・ザルコである。イギリスのオイルメーカーであるカストロールの支援を受けるカストロール・ホンダ・LCRから継続参戦する彼は、これまでの経験を武器にさらなる高みを目指すと宣言した。

ザルコはこれまでのキャリアを誇りに思うと同時に、再び優勝を飾り何度も表彰台に上がることを目標に掲げている。過酷なシーズンを戦い抜く上で冷静さを保つことの重要性を説き、諦めずに信じ続ける姿勢が結果につながるとの信念を語った。

チェッキネロ代表も、ザルコが積み重ねてきた膨大な経験がチームのリザルトに大きく貢献していると全幅の信頼を寄せる。LCRは1996年の設立以来、通算133回の表彰台、41回の優勝、36回のポールポジションを積み上げてきた。この輝かしい歴史をさらに更新すべく、ベテランの技術と若き才能を融合させた2026年のプロジェクトがついに本格的なスタートを切る。

ヨハン・ザルコ選手

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