Team Etoile 2026年シーズン体制

2024年より10年計画で挑み始めたFIM世界耐久選手権(EWC)への参戦は、今年で2年目を終えました。
2025年はスーパーストック(SST)クラスに挑み、シーズンランキング5位を獲得。
チームとして初のル・マン24時間耐久レース完走、そして鈴鹿8耐ではクラス優勝という大きな成果を挙げることができました。これもひとえに皆さまの温かいご支援のおかげです。

2026年は引き続きFIM世界耐久選手権(EWC)SSTクラスへ参戦し、シリーズチャンピオン獲得を目標に挑戦を続けます。

シーズンランキング5位を獲得した2025年のチーム体制 / もてぎ

3年目のTeam Etoileの挑戦

2024年から10年計画で世界に挑むTeam Etoileは、3つの軸で活動しています。

1. レース成績の追求
一戦一戦で最高の結果を追い求め、妥協せず挑み続ける。その積み重ねが、チームの成長と更なる飛躍を生み出します。

2. 若手へのチャンスと人材輩出
ライダーだけでなく、メカニックやスタッフも含めた若手に国際舞台でのチャンスを提供する。彼ら自身が成長を掴み、次のステージへと羽ばたいていく。その成長と飛躍を後押しすることが、私たちの役割です。

3. バイクレースの裾野拡大
SNSや動画、ライブ配信を通じて、バイクレース、特に耐久レースの魅力を伝え、より多くの方に興味を持っていただく。そこから観戦だけでなく、自らレースに挑戦したい、チームスタッフとして関わりたいと思う方が増えていく。そうした広がりを目指しています。

3年目となる2026年、私たちは明確な目標を掲げます。2年連続5位の悔しさを糧に、2026年こそSSTクラスでシリーズチャンピオンを獲得します。

2026年のライダー体制

この挑戦を支えるのが、3年目のリーダー大久保光選手を中心とした布陣です。新加入の鳥羽海渡選手、2年目の伊藤元治選手、そして第4ライダーの豊島怜選手。それぞれが異なる経験とスキルを持ち寄り、チーム一丸となって世界の頂点を目指します。

どうか2026年も変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

第1ライダー 大久保 光

チームエトワールで世界耐久選手権スーパーストッククラスに参戦して、今年で3年目を迎えます。こうして再び共に戦えることを、とても嬉しく思います。これもチームをはじめ、関係者の皆様、スポンサーの皆様、そして応援してくださっているファンの皆様のおかげです。心より感謝いたします。

2024年、2025年とランキング5位が続き、世界一に届きませんでしたが、2026年こそチーム一丸となって必ず世界一を掴みにいきます。チーム最年長ライダーとして、4人のライダーをまとめるリーダーシップを発揮するとともに、自身の走りでもさらなる成長を目指します。耐久レースはチームスポーツです。走りだけでなく、組織としてのチーム力を高める言動・行動を意識し、全員で勝利を掴みにいきます。

応援よろしくお願いします。


第2ライダー 鳥羽 海渡

2026年の活動については、自分にとって非常に悩ましい決断でした。
EWC参戦2年目のシーズンをどこで戦うべきか、自分の力を最も発揮し、結果を残せる環境はどこなのか、長い時間をかけて考え続けてきました。

市川代表とはチーム創設時からのご縁があり、今シーズンはチーム体制やレース準備を間近で見てきました。その中で、「勝つためにすべてを徹底できるチーム」であると強く確信しました。

この環境で力を最大限に発揮すれば、世界チャンピオンを狙える――その確信が、エトワールから参戦を決めた理由です。2026年にしっかりと結果を残し、それを足がかりに未来につなげる。その明確な目標に向けて、チームとともに世界の頂点を目指します。


第3ライダー 伊藤 元治

2025年は、初めて走るサーキットでは走り出しに苦戦し、レース本番の中でアベレージタイムを上げていく展開が多くありました。
2年目となる2026年は、昨年のベストからスタートすることが求められます。そこを達成できれば、レースウィークの内容が変わり、戦略の幅もさらに広げられると考えています。

同時に、チームの一員としての役割を果たしていきます。レースで結果を出すことはもちろん、チーム活動やファンとの交流など、プロライダーに求められる様々な責任を理解し実行する。その姿勢が、次のステージでも評価されるライダーへの成長につながると考えています。

新しいチームメイトが加わり、新たな刺激を受けながら、チーム一丸となってチャンピオンを狙いにいきます。


第4ライダー 豊島 怜

2026年は、チームエトワールから世界耐久ロードレース選手権スーパーストッククラスに、参戦させていただくことになりました。まずは、自分を起用してくださった市川代表、スポンサーの皆様、そして日頃から応援してくださっているファンの皆様に、心より感謝申し上げます。

BMWのマシン、そして初めて走るサーキットに、とてもワクワクしています。
いち早くチームの戦力となれるよう、まずは様々な変化に対応し、諸先輩方やチームからのアドバイスを素直に吸収しながら精一杯努めてまいります。

レースでは与えられた役割を全うし、チームの勝利に貢献できるよう全力を尽くします。
皆様、応援のほどよろしくお願いいたします。


チーム代表 市川 貴志

2025年シーズンを振り返って

2024年より10年計画で挑み始めたFIM世界耐久選手権への参戦は、2025年で2年目を終えました。今年は鈴鹿8耐でクラス初優勝、そしてチームとして初のル・マン24時間耐久レース完走という大きな成果を挙げることができました。初年度のゼロからの立ち上げから、2年目で安定した運営ができるチームへと成長できたことを実感しています。

