2025年シーズンに6年連続7度目となるコンストラクターズ部門を制覇したドゥカティは、創立100周年を迎える2026年シーズンに向けた新体制を発表した。世界遺産マドンナ・ディ・カンピーリオで披露された新型マシン「デスモセディチGP26」は、伝統の赤を基調とした記念カラーを採用。最強の布陣でさらなる記録更新に挑む。

伝統の赤に白のストライプを纏った「ロッソ・チェンテナリオ」の輝き

「ロッソ・チェンテナリオ(100周年レッド)」カラーリング

ドゥカティは1月19日、イタリア北部のスキーリゾート地であるマドンナ・ディ・カンピーリオにおいて、2026年シーズンのモータースポーツプロジェクトを公開した。今シーズンはドゥカティ・モーター・ホールディングにとって創業100周年という記念すべき節目であり、その祝祭にふさわしい特別なマシンがベールを脱いだ。公開された「デスモセディチGP26」は、「ロッソ・チェンテナリオ(100周年レッド)」と名付けられた深みのある真紅のボディを纏っている。さらに、フェアリングには歴史を想起させるダブルホワイトのストライプが施されており、ドゥカティの技術的遺産と未来への進化を象徴するデザインへと昇華された。

最高経営責任者のクラウディオ・ドメニカリは、ライダーズタイトル4連覇とマニュファクチャラーズタイトル6連覇という実績は、単発の出来事ではなく、確固たる組織力と絶え間ない向上心がもたらした結果であると強調した。2026年型マシンは、これまでの技術的進化の頂点を体現するものであり、ドゥカティ・メソッドの最先端を融合させたパッケージとして完成した。また、ジジ・ダリーニャは、2026年シーズンが2027年のレギュレーション大幅変更を控えた重要な移行の年であると言及し、7年連続のマニュファクチャラーズタイトル獲得という野心的な目標を掲げている。

ライダー紹介

フランチェスコ・バニャイア選手

フランチェスコ・バニャイア選手

ドゥカティ・レノボ・チームでの起用6年目を迎えるバニャイアは、昨シーズンを多くのことを学んだチャレンジングな1年だったと振り返っている。彼は「最後まで諦めずに、あらゆる状況に立ち向かい、あらゆる経験から学ぶことが重要だった」と語り、逆境を糧にする姿勢を強調した。

バニャイアにとって2026年シーズンは、ドゥカティ創立100周年という節目に加え、印象的な新しいカラーリングで戦えるという特別な意味を持っている。彼は「新しいデスモセディチGPでできるだけ早くトラックに戻りたいという気持ちがさらに強くなった」と述べ、自身のポテンシャルを最大限に発揮できる新たな機会に強い意欲を示した。チーム全員と再会し、再び主役として仕事に戻ることを心待ちにしている。

マルク・マルケス選手

マルク・マルケス選手

移籍2年目となるマルク・マルケスにとって、2025年は自身のキャリアにおける重要な節目となった。彼は「あらゆる困難に立ち向かい、まずは自分自身に再び勝てる力があることを証明するための挑戦だった」と振り返る。数字や記録よりも、自身のポジションを再確立することに焦点を当てており、2026年をさらなる挑戦の年と位置づけている。

マルケスは、最も競争力があり信頼性の高いデスモセディチGPのパッケージを最大限に活用できる自信をのぞかせている。当面の目標として「怪我から回復し、ライディングへの自信を取り戻すこと」を掲げつつ、ドゥカティ・レノボ・チームと共にトラックで素晴らしいパフォーマンスを見せることを誓った。最初のトレーニングセッションでは非常に良い感触を得ており、2月のマレーシアテストをシーズン最初の真の試練として見据えている。

2月から始まるセパンテストで2026年シーズンが本格始動

参戦24年目を迎えるドゥカティ・レノボ・チームは、2月3日からマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される今年最初のオフィシャルテストに参加する。創立100周年の誇りを胸に、2026年シーズンに向けた実戦的な準備がいよいよ本格的に取り掛かることとなる。

100周年の特別なカラーリングを施したマシンの詳細なスペックや、テスト走行での二人の王者のパフォーマンスについても、引き続き注目していきたい。

左から、フランチェスコ・バニャイア選手、ジジ・ダッリーニャ氏、マルク・マルケス選手

ギャラリーへ (4枚)

この記事にいいねする


コメントを残す