1月17日、サウジアラビアのヤンブー。第48回ダカール・ラリーは、モータースポーツの歴史に永遠に刻まれるであろう衝撃的な結末を迎えた。15日間、8,000kmにおよぶ死闘の果てについた決着は、わずか「2秒」差。これはダカール・ラリー史上、最も僅差での優勝決定である。主催者はこの瞬間を、1989年のツール・ド・フランスに匹敵する「スポーツ史に残る大逆転劇」と評した。なぜ王者は敗れ、挑戦者は奇跡を掴んだのか。激動の後半戦を振り返る
前半戦の支配者、サンダース
今大会、間違いなく最強のライダーはダニエル・サンダース(KTM)だった。 昨年のダカール覇者であり世界選手権王者でもある彼は、序盤から圧倒的なスピードとナビゲーション能力を見せつけ、レースを支配していた。ステージ9の時点で、ライバルであるリッキー・ブラベック(ホンダ)に対し6分以上のリードを築き、すでに連覇が見え始めていた。 しかし、ダカールの魔物はステージ10「ビシャ」への道で彼を待ち受けていた。
情報提供元 [ Off1.jp ]
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