最終戦ボルドールでは、スタートから11時間時点でのエンジントラブルによりリタイアとなり、シリーズチャンピオンの夢は叶いませんでした。しかし、この2年でしっかりと準備をし、レース中も耐久チームらしい仕事ができるようになった。その過程での成長を感じられたことは非常に大きな成果でした。

サーキットビジョンに映る奥田選手 / ボルドール

2026年ライダー体制について

2026年のライダー体制について、まず2年間チームを支えてくれた渡辺一樹選手と奥田教介選手に心から感謝を申し上げます。渡辺選手は初年度スパでのポールポジション、今年の鈴鹿での最終スティントでの劇的な優勝など、ベテランとして素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。奥田選手もル・マンでの無転倒の安定した走りなど、耐久レースにおいて非常に魅力のあるライダーでした。お二人とも実力は申し分ありません。今回の体制変更により共に戦えなくなることは、私にとって非常に苦渋の決断です。

しかし、私たちのチームは「若手にチャンスを与える」ことを存在意義としています。チーム立ち上げの1-2年目は、ゼロから流れに乗るまでベテラン中心の体制でしたが、チームが十分に機能するようになった3年目は、より若手の割合を増やすフェーズへと移行します。耐久レースでは8時間レースが3人、24時間レースでも4人しかシートがありません。ベテラン1人と20代中盤の若手ライダーという体制にすることで、「人材輩出チーム」としての役割を果たしていきたいと考えました。これはパフォーマンスの問題では一切なく、チームの目標達成のための戦略的判断です。

第1戦 レースウィークのパレードにて / ル・マン

各ライダーへの期待

2026年、チームを牽引するのは大久保光選手です。彼は立ち上げ時からチーム作りの過程で様々な相談に乗ってくれた、頼りになる存在です。走りでもまだまだ伸びしろがあり、最年長として4人のライダーを一丸にまとめる組織牽引力を発揮してくれることを期待しています。

新たに加わる鳥羽海渡選手は、10代からMoto3で長年ヨーロッパを走ってきた実力者です。大排気量クラスでヨーロッパのスプリントレースで活躍したいという明確な目標を持ち、そのステップとして我々の世界耐久1000ccで結果を出し、次のチャレンジへとつなげる。これはまさに「人材輩出チーム」としての理念を体現するものであり、彼の速さと安定感は、チームの戦闘力を一段押し上げてくれるでしょう。

2年目となる伊藤元治選手は、初年度に期待値を超える素晴らしい活躍を見せてくれました。特に雨のコンディションでは上位クラスのトップライダーと近いタイムで走り、ダブルスティントでチームに大きく貢献してくれました。2年目は、走り込めばまだまだ速くなると確信しています。冷静に黙々とバイクと向き合い、どのような状況でも頼りになる存在として、さらなる飛躍を期待しています。

第4ライダーの豊島怜選手は、ST1000全日本ロードレース選手権で戦う若手です。初めてのBMW、初めてのサーキットという挑戦になりますが、スプリントと耐久の違いを若いながらに理解している印象を受けています。我々の耐久レースと全日本ロードレース選手権の両方に参戦することで、様々な局面で1000ccバイクを操る能力を高め、1年後にはメイン3人のライダーに入れる魅力を身につけてほしいと期待しています。

この4人が、2026年ボルドールで完走を果たし、チャンピオンへの道を開く / ボルドール

2026年への決意

この2年間ル・マンからトップチームに離され、ポイント差を気にしながら追いかけるレースをしてきました。3年目は、追いかけられる立場でシリーズ戦の戦略を考えられるよう、「勝つために何ができるか」を徹底的に追求していきます。機材面、戦略面、チーム運営、あらゆる面で改善の余地を探し続け、今年以上の結果を出していきたいと考えています。ボルドールで味わった悔しさを、2026年こそ喜びに変えるために、チーム全員で挑戦を続けます。

改めて、応援してくださるファンの皆様、そしてご支援いただいているスポンサーの皆様に心より感謝申し上げます。2026年、Team EtoileはSSTクラスで世界の頂点を目指して挑戦を続けます。変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。


2026 レースカレンダー

第1戦:4月16〜19日 ル・マン24時間耐久レース(フランス・ル・マン)
第2戦:6月5〜6日  スパ8時間(ベルギー・スパ=フランコルシャン)
第3戦:7月3〜5日  コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース(日本・鈴鹿サーキット)
第4戦:9月17〜20日 ボルドール24時間耐久レース(フランス・ポールリカール)

EWC 2026 Season calendar

私たちと同じ名前の道。この先8年、どこへ続いていくのだろう / ル・マン Rue de l'Etoile

Gallery

2025 Rd.1 / ル・マン

大久保 光 / ル・マン

伊藤 元治 / ル・マン

伊藤 元治 / ル・マン

2025 Rd.2 スパ・フランコルシャン

大久保 光 / スパ・フランコルシャン

伊藤 元治 / スパ・フランコルシャン

2025 Rd.3 鈴鹿

大久保 光 / 鈴鹿

伊藤 元治 / 鈴鹿

2025 Rd.4 ボルドール

大久保 光 / ボルドール

伊藤 元治 / ボルドール

ギャラリーへ (30枚)

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