■予選:10月25日/決勝:10月26日
■開催地:セパン・インターナショナルサーキット(マレーシア)
■レース周回数:20周(110.860 km)

ミシュランのソフト仕様が限界レベルの温度域に耐え
アレックス・マルケスが今季3勝目をマーク

二輪ロードレースの世界最高峰 MotoGP世界選手権の2025年シーズン第20戦マレーシアGPが開催され、土曜日に10周で行われたスプリントレースはDucati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアが、日曜日に20周で行われたグランプリレース(決勝レース)はBK8 Gresini Racing MotoGPのアレックス・マルケスがそれぞれ優勝を飾りました。この結果、BK8 Gresini Racing MotoGPは、バイクメーカーファクトリーチームではない独立系チームの2025年シーズン最上位の座を手中にしました。

日曜日のグランプリレースでは、出場全ライダーがリヤタイヤに今大会におけるソフト仕様を履き、フロントタイヤに関しても半数以上のライダーがソフト仕様を選びました。路面温度はミシュランの計測で57℃に達し、ソフトタイヤにとっての理想的な範囲を大きく超える限界レベルのコンディションでしたが、それでもMICHELIN Power Slickは高いパフォーマンスを発揮。アレックス・マルケスは従来記録を更新するファステストラップをマークしながら40分超のレースを制してみせ、ミシュランタイヤの高い信頼性が証明されました。

マレーシアGP優勝
アレックス・マルケス(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

土曜日のスプリントレースを2位でフィニッシュしたことにより、アレックス・マルケスはライダー選手権の年間ランキング2位を確定させました。1カ月前の日本GPでは兄のマルク・マルケスがシリーズタイトル獲得を決めており、ロードレースの世界最高峰シリーズにおいて史上初の、兄弟によるシリーズトップ2独占が果たされることになりました。そしてアレックス・マルケスは、日曜日に行われた灼熱のグランプリレースで独走優勝を決め、今シーズン3勝目をもぎ取りました。


これまでに得てきたデータや知見をもとに、ミシュランはマレーシアGP向けの前後タイヤのコンパウンド設定を見直し、フロントには新たなハード仕様を、リヤには新しいミディアム仕様を用意。ただし実際には、前後ともにソフト仕様が主に使用されました。

予選ではフランチェスコ・バニャイアが今シーズン3度目のポールポジションを獲得。続いて行われたスプリントレースでもバニャイアは速さを見せ、スタートで首位に立つと、そのポジションを一度も譲ることなく走り切って、日本GPに続くスプリント優勝を飾りました。

グランプリレースでは、12名のライダーがフロントにソフト仕様を、10名がミディアム仕様を装着。フロントにソフトを選んだひとりが#73 アレックス・マルケスで、フロントにミディアムを履いたポールシッターの#63 バニャイアを2周目にかわすと、独走優勝を飾りました。

グランプリレースの2位には、ほとんどの周回で単独走行となったKTMのペドロ・アコスタが入りました。そして、彼には大きく水を開けられたものの、ホンダのジョアン・ミルがフランコ・モルビデリを僅差で振り切って3位に。今季2度目の表彰台獲得を果たしました。

9月のサンマリノGPでの転倒で負った怪我が癒えてきたMotoGPルーキーの小椋 藍は、スプリントレースを12位、グランプリレースを10位でフィニッシュ。しかし、MotoGP新人賞はBK8 Gresini Racing MotoGPのフェルミン・アルデグエルが獲得することになりました。

グランプリレースにおけるアレックス・マルケスは、ファステストラップの従来記録を更新しつつ優勝。57℃という限界レベルの路面温度ながら、巧みなコントロールさえあればソフト仕様でも十分に持たせてハイペースで走り切れるという、ミシュランタイヤの懐の深さが示されました。



【画像】MOTOGP 2025 ROUND 20 MALAYSIA (9枚)

情報提供元 [ 日本ミシュランタイヤ ]

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