レッドブルKTMは、2026年シーズンのMotoGP参戦体制を正式に発表した。
参戦10年目の節目を迎える今季は、エースのブラッド・ビンダーに加え、昨季躍進したペドロ・アコスタをファクトリーチームに起用する。
サテライトのテック3にも実力者を揃え、最新のRC16とともに世界最高峰クラスの頂点を目指す体制が整った。
目次
参戦10年目の節目に挑む最強の4名体制
レッドブルKTMにとって、2026年は最高峰クラスであるグランプリレースに参戦してから10年目という重要な節目にあたる。この記念すべきシーズンに向け、チームはオレンジとブルーを基調とした特徴的なカラーリングを刷新し、新たな戦いに臨む決意を示した。
ライダーラインナップは非常に強力で、レッドブルKTMファクトリー・レーシングからはペドロ・アコスタとブラッド・ビンダーが出場する。さらに、レッドブルKTMテック3にはエネア・バスティアニーニとマーベリック・ビニャーレスという、経験豊富かつ勝利を知る2名が加わった。この4名の合計経験シーズン数は24に達し、盤石の布陣でタイトル争いに加わる準備を整えている。
マシン紹介
使用されるマシンは、現行のテクニカルルールに基づいて開発された最新かつ最後のKTM RC16である。
このマシンは過去に366.1km/hというMotoGP最高速度記録を打ち立てており、2026年もその圧倒的なポテンシャルが期待されている。開発陣は数週間にわたる戦略を練り、トラック上でのミリ秒単位のタイムを削り出すために、ファクトリーエンジニアによる日単位の計画を遂行してきた。次世代マシンの登場を見据えつつも、現行レギュレーションの集大成として、2026年シーズンにすべてのリソースを投入する構えだ。
レッドブルKTMファクトリー・レーシング
ペドロ・アコスタ選手
昨シーズン、最高峰クラス2年目にして世界ランキング4位という素晴らしい成績を収めたペドロ・アコスタは、「2025年後半はベストコンディションではない時でも常にトップ5圏内を維持し、良い結果を残し始めることができました。今年はさらなる高みを目指し、来週のセパンテストから良いスタートを切りたい」と、さらなる自信をのぞかせている。チーム側も、若き才能がもたらす爆発力に大きな期待を寄せており、ファクトリーチームの主軸として彼をバックアップする。
ブラッド・ビンダー選手
一方、チームの柱であるブラッド・ビンダーは、オフシーズンの間に徹底したトレーニングを積み、心身ともにリフレッシュした状態で新シーズンを迎える。ビンダーは昨シーズン、本来の実力を発揮しきれず、走行中に考え込んでしまう場面があったことを振り返り、「今シーズンはもっとライディングを楽しみ、自分の本来の能力を発揮したい。大きくステップアップできると確信しています」と語り、自身のスタイルに集中することで本来のパフォーマンスを取り戻そうとしている。
レッドブルKTMテック3
サテライトチームであるレッドブルKTMテック3も、ファクトリーチームと同等の強力な体制を敷く。
エネア・バスティアニーニ選手
エネア・バスティアニーニは、2025年に得た学びを糧に、「2026年はバイクとチームをより深く理解できるので、これまでとは違うシーズンになるはず。重要な目標のために再び戦いたい」と、再びタイトルのために戦う意欲を燃やしている。
マーベリック・ビニャーレス選手
マーベリック・ビニャーレスも、昨年の負傷から完全に回復し、エネルギーに満ち溢れている。ビニャーレスは、「このプロジェクトを成功させるという大きな責任を感じていますが、そういう時こそ最高のパフォーマンスができるので、準備は万端です」と述べ、自身の役割を前向きに捉えている。
KTMのモータースポーツディレクターピット・バイラー氏コメント
KTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・バイラーは、4人のライダー全員が特別な才能を持っており、彼らが100パーセントの力を発揮できるパッケージを提供することが最大の目標であったと述べている。
2月7日のクアラルンプールでの発表会を経て、タイでのプレシーズンテスト、そして2月末のタイ・グランプリ開幕戦へと続く過密なスケジュールの中で、KTM軍団がどのような快進撃を見せるのか、世界中のファンが注目している。 ギャラリーへ (13枚)この記事にいいねする
